計画納入日時の生成 (tdipu0225m000)

セッションの目的: 計画納入日時を生成または更新します。計画納入日時は、企業計画によってリードタイムのオフセットに使用されます。

このセッションでは、[出荷基準] スケジュールと [入庫基準] スケジュールの両方の計画納入日時を生成できます。

出荷基準の購買スケジュールの納入日時を生成する場合は、[出荷基準の納入日時を生成] チェックボックスをオンにします。現在のセッションで生成される納入日時は、最初は計画出荷日時として返されます。リードタイムのオフセットのために企業計画が必要とするのは計画納入日時だけなので、計画出荷日時は計画納入日時に変換する必要があります。

出荷基準スケジュールの計画納入日時を返すために、次の手順が実行されます。

  1. [倉庫/取引先/品目別納入パターン (tdipu0124m000)] セッションから、倉庫、出荷元取引先、納入パターンの有効な組合せがすべて取得されます。
  2. 有効な組合せのすべてについて、[パターン (tcccp0690m000)] セッションから納入日時が取得されます。これは出荷日時と見なす必要があります。
  3. 出荷元取引先の住所と倉庫住所の間の輸送時間に合わせて出荷日時が調整されることで、各出荷日時が納入日時に変換されます。この輸送時間は、[都市別距離テーブル (tccom4137s000)] セッションまたは [郵便番号別距離テーブル (tccom4138s000)] セッションで定義できます。輸送時間の計算には、出荷元住所、出荷先住所、および運送業者 (入力されている場合) が必要です。[倉庫/取引先/品目別納入パターン (tdipu0124m000)] セッションでは、倉庫から出荷先住所を読み取ることができます。しかし、出荷元住所 (および運送業者) は、出荷元取引先からしか読み取ることができません。その結果、出荷基準スケジュールについて、取引先が入力された組合せのみ [倉庫/取引先/品目別納入パターン (tdipu0124m000)] セッションから取得されます。
  4. 各納入日時について、倉庫にリンクされたカレンダーで利用可能かどうかがチェックされます。倉庫にリンクするカレンダーは [倉庫 (whwmd2500m000)] セッションで入力できます。
    • 納入日時が倉庫の稼働日ではなく、使用できる運送業者が存在しない場合は、計画納入日時が生成されません。
    • 納入日時が倉庫の稼働日ではなく、特定の運送業者を使用する場合は、最初の利用可能な納入日時が返されます。
  5. この手順は、運送業者を使用する場合だけにあてはまります。この場合、各出荷日時が、運送業者の購買元取引先にリンクされたカレンダーで利用可能かどうかがチェックされます。
    • 出発日時に運送業者が利用不可の場合は、納入日時が生成されません。この出発日時は手順 2 の結果です。
    • 納入日時に運送業者が利用不可の場合は、納入日時が生成されません。この納入日時は手順 4 の結果です。
  6. 同じ納入日時が計算された出荷日時はスキップされます。したがって、複数の出荷日時について同じ納入日時が計算される場合は、最も新しい出荷日時についてのみ、[計画納入日時 (出荷基準) (tdipu0125m000)] セッションで納入日時が生成されます。
注: 

運送業者および出荷元住所は [購買契約 (tdpur3100m000)] セッション、[購買スケジュール (tdpur3110m000)] セッション、および [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションでも定義できますが、輸送時間の計算には使用されません。輸送時間の計算のために、[倉庫/取引先/品目別納入パターン (tdipu0124m000)] セッションで定義された出荷元取引先から、出荷元住所と運送業者 (入力されている場合) が取得されます。

入庫基準の購買スケジュールの納入日時を生成する場合は、[納入基準の納入日時を生成] チェックボックスをオンにします。

入庫基準スケジュールの計画入庫日時を返すために、次の手順が実行されます。

  1. [倉庫/取引先/品目別納入パターン (tdipu0124m000)] セッションから倉庫と納入パターンの有効な組合せがすべて取得されます。
  2. すべての有効な組合せについて、[パターン (tcccp0690m000)] セッションから入庫日時が取得されます。
  3. 各入庫日時が倉庫カレンダーと比較されます。倉庫カレンダーは [倉庫 (whwmd2500m000)] セッションで指定できます。入庫日時は、倉庫にリンクされたカレンダーで利用可能な場合に、[計画納入日時 (入庫基準) (tdipu0126m000)] セッションに挿入されます。
注: 
  • 出荷基準スケジュールの場合、生成された計画納入日時は [計画納入日時 (出荷基準) (tdipu0125m000)] セッションに保存されます。
  • 入庫基準スケジュールの場合、生成された計画納入日時は [計画納入日時 (入庫基準) (tdipu0126m000)] セッションに保存されます。
出荷基準の納入日時を生成

このチェックボックスがオンの場合、出荷基準購買スケジュールの計画納入日時が生成されます。

注: 

生成された計画納入日時は[計画納入日時 (出荷基準) (tdipu0125m000)] セッションに保存されます。企業計画はそこから計画納入日時を呼び出してリードタイムオフセットを行います。

納入基準の納入日時を生成

このチェックボックスがオンの場合、入庫基準購買スケジュールの計画納入日時が生成されます。

注: 

生成された計画納入日時は[計画納入日時 (入庫基準) (tdipu0126m000)] セッションに保存されます。企業計画はそこから計画納入日時を呼び出してリードタイムオフセットを行います。

開始日

このフィールドの目的は 2 つあります。

  • 納入日時を生成する開始日
  • 古い納入日時を削除する開始日
注: 
  • 納入日時は、現在のセッションの[終了日]フィールドに定義された日付まで生成されます。
  • 納入日時の削除では、開始日のみを指定します。現在のフィールドで定義した日付以降の古い納入日時がすべて削除されます。
終了日

この日付まで納入日時が生成または更新されます。

注: 
  • 最後に生成された納入日時は常に、終了日以前になります。
  • 終了日より後の期間については納入日時が計算されないので、この期間では、企業計画による納入日時の計画が任意に可能です。

このチェックボックスがオンの場合、生成処理中にエラーが発生すると、エラーレポートが出力されます。