見積依頼回答 (tdpur1506m000)
セッションの目的: 見積依頼回答を表示、入力、およびメンテナンスします。
見積依頼ラインが入札者にリンクされると、このセッションに回答ラインが挿入されます。状況が [作成済] となっている回答ラインのデータは変更できません。回答ラインの [送付済] 状況は変更する必要があります。
- 回答ラインの状況が [入札なし]、[回答なし]、[受入済]、または [拒否済] である場合、[変換アクション] および [変換タイプ] フィールドのみを指定できます。その他のすべてのフィールドは変更不能です。
- 回答ラインの状況が [交渉中] である場合、[有効期限] フィールド、価格、値引、および入庫日に関連するフィールドの値は見積依頼交渉 (tdpur1606m000) セッションから取得され、現行セッションでは指定できません。
- 価格帳または値引スケジュールを回答ラインとリンクさせることができます。回答ラインを購買契約にコピーする場合は、価格帳および値引スケジュールを新しい価格帳および値引スケジュールにコピーします。
- 入札者の価格と値引がすでに利用可能である場合は、見積依頼を入札者に送付する必要はありません。ただし、現行の価格と値引を、提出された回答と比較することはできます。現行価格と、入札者から回答された価格とを比較するには、[デフォルト価格および値引を取得しますか ?] の質問に 「Yes」 と応答します。
- 入札者
-
商品またはサービスのオーダ先の取引先。これは通常発注先の販売部署になります。この定義には、デフォルト価格と値引合意、購買オーダのデフォルト、受渡条件、関連する出荷元と請求元の取引先が含まれます。
- 状況
-
見積依頼回答ラインの状況
指定可能な値
- 作成済
-
見積依頼オブジェクトが作成されています。
- 送付済
-
見積依頼オブジェクトは、リンクされている入札者を 1 人以上含んでおり、[見積依頼の出力 (tdpur1401m000)] セッションで出力されています。
- 修正済
-
見積依頼オブジェクトは、出力後に変更されています。
- 回答済
-
[見積依頼回答 (tdpur1506m000)] セッションで[送付済]状況の回答ラインをマニュアルで更新すると、見積依頼回答ラインは自動的にこの状況を受信します。この状況は、[見積依頼回答 (tdpur1506m000)] セッションでマニュアルで指定することもできます。
この状況は、見積依頼回答ラインにのみ適用されます。見積依頼ヘッダ、ライン、および入札者をこの状況にすることはできません。
- 処理中
-
[見積依頼回答 (tdpur1506m000)] セッションで少なくとも 1 つの回答ラインが更新されています。つまり、この回答の状況は、[回答済]、[入札なし]、[回答なし]、[交渉中]、[受入済]、または[拒否済]であるということです。
この状況は、見積依頼ヘッダ、ライン、および入札者にのみ適用されます。見積依頼回答ラインをこの状況にすることはできません。
- 入札なし
-
入札者からの回答ラインが見積依頼 (ライン) に受信されることはありません。この状況は、[見積依頼回答 (tdpur1506m000)] セッションでマニュアルで指定する必要があります。この状況の回答ラインを更新することはできません。
この状況は、見積依頼回答ラインにのみ適用されます。見積依頼ヘッダ、ライン、および入札者をこの状況にすることはできません。
- 回答なし
-
入札者からの見積依頼回答ラインが見積依頼 (ライン) に受信されることはありません。この状況は、[見積依頼回答 (tdpur1506m000)] セッションでマニュアルで指定する必要があります。この状況の回答ラインを更新することはできません。
この状況は、見積依頼回答ラインにのみ適用されます。見積依頼ヘッダ、ライン、および入札者をこの状況にすることはできません。
- 交渉中
-
回答ラインに関して交渉人が入札者と交渉中です。[見積依頼交渉 (tdpur1606m000)] セッションで回答ラインに交渉レコードが指定されると、回答ラインは自動的にこの状況を受信します。
この状況は、見積依頼回答ラインにのみ適用されます。見積依頼ヘッダ、ライン、および入札者をこの状況にすることはできません。
- 受入済
-
見積依頼 (ライン) に関して入札者から受信された回答ラインが承認されています。この状況は、[見積依頼回答 (tdpur1506m000)] セッションでマニュアルで指定する必要があります。この状況の見積依頼回答ラインを更新することはできません。
この状況は、見積依頼回答ラインにのみ適用されます。見積依頼ヘッダ、ライン、および入札者をこの状況にすることはできません。
- 拒否済
-
見積依頼 (ライン) に関して入札者から受信された回答ラインが拒否されています。この状況は、[見積依頼回答 (tdpur1506m000)] セッションでマニュアルで指定する必要があります。この状況の見積依頼回答ラインを更新することはできません。
この状況は、見積依頼回答ラインにのみ適用されます。見積依頼ヘッダ、ライン、および入札者をこの状況にすることはできません。
- 処理済
-
見積依頼が[見積依頼の変換 (tdpur1202m000)] セッションで変換されているか、または[変換アクション]が[無視]として指定されている回答ラインが、[未変換見積依頼回答の処理 (tdpur1223m000)] セッションで処理済となっています。
- 見積依頼
-
入札者から回答データが提出された見積依頼 (RFQ) の番号
- ライン
-
入札者から回答データが提出された見積依頼 (RFQ) ラインの番号
- 代替
-
見積依頼 (RFQ) ラインの連番。優先品目の代替にできる品目が含まれている場合、これは 1 より大きい番号になります。
代替は、[購買見積依頼ライン (tdpur1502m000)] セッションでマニュアルで指定する必要があります。
例
このフィールドに指定した連番は、見積依頼ラインの最適な代替順序を示します。つまり、連番 1 は本来の参照品目の代替品目として使用できる最初の優先品目、連番 2 は 2 番目の優先品目、という順序を意味します。
- 品目コードシステム
-
品目コードシステムのコード。品目コードシステムは、別の基準 (入札者の品目コードなど) で品目を検索するために使用します。
- 品目
-
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
注:倉庫が WMS の場合、次のようになります。
- [倉庫管理システムインタフェースパラメータ (whwmd2105m000)] セッションで倉庫に関して[入庫部品表/リスト品目]チェックボックスがオフの場合は、このフィールドに 「キット」 タイプのリスト品目を入力できません。
- 倉庫の[在庫内シリアル]チェックボックスが[倉庫管理システムインタフェースパラメータ (whwmd2105m000)] セッションでオフの場合、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000)] セッションで[在庫内シリアル]チェックボックスがオンになっているシリアル番号付品目を入力できません。
- 倉庫の[在庫外シリアル]チェックボックスが[倉庫管理システムインタフェースパラメータ (whwmd2105m000)] セッションでオフの場合、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000)] セッションで[在庫内シリアル]チェックボックスがオフになっているシリアル番号付品目を入力できません。
- 倉庫の[在庫外ロット]チェックボックスが[倉庫管理システムインタフェースパラメータ (whwmd2105m000)] セッションでオフの場合、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000)] セッションで[在庫内ロット]チェックボックスがオフになっているロット管理品目を入力できません。
- 標準記述
-
このチェックボックスがオンの場合、標準品目記述と特定の見積依頼 (RFQ) ラインの両方のテキストが出力されます。
このチェックボックスがオフの場合、特定の見積依頼 (RFQ) ラインのテキストのみが出力されます。
- 製造元製品番号
-
品目および入札者の優先製造元製品番号 (MPN)
デフォルト
このフィールドには、[購買見積依頼ライン (tdpur1502m000)] セッションの[製造元製品番号]フィールドの値がデフォルト値として入ります。ただし、見積依頼ラインの優先 MPN が入札者に許可されない場合、品目および取引先別 MPN (tdipu0148m000) セッションから入札者の優先 MPN が取得されます。
- 製造元
-
製造元製品番号 (MPN) にリンクされた製造元
- 有効化コード
-
有効化構成品目に関する差異をモデル化するために使用する、販売オーダラインやプロジェクト成果物ラインなどの参照番号
注:倉庫が WMS 管理で、[倉庫管理システムインタフェースパラメータ (whwmd2105m000)] セッションの倉庫の[有効化コード]チェックボックスがオフの場合、このフィールドには有効化コードを入力できません。
- 数量
-
オーダラインの条件にしたがって納入しなければならない数量。数量は、品目の購買単位または販売単位で表されます。
- 単位
-
品目の数量を現す単位
デフォルト
デフォルト値は、[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションで登録された購買価格単位です。
在庫を登録する単位とは異なる単位で、品目を購入できます。たとえば、商品をグラム単位で保管し、キログラム単位で購入できます。
注:最初に[単位 (tcmcs0101m000)] セッションですべての単位を定義しておく必要があります。このセッションでは、単位を基本単位に変換するための変換係数も定義できます。基本単位とは異なる購買単位を使用するには、その単位を[変換係数 (tcibd0103m000)] セッションで定義しておく必要があります。[変換係数 (tcibd0103m000)] セッションでは、代替単位から棚卸単位への変換係数も登録できます。ただし、このセッションは原価品目やサービス品目については使用できません。これらの品目は在庫として保管されるものではないため、すべての単位を使用できます。
- 購買価格
-
入札者によって示される品目単位別の価格。価格は入札者の通貨で示されます。
価格変更
[品目]フィールドおよび[数量]フィールドを変更した場合は、価格が自動的に更新されます。
注:[資材価格パラメータ (tcmpr0100m000)] セッションの調達の資材価格設定チェックボックスがオンの場合、この価格に資材基準価格が含まれることがあります。
- 通貨
-
品目の価格が示される通貨単位
デフォルト
デフォルト値は、[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションで登録された購買価格単位です。
在庫を登録する単位とは異なる単位で、品目を購入できます。したがって、価格についても異なる単位で表すことができます。たとえば、キログラム単位で購入し、グラム単位で保管している商品を、ボックス単位の価格で表すことができます。
注:最初に、[単位 (tcmcs0101m000)] セッションでこの通貨単位を定義しておく必要があります。このセッションでは、単位を基本単位に変換するための変換係数も定義できます。基本単位とは異なる購買価格単位を使用するには、その単位を[変換係数 (tcibd0103m000)] セッションで定義しておく必要があります。[変換係数 (tcibd0103m000)] セッションでは、代替 (購買価格) 単位から棚卸単位への変換係数も登録できます。ただし、このセッションは原価品目やサービス品目については使用できません。これらの品目は在庫として保管されるものではないため、すべての単位を使用できます。
- 購買価格単位
-
品目の購買価格が示される品目単位。この単位は、品目の棚卸単位と異なることがあります。
- 資材価格
-
回答ラインの合計資材価格
注:回答ラインには資材価格付加費用を指定できないので、このフィールドに合計資材基準価格が示されます。
- 画像
-
品目の画像。[品目 (tcibd0501m000)] セッションの画像フィールドからデフォルト値が取得されます。
- 見積依頼を送付
-
このチェックボックスがオンの場合、見積依頼 (RFQ) ラインは選択した入札者に送付する必要があります。
デフォルト
このフィールドには、[見積依頼入札者 (tdpur1505m000)] セッションの[見積依頼を送付]チェックボックスの値がデフォルト値として入ります。
[見積依頼を送付]チェックボックスは、次の条件が満たされる場合にはデフォルトでオフに設定されます。
- 該当の品目/入札者の組合せに関する有効な契約タイプが存在する場合
- 該当の品目/入札者の組合せが[品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションで定義されておらず、[見積依頼パラメータ (tdpur0100m100)] セッションの[非承認購買元取引先に見積依頼を送付]チェックボックスがオフの場合
注:このチェックボックスがオフの場合、 [見積依頼の出力 (tdpur1401m000)] セッションでは、見積依頼を出力できません。
- 貿易コンプライアンスの遵守
-
このチェックボックスがオンの場合、 グローバル貿易コンプライアンスがラインに適用されます。
注:このフィールドは、[貿易管理パラメータ (tcgtc0100m000)] セッションの[輸入]チェックボックスがオンの場合にのみ利用可能になります。
- ペグ配分
-
このチェックボックスがオンの場合、 ペグ配分がこの[見積依頼回答]にリンクされます。
- 必須プロジェクトペグ
-
このチェックボックスがオンの場合、品目がプロジェクトにペグされる必要があります。つまり、品目がペグにリンクしている必要があります。
デフォルト
[品目 (tcibd0501m000)] セッションの[必須プロジェクトペグ]チェックボックス
- 外注
-
このチェックボックスがオンの場合、 作業外注またはサービス外注を品目に適用できます。
- 見積依頼ラインテキスト
-
このチェックボックスがオンの場合、テキストが見積依頼ラインにリンクされます。
- 回答テキスト
-
このチェックボックスがオンの場合、テキストが回答ラインにリンクされます。
- 有効期限
-
回答ラインの有効期限
- 段階的支払による請求
-
このチェックボックスがオンの場合、品目を段階的支払で請求する必要があります。
適切なメニューで発注先段階的支払 (tdpur5120m000) セッションを開始し、そこで段階的支払を表示、入力、およびメンテナンスできます。
次の条件に当てはまる場合、このフィールドは使用できません。
- 回答ラインの状況が[回答なし]、[入札なし]、[受入済]、または[拒否済]になっている
- 段階的支払ラインが見積依頼回答にリンクされている
デフォルト
このフィールドのデフォルト値は、[品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションまたは[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションから取得されます。
- 変換アクション
-
回答ラインで実行するアクションを指定します。
注:[状況]フィールドが[入札なし]、[回答なし]、[受入済]、または[拒否済]の場合にのみ、このフィールドを指定できます。
指定可能な値
- 変換
-
回答ラインが[受入済]となっており、以下のいずれかに変換する必要があります。
- [購買オーダ]
- [購買契約]
- [価格帳]
- [購買オーダおよび購買契約]
- [購買オーダおよび価格帳]
回答ラインを変換するには、[見積依頼の変換 (tdpur1202m000)] セッションを使用します。
- 無視
-
回答ラインを無視する必要があります。変換や削除はしないでください。
回答ラインを処理するには、[未変換見積依頼回答の処理 (tdpur1223m000)] セッションで[無視された回答を処理]チェックボックスをオンにします。
- 削除
-
回答ラインを削除する必要があります。変換はしないでください。
回答ラインを削除するには、[未変換見積依頼回答の処理 (tdpur1223m000)] セッションで[「削除」としてマーク済の回答を削除]チェックボックスをオンにします。
- 保留
-
回答ラインが[受入済]となっており、変換アクションの指定待ちになっています。これは[変換]、[無視]、または[削除]することができます。
回答ラインで[受入済]状況を受信すると、[変換アクション]は自動的に[保留]に設定されます。
- 適用なし
-
変換アクションは (まだ) 指定できません。
- 変換タイプ
-
回答ラインの変換タイプを指定します。
注:このフィールドを指定するには、回答ラインの[変換アクション]が[変換]となっている必要があります。
見積依頼の変換 (tdpur1202m000) セッションで回答ラインを変換できます。
指定可能な値
- 購買オーダ
-
回答ラインを購買オーダに変換する必要があります。
- 購買契約
-
回答ラインを購買契約に変換する必要があります。
- 価格帳
-
回答ラインを発注先価格帳に変換する必要があります。
- 購買オーダおよび購買契約
-
回答ラインを購買オーダおよび購買契約に変換する必要があります。
- 購買オーダおよび価格帳
-
回答ラインを購買オーダおよび発注先価格帳に変換する必要があります。
- 適用なし
-
回答ラインを変換することはできません。
- 価格帳
-
指定された期間で有効な価格情報を保存できるエンティティ
価格帳には、次の要素が含まれています。
- 価格帳のコード、タイプ、および使用法を含む価格帳ヘッダ
- 品目を含む 1 つ以上の価格帳ライン
数量または価格境界値引スケジュールは価格帳にリンクできます。
- 価格発生元
-
価格の発生元
指定可能な値
- 品目購買データ
- 品目販売データ
- 品目サービスデータ
- 発注先価格帳
- デフォルト価格帳
- 価格構造
- 適用なし
- 外部
- 消費
- 一般価格リスト
- マニュアル
- プロジェクト原価対象
- 契約
- バリアント
- 価格マトリックス定義
-
価格設定マトリックスが価格、値引、販促、または輸送レートの決定に使用する要素 (マトリックス属性) のグループを定義します。
たとえば、家具販売店を営んでいて、次の 2 つの要素に基づいて販売価格をメンテナンスするとします。
- 販売する特定品目
- 支払の処理方法
この場合、マトリックスタイプは[販売価格]、マトリックス定義は 「Furni (この名称はユーザ定義可能)」、マトリックス属性は[品目]および[支払方法]です。
注:[デフォルト価格および値引を取得しますか ? ]の質問に Yes と応答し、入札者の現行価格が価格マトリックスから検出された場合にのみ、その価格マトリックスがこのフィールドに表示されます。
既存の価格を取得した後でも、デフォルトの価格を入札者から回答された価格で上書きできます。
- マトリックス優先順位
-
マトリックスタイプについて、マトリックス定義が検索される順序
- 価格ステージ
-
価格交渉処理のフェーズに基づく価格の分類。価格ステージを使用して、会社は、制約があるオーダ処理を継続しながら価格を交渉できます。価格ステージに適用されるオーダ処理の制約はリンクされたブロック定義で指定されます。
例
価格ステージ タイプ ブロック定義 PS1 価格ステージ見積 購買 004 発行のブロック PS2 価格ステージ暫定 購買 005 入庫のブロック PS3 価格ステージ最終 購買 - - PS5 価格ステージ見積 販売 010 オーダ入力のシグナル 注:回答ラインの状況が、[送付済]、[回答済]、または[交渉中] ([見積依頼交渉 (tdpur1109m000)] セッションの回答ラインで、交渉ラインが確認されない場合) のとき、価格ステージを修正できます。
デフォルト
[価格帳ライン (tdpcg0131m000)] セッションから取得 (品目価格が価格帳から取得される場合)
- マルチレベル値引
-
このチェックボックスがオンの場合、このラインにマルチレベル値引が適用されます。
- 値引率
-
総販売価格または総購買価格から差し引くことができる割合 (%)
入札者から提示される 5 種類の値引率のうち最大の値引率を、このラインにリンクできます。最初の値引率はマニュアルで入力できます。それ以外の値引率を入力するには、[ライン値引 (tdpcg0200m200)] セッションにズームする必要があります。
注:- 回答ラインに値引リストがリンクされている場合は、[値引率]フィールドが使用不能になります。
- [品目]フィールドまたは[有効期限]フィールドに値を入力すると、現行フィールドに値引率が自動的に入力されます。
- 値引額
-
取引先に付与される値引で、単位ごとに計算され、値として表されます。たとえば 3 ユーロのように表されます。
注:[値引率]フィールドが空の場合、このフィールドには値引額しか入力できません。
- 値引発生元
-
値引の発生元
指定可能な値
- 価格帳値引構造
-
値引は、値引スケジュールのリンク先である価格帳から発生します。
- 外部
-
値引は、外部パッケージから発生します。
- マニュアル
-
値引は、マニュアルで入力されます。
- 契約
-
値引は、契約から発生します。
- 値引構造
-
値引は、値引マトリックスタイプの価格設定管理 (PCG) マトリックスから発生します。詳細は、次の情報を参照してください: 値引マトリックスの設定
- 値引スケジュール
-
回答ラインにリンクされている値引スケジュール
注:このフィールドに値引スケジュールを入力した場合、[値引額]フィールドには値引額を入力できません。
- 値引コード
-
値引の適用理由を示す方法。たとえば、顧客が大量のオーダをした場合に値引特典を与えることができます。販売請求書に値引を適用する場合または付加費用を加算する場合には、その理由を示す値引コードを入力できます。
付加費用と値引は、次のものに起因します。
- 標準値引
- 付加費用
- 未払の手数料
- 未払のリベート
- 値引マトリックス
-
[値引発生元]が[値引構造]である場合の値引マトリックスのマトリックス定義
- 値引マトリックス順序
-
マトリックスタイプについて、マトリックス定義が検索される順序
- 決定
-
このチェックボックスがオンの場合、回答ラインは、見積依頼回答に合計値引を適用するための合計回答額の計算には含まれません。
- 適合
-
このチェックボックスがオンの場合、計算された値引率が回答ラインに適用されます。
- 総額
-
合計金額。ここから税金、リベート、値引などを差し引くと正味金額が得られます。総額を求めるには、(帳簿) 価格にオーダ数量を掛け合わせます。
- ライン値引率
-
総額から差し引かれるライン値引率
この割合は次のように計算されます。
[ライン値引額] ÷ (供給数量 × 価格) × 100%
- ライン値引額
-
総額から差し引かれるライン値引額
- 正味額
-
購買通貨で表した、回答ラインの合計正味額
- オーダ値引率
-
正味額から差し引かれる値引率
- オーダ値引額
-
正味額から差し引かれる値引額
- 入札者の輸入仕入原価額
-
回答ラインにリンクされた入札者のすべての輸入仕入原価ラインの合計輸入仕入原価額
- サードパーティ輸入仕入原価額
-
回答ラインにリンクされたサードパーティのすべての輸入仕入原価ラインの合計輸入仕入原価額
- 合計金額
-
回答ラインの合計額。この金額には、値引と輸入仕入原価が考慮されます。
- 正味価格
-
(帳簿) 価格にすべての値引を適用した後の価格。値引がない場合、総価格は正味価格と同じです。正味価格は次のように計算されます。
正味価格 = (帳簿) 価格 - ライン値引 - オーダ値引
- 正味入札者価格
-
入札者の輸入仕入原価を含む正味価格
これは、次の公式で計算されます。
([正味額] + [入札者の輸入仕入原価額]) ÷ [数量]
- 正味価格
-
すべての輸入仕入原価 (入札者およびサードパーティ) を含む正味価格
これは、次の公式で計算されます。
([正味額] + [入札者の輸入仕入原価額] + [サードパーティ輸入仕入原価額]) ÷ [数量]
- 目標価格計算から除外
-
このチェックボックスがオンの場合、この見積依頼回答が目標価格計算から除外されます。
注:- このチェックボックスは、[調達パラメータ (tdpur0100m000)] セッションの[目標価格]チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。
- この値のデフォルト値は、[見積依頼入札者 (tdpur1505m000)] セッションから取得されます。
- 目標価格
-
この見積依頼回答のために取得された目標価格
注:- このフィールドは、[調達パラメータ (tdpur0100m000)] セッションの[目標価格]チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。
- 次のときに取得された目標価格がデフォルト値に設定されます。
- 回答が作成されたとき
- [品目]が修正されたとき
- [見積依頼 (tdpur1600m000)] セッションで関連する見積依頼の[目標価格帳]が修正されて、データが回答に同期されたとき
- 回答の目標価格を決定できない場合は、このフィールドに値が表示されません。
- この価格は、[見積依頼入札者 (tdpur1505m000)] セッションで見積依頼入札者に指定された[通貨]で[価格単位]ごとに表示されます。
- 目標価格帳
-
目標価格帳のコード。この価格帳から見積依頼回答の目標価格が取得されます。
注:- このフィールドは、[調達パラメータ (tdpur0100m000)] セッションの[目標価格]チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。
- 次の検索基準を使用して目標価格帳のデフォルト値が取得されます。
- [見積依頼 (tdpur1600m000)] セッションで指定された価格帳
- 目標価格の取得元の価格帳 ([見積依頼 (tdpur1600m000)] セッションで[目標価格帳]が指定されていない場合)
- この検索基準を使用して値を決定できなかった場合、このフィールドには値が表示されません。
- 目標価格帳ライン
-
見積依頼回答の目標価格の取得元である[目標価格帳]のライン番号
注:- このフィールドは、[調達パラメータ (tdpur0100m000)] セッションの[目標価格]チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。
- 目標価格の取得元の目標価格帳ラインがデフォルト値に設定されます。目標価格は、回答が作成されたとき、または[品目]が修正されたときに取得されます。回答の目標価格を決定できない場合は、このフィールドに値が表示されません。
- 発生元
-
目標価格の取得元である伝票のタイプ
指定可能な値
- 品目平均購買
- 品目最新購買
- 価格帳
- 見積依頼回答
- 購買契約価格
- 購買オーダライン
- 購買オーダライン平均
- 品目購買
- 品目シミュレート購買
- 適用なし
- ビジネスオブジェクト
-
ビジネスオブジェクトの名前
- ライン
-
ビジネスオブジェクトのライン番号
- 発生元取引先
-
[ビジネスオブジェクト]にリンクされている取引先
- 出荷元取引先
-
品目の納入元となる出荷元取引先
デフォルト
デフォルトの出荷元取引先は[購買元取引先 (tccom4120s000)] セッションから取得されます。デフォルトの出荷元取引先は、[入札者]フィールドの入札者にリンクされている出荷元取引先です。
このフィールドで入力する出荷元取引先は、[入札者]フィールドの入札者と関連している必要があります。
注:このフィールドに入力した出荷元取引先に応じて、現行セッションの次のフィールドにデフォルト値が入力されます。
- [出荷元住所]
- [出荷元窓口]
- 出荷元住所
-
出荷元取引先の住所
デフォルト
デフォルトの出荷元住所は、[出荷元取引先 (tccom4121s000)] セッションから取得されます。
注:出荷元取引先を[出荷元取引先]フィールドに入力してある場合にのみ、出荷元住所を入力できます。
- 出荷元窓口
-
出荷元の窓口
デフォルト
デフォルトの出荷元窓口は、[出荷元取引先 (tccom4121s000)] セッションから取得されます。
- 氏名
-
窓口の氏名
- 受渡条件
-
商品の納入方法に関する取引先との合意事項。関連情報が、各種のオーダ文書に出力されます。
- 権利移動地点
-
法的所有権が変化する地点。この地点で、リスクが売主から買主に移動します。
- 購買から輸送オーダを生成
-
このチェックボックスがオンの場合、輸送オーダは購買オーダラインから生成できます。
注:輸送オーダを回答から直接生成することはできません。したがって、[見積依頼回答 (tdpur1506m000)] セッションで回答を購買オーダに変換するときに必要な情報を取得できるように、輸送関連のすべてのデータをこの[見積依頼の変換 (tdpur1202m000)] セッションで定義しておきます。
- 運送業者/LSP
-
出荷先取引先への商品の輸送責任を負う会社
- 運送業者固定
-
所定の輸送オーダラインに対してユーザが選択した運送業者を、積荷構築エンジンが上書きしないようにするための輸送のオプション
注:このチェックボックスをオンにして、購買オーダと同じ運送業者が輸送オーダに確実に使用されるようにします。
- 輸送サービスレベル
-
以下のような、輸送の期間を表すエンティティ。12 時間以内の納入輸送サービスレベル (オプション) は、以下のように使用されます。
- 積荷の輸送コストを決定する係数として
- 輸送オーダの輸送レートを決定する係数として
注:このフィールドに輸送サービスレベルを指定して、購買オーダと同じサービスレベルが輸送オーダに確実に使用されるようにします。
- 倉庫
-
この品目を納入する必要のある倉庫
デフォルト
デフォルトの倉庫は次のセッションから取得されます。
- [見積依頼 (tdpur1501m000)] セッション
- [見積依頼 (tdpur1501m000)] セッションに納入倉庫 (住所) が定義されていない場合は、[ユーザプロファイル (tdpur0143m000)] セッションから納入住所が取得されます。
- [ユーザプロファイル (tdpur0143m000)] セッションに納入倉庫 (住所) が定義されていない場合は、[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションから納入住所が取得されます。
- [品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションに納入倉庫 (住所) が定義されていない場合は、[品目 (tcibd0501m000)] セッションから納入住所が取得されます。
- 入庫住所
-
商品が入庫される住所
注:[倉庫 - ドック位置 (whwmd2120m000)] セッションで定義できるドック位置 (入庫場所) が倉庫にある場合、該当する入庫場所の住所が定義されているかどうかがチェックされます。定義されている場合、この入庫住所がデフォルトで表示されます。定義されていない場合、倉庫住所が表示されます。
- 計画入庫日
-
品目の納入がスケジュールされている日付
注:[見積依頼の変換 (tdpur1202m000)] セッション内で見積依頼回答ラインをコピーすると、購買オーダ、購買契約、または価格帳に入庫日がコピーされます。
この日付は、見積依頼日よりも早い日付には設定できません。
- 入庫期間
-
見積依頼を送付した品目の入庫予定期間の開始日。
デフォルト
デフォルトの開始日は[見積依頼 (tdpur1501m000)] セッションから取得されます。
注:[見積依頼の変換 (tdpur1202m000)] セッション内で見積依頼回答ラインをコピーすると、購買オーダ、購買契約、または価格帳に開始日がコピーされます。
入庫日が定義されている場合は、入庫期間を定義できません。
- 納入期間
-
見積依頼を送付した品目の入庫予定期間の終了日。
デフォルト
デフォルトの終了日は、[見積依頼 (tdpur1501m000)] セッションから取得されます。
注:[見積依頼の変換 (tdpur1202m000)] セッション内で見積依頼回答ラインをコピーすると、購買オーダ、購買契約、または価格帳に終了日がコピーされます。
入庫日が定義されている場合は、入庫期間を定義できません。
- リードタイム
-
見積依頼 (RFQ) をマニュアルで指定する場合は、購買オーダに入庫日を定義するために使用されるリードタイムを定義できます。
入庫日 = オーダ日 + リードタイム
- リードタイム単位
-
リードタイムを表す単位
- 税
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- 税金分類
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その取引について、課税設定の例外を定義するために使用できるオーダヘッダおよびオーダラインの属性。請求元および請求先取引先からデフォルトの税金分類が取得されます。
たとえば、税金分類を使用して次のことを示すことができます。
- 請求元取引先への支払は源泉徴収税および社会献金の対象になります。
- 自社にとって同一の税的側面を持つ取引先、たとえば、外注先またはエージェントなどをグループ化するには
- 販売オフィスまたはサービスオフィスの所在地の国以外の国で支払う必要のある税金
- 免税
-
このチェックボックスがオンの場合、 免税が適用されます。
注:[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの[免税レベル]パラメータの設定値によって次のように異なります。
- パラメータの設定値が[制限付]になっていて、このチェックボックスをマニュアルでオンにした場合、[税金コード]は[税金処理 (tctax0138m000)] セッションの[免税 購買]フィールドの値がデフォルト値となります。このチェックボックスをマニュアルでオフにした場合、税金コードは変更されません。
- パラメータの設定値が[拡張]となっていて、このチェックボックスをマニュアルでオンにした場合、[税金コード]は変更されません。このチェックボックスをマニュアルでオフにした場合、[免税理由]フィールドと[免税証明書]フィールドは内容が消去され、無効化されています。
- 課税国
-
税目的で使用する国
- 自己の税金番号
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法人または法人企業の識別に使用される番号。登記済の企業には、税務当局から税金番号が割り当てられています。取引先の税金番号を知っている必要があります。税金番号のない取引先は、個人として扱われます。
- 税金コード
-
見積依頼回答の品目に適用される税金コード
注:原価品目とサービス品目にはグループ税金コードを使用できます。このグループ税金コードは、取引先税金分類の条件を満たすものである必要があります。また、購買オーダの購買オフィスの財務会社に源泉徴収機能を適用できなければなりません。
- 取引先課税国
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入札者の税金 ID が登録されている国
- 取引先税金番号
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入札者の税金 ID
注:入札者の税金 ID は発効日です。入札者の税金 ID を正しく決定して表示するために、計画入庫日、納入期間の最終日、現在の日付の順に使用します。
- 免税証明書
-
ユーザの免税証明書
注:- 請求書に免税理由が出力されます。
- このフィールドは、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで[免税レベル]パラメータが[拡張]に設定されている場合のみ適用されます。
- このフィールドには、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの[検索順序 (税金ライブラリ)] グループボックスで定義されているように、税金詳細の取得に使用される方法がデフォルト値として入ります。
- 免税理由
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自社が売上税を免除される理由
注:- このフィールドは、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで[免税レベル]パラメータが[拡張]に設定されている場合のみ適用されます。
- このフィールドには、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの[検索順序 (税金ライブラリ)] グループボックスで定義されているように、税金詳細の取得に使用される方法がデフォルト値として入ります。
- 理由コードは、[回答日]によって評価されるため、[免税]タイプのコードにし、有効な日付にする必要があります。
- 輸入仕入原価分類
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ユーザがロジスティック処理を特定の輸入仕入原価セットにリンクできる属性。その取引の輸入仕入原価設定より優先されます。必要な場合、ユーザは輸入仕入原価分類を指定し、取引でこの分類を使用できます。
- 支払条件
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請求書の支払方法に関する合意事項
支払条件には、次の項目が含まれます。
- 請求書の支払を完了しなければならない期間
- 指定期間内に請求書の支払が完了した場合に保証される値引
支払条件によって、次の計算が可能になります。
- 支払期限の日付
- 値引期間が終了する日付
- 値引額
- 追加情報
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- 追加フィールド
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さまざまなセッションに追加できるさまざまなフィールドフォーマットのユーザ定義フィールド。ユーザはこれらのフィールドを編集できます。これらのフィールドの内容には機能ロジックが関連付けられていません。
追加情報フィールドはデータベーステーブルにリンクできます。テーブルにリンクすると、そのデータベーステーブルに対応するセッションにフィールドが表示されます。たとえば、whinh200 テーブルに定義されているフィールドは[倉庫オーダ (whinh2100m000)] セッションの追加フィールドとして表示されます。
追加情報フィールドの内容をデータベースのテーブル間でやり取りできます。たとえば、あるユーザが[倉庫オーダ (whinh2100m000)] セッションの追加情報フィールド A に指定した情報は、[出荷 (whinh4130m000)] セッションの追加情報フィールドに転送されます。このため、whinh200 テーブルと whinh430 テーブル (whinh430 は[出荷 (whinh4130m000)] セッションに対応) には、フィールドフォーマットが同一でフィールド名が A である追加情報フィールドが存在する必要があります。
[拡張追加情報] をクリックすると、拡張追加情報 (tcstl2110m000) セッションで購買伝票にリンクされている追加情報フィールドがすべて表示されます。