税金パラメータ (tctax0100m000)
セッションの目的: 自社の税額の登録方法およびレポート方法を管理するパラメータを定義します。
税金の確定方法
[検索順序 (税金ライブラリ)] 領域で次の詳細を選択します。
[免税レベル]
免税設定で使用する方法。詳細については、「免税の設定」を参照してください。
検索オーダ
課税対象となる取引の税金コードおよび課税国を判定するために、さまざまな方法が使用されるオーダ。詳細については、[検索オーダ税金デフォルト] を参照してください。
[検索順序 1] フィールドで、取引に適用される方法を選択します。仕向地の売上税がほとんどの取引に対して適用される場合、[仕向地の売上税] を選択します。課税設定の例外または免税のモデルを作成する場合、対応するオプションを選択します。その他のすべての状況では、[標準] を選択します。
オーダ発生元が [購買] で、[国別免税] 検索オーダを使用する場合、まず倉庫の免税が定義されているかがチェックされます。
[仕向地の売上税] は、[COM パラメータ (tccom0000s000)] セッションで [仕向地の売上税適用可能] チェックボックスをオンにした場合にのみ選択できます。
課税条件
[課税条件から除外] 領域では、税金コードと課税国を確定するときに無視される複数の条件を選択できます。
次の条件を選択できます。
- 受渡条件
- [部署]。部署の住所がある国は、税金コードと課税国を確定するときには考慮されません。
- オーダの品目。税金コードが品目にリンクされている場合は、確定された課税国の税金コードの詳細が存在する限り、品目の税金コードが使用されます。
- 導入日
-
パラメータが有効になる日付および時間。パラメータは新しいパラメータ設定の発効日まで有効です。
デフォルトでは、LN でパラメータの設定を変更して保存した日付と時刻が入力されます。
- 記述
-
パラメータセットの記述。たとえば、そのパラメータを変更した理由を示すことができます。
- 会社
-
パラメータが適用される財務会社
複数会社構造では、このフィールドが空の場合、パラメータはすべての財務会社に適用されます。
- 標準税金処理
-
- 検索順序 (税金ライブラリ)
-
- 免税レベル
-
免税設定方法
免税証明書および免税理由コードを指定する場合、および税金プロバイダを含むまたは含まない仕向地の売上税を設定する場合、[拡張] を選択します。詳細については、免税設定方法を参照してください。
次の場合に [制限付] を選択します。
- オーダが免税対象かどうかがオーダヘッダに示されている場合
- 免税を設定しない場合
- 検索順序 1
-
課税対象取引の税金コード、課税国、取引先の課税国を確定するために LN で使用される最初の方法
- 標準
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税システムは付加価値税にもとづいています。税金詳細はこの標準方式で表示されます。
- 国別例外
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税システムは VAT にもとづいており、取引の税金詳細は、[国別課税例外 (tctax1100m000)] セッションで定義されたデータにもとづいて示されます。例外に税金コードと国が定義されていない場合、LN では、標準方式が使用されます。
- 国セット別例外
-
税システムは VAT にもとづいており、取引の税金詳細は[国セット別課税例外 (tctax1101m000)] セッションで定義されたデータにもとづいて示されます。例外に税金コードと国が定義されていない場合、LN では、標準方式が使用されます。
- 仕向地の売上税
-
仕向地の売上税が適用されます。
- 国別免税
-
税システムは仕向地の売上税にもとづいており、免税は [国別課税例外 (tctax1100m000)] セッションで定義されます。 例外に免税コードが定義されていない場合、LN では、仕向地の売上税方式が使用されます。
- 国セット別免税
-
税システムは仕向地の売上税にもとづいており、免税は [国セット別課税例外 (tctax1101m000)] セッションで定義されます。 例外に免税コードが定義されていない場合、LN では、仕向地の売上税方式が使用されます。
- 適用なし
-
税金方法は該当しません。
この方法を使用しても LN で税金詳細が見つからない場合、LN の [検索順序 2] フィールドで選択されている方法に従って検索が続行されます。
パフォーマンスについて
このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 税金処理で使用しないコンセプト
- 検索順序 2
-
課税対象取引の税金コード、課税国、取引先の課税国を確定するために使用される 2 つ目の方法。詳細については、[検索オーダ税金デフォルト]を参照してください。
[検索順序 1] フィールドで選択されている方法を使用しても税金コードおよび課税国が見つからない場合、この方法が使用されます。この方法を使用しても LN で税金詳細が見つからない場合、LN の [検索順序 3] フィールドで選択されている方法に従って検索が続行されます。
パフォーマンスについて
このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 税金処理で使用しないコンセプト
- 検索順序 3
-
課税対象取引の税金コード、課税国、取引先の課税国を確定するために使用される 3 つ目の方法。詳細については、[検索オーダ税金デフォルト]を参照してください。
[検索順序 2] フィールドで選択されている方法を使用しても税金コードおよび課税国が見つからない場合、この方法が使用されます。この方法を使用しても LN で税金詳細が見つからない場合、LN の [検索順序 4] フィールドで選択されている方法に従って検索が続行されます。
パフォーマンスについて
このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 税金処理で使用しないコンセプト
- 検索順序 4
-
課税対象取引の税金コード、課税国、取引先の課税国を確定するために使用される 4 つ目の方法。詳細については、[検索オーダ税金デフォルト]を参照してください。
[検索順序 3] フィールドで選択されている方法を使用しても税金コードおよび課税国が見つからない場合、この方法が使用されます。この方法を使用しても LN で税金詳細が見つからない場合、LN の [検索順序 5] フィールドで選択されている方法に従って検索が続行されます。
パフォーマンスについて
このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 税金処理で使用しないコンセプト
- 検索順序 5
-
課税対象取引の税金コード、課税国、取引先の課税国を確定するために使用される 5 つ目の方法。詳細については、[検索オーダ税金デフォルト]を参照してください。
[検索順序 4] フィールドで選択されている方法を使用しても税金コードおよび課税国が見つからない場合、この方法が使用されます。この方法を使用しても税金詳細が見つからない場合、[検索順序 6] フィールドで選択されている方法に従って検索が続行されます。[検索順序 6] フィールドが使用できない場合、LN によりエラーメッセージが返されます。
パフォーマンスについて
このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 税金処理で使用しないコンセプト
- 検索順序 6
-
課税対象取引の税金コード、課税国、取引先の課税国を確定するために使用される 6 つ目の方法。詳細については、[検索オーダ税金デフォルト]を参照してください。
仕向地の売上税を設定した場合にのみ 6 つ目の方法が使用できます。
[検索順序 5] フィールドで選択されている方法を使用しても税金コードおよび課税国が見つからない場合、この方法が使用されます。この方法でも LN で税金詳細が見つからない場合、LN からエラーメッセージが表示されます。
パフォーマンスについて
このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 税金処理で使用しないコンセプト
- オプション
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- 他の財務会社の税金番号の使用
-
このチェックボックスがオンの場合、取引の課税国が変更されると、LN により、その取引の税金番号が置換されます。LN では、たとえば、新規課税国にある財務会社の税金番号を含むオーダ確認書および販売請求書上の、自社の税金番号を置換できます。
このチェックボックスがオフの場合、自社の税金番号は常に、オーダの販売オフィス、購買オフィス、またはサービス部署のある国の財務会社から取得されます。
注:このチェックボックスは、[一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションの [課税国別登録] フィールドを [無効] に設定している場合にのみ表示されます。
- 購買取引のための取引先税金番号必須
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このチェックボックスがオンの場合、取引先の税金番号がないと、常に付加価値税が購買オーダに登録されます。
このチェックボックスがオフの場合、 LN では、取引先の税金番号がまだ使用できなくても、税金コード設定データが検索されて、税金コードが導出され、税額が計算されます。
新しい取引先の購買オーダを作成する場合、購買請求書を受け取るまで、その取引先の税金番号は不明です。そのような購買オーダを税金登録しないようにするには、このチェックボックスをオフにします。
- 自社エンティティ間で簡易トライアンギュレーション
-
このチェックボックスがオンの場合、 LN では、自社の企業単位間の三者間取引に対して [ICT ABC 取引]税金コードが使用されます。
[他の財務会社の税金番号の使用] チェックボックスをオンにした場合は、このチェックボックスをオンにできます。
簡易三者間取引手順が適用される状況では、自社の組織は顧客の国で課税対象業者として登録する必要はありません。
[税金処理 (tctax0138m000)] セッションで [ICT ABC 取引] 税金コードを定義できます。
- 税金番号ウェブサービス URI
-
税金番号と関連付けられた 「内部」 Web サービスの場所
- 会計 ID Web サービス URI
-
会計 ID に関連付けられた 「内部」 Web サービスの場所
- 直送販売オーダ税の更新
-
このチェックボックスがオンの場合、 LN によって、対応する購買オーダの税データに基づいて直送販売オーダの税データが更新されます。
このチェックボックスがオンの場合、購買オーダの税データを変更すると、LN により、関連する販売請求書の税データが自動的に変更されます。
次のデータを選択できます。
-
[ABC 取引のみ]
三者間取引について、LN により、直送販売オーダの税データが更新されます。 -
[常時]
購買オーダの税データを変更した場合、LN では関連する販売請求書の税データが自動的に変更されます。 -
[記録しない]
購買オーダの税データを変更した場合、LN では関連する販売請求書の税データは変更されません。 -
[適用なし]
購買オーダの税データを変更した場合、LN では関連する販売請求書があるかをチェックしません。
[税金処理 (tctax0138m000)] セッションで[ICT ABC 取引] 税金コードを定義できます。
注:このフィールドは、欧州連合内での取引にしか適用されません。
パフォーマンスについて
このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 直送販売オーダ税の更新
-
- 拡張税金構成
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拡張税金機能の状況を示します。
指定可能な値
- 無効
- 準備中
- 有効
- 州/地方レベルの管轄区域
-
このチェックボックスがオンの場合、税金構成の管轄区域が州または地方レベルで適用されます。
注:- このフィールドは、[拡張税金構成] フィールドが [準備中] または [有効] に設定されている場合にのみ有効になります。
- デフォルトでは、このチェックボックスはオフになっています。
- 商品およびサービス分類
-
このチェックボックスがオンの場合、商品およびサービス分類に基づいてデフォルト設定された税金が適用されます。
注:- このフィールドは、[拡張税金構成] フィールドが [準備中] または [有効] に設定されている場合にのみ有効になります。
- [拡張税金構成] フィールドが [準備中] に設定されている場合、このチェックボックスはデフォルトでオンになります。
- 税金丸め
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- ライン別
-
個別の請求書ラインに基づいて税額が計算されます。
- 税金コード別
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同じ税金コードが設定されているすべての請求書ラインの金額が集計され、その金額に基づいて税額が計算されます。
注:内部請求、請求および買掛金の税額は、税金コード別またはライン別に計算されます。
デフォルト
[適用なし]
注:-
このパラメータ設定は、次の項目にのみ適用されます。
- 請求で作成された請求書
- [自己請求購買請求書の生成 (tfacp2290m000)] セッションで生成された内部請求
- このパラメータ設定は、買掛金および売掛金での通常の請求書上の税額計算には影響しません。
- 課税設定の例外モデル
-
- 課税設定の例外ルックアップ連番
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- ルックアップ順序 1
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このフィールドは、LN が課税設定の例外を取得する順序を示すために使用します。
- ルックアップ順序 2
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このフィールドは、LN が課税設定の例外を取得する順序を示すために使用します。
- ルックアップ順序 3
-
このフィールドは、LN が課税設定の例外を取得する順序を示すために使用します。
- 課税条件から除外
-
- 受渡条件
-
このチェックボックスがオンの場合、 [国別課税例外 (tctax1100m000)] セッションと [国セット別課税例外 (tctax1101m000)] セッションで課税設定の例外の条件として受渡条件を使用することはできません。
- 部署
-
このチェックボックスがオンの場合、 [国別課税例外 (tctax1100m000)] セッションおよび [国セット別課税例外 (tctax1101m000)] セッションで課税設定の例外の条件として部署を使用することはできません。
- 品目
-
このチェックボックスがオンの場合、 [国別課税例外 (tctax1100m000)] セッションおよび [国セット別課税例外 (tctax1101m000)] セッションで課税設定の例外の条件として品目を使用することはできません。
- 経済ゾーンタイプ
-
このチェックボックスがオンの場合、 [国別課税例外 (tctax1100m000)] セッションおよび [国セット別課税例外 (tctax1101m000)] セッションでは、課税設定の例外の条件として経済ゾーンタイプを使用することはできません。
注:デフォルトでは、このチェックボックスはオンです。
このチェックボックスをオフにできるのは、1 つ以上の経済ゾーンタイプが [経済ゾーンタイプ (tccom1187m000)] セッションで定義されている場合のみです。
- オプション
-
- 課税設定の例外のステップサイズ
-
[国別課税例外 (tctax1100m000)] セッションおよび [国セット別課税例外 (tctax1101m000)] セッションで生成されるライン番号を増やすために使用される番号
- 顧客および発注先リスト (イタリア)
-
- 必須税金番号
-
このチェックボックスがオンの場合、必須税金番号がリストに記載されます。
- 必須会計 ID
-
このチェックボックスがオンの場合、必須会計 ID がリストに記載されます。
- ファイルごとの最大ライン数
-
リストに記載する顧客および発注先の上限数を指定します。
- 税金レポート通貨
-
財務会社に関する税金レポートが実行されるデフォルト税金通貨
注:- このフィールドは、[一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] が [有効] または [準備中] に設定されている場合にのみ適用されます。
- デフォルトでは、財務会社の現地通貨が表示されます。この値は、[一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] が [準備中] に設定されている場合にのみ修正できます。
- 税金レポートレートタイプ
-
自国通貨以外の請求書を税金レポート通貨の請求書に変換する場合に使用する為替レートタイプ
注:- このフィールドは、次の場合にのみ適用されます。
- [一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] が [有効] または [準備中] に設定されている
- 税金レポート通貨が財務会社の自国通貨でない
- 税金レポート通貨が財務会社の自国通貨でない場合は、このフィールドに値を指定する必要があります。
- 為替レートタイプは変更できます。ただし、変更内容は新しい取引にしか適用されません。
- このフィールドは、次の場合にのみ適用されます。