輸送オーダ管理と販売の統合

適切な輸送方法を特定して選択するには、マニュアルで作成、生成された販売オーダ、または変換済販売見積を発生元とする販売オーダから、輸送オーダを生成します。

輸送オーダが販売オーダから作成された場合は、出荷と積荷の進捗状況が交換可能になり、輸送オーダ管理販売の間で情報を共有できるようになります。

販売見積設定

発生元が変換済販売見積である販売オーダから輸送オーダを生成できるようにしたり、見積が販売オーダに変換されるときに必要な輸送関連情報が設定されるようにしたりするには、[販売見積ライン (tdsls1501m000)] セッションで次のフィールドを指定します。

  • [輸送オーダ の生成] チェックボックスをオンにします。
  • 輸送オーダで販売オーダと同じサービスレベルを使用する場合は、[輸送サービスレベル] フィールドにサービスレベルを入力します。
  • 輸送オーダで販売オーダと同じ運送業者を使用する場合は、[運送業者 固定] チェックボックスをオンにします
  • [計画納期] フィールドに日付を入力します。この日付は、計画積込日として考慮されます。
  • [計画入庫日 ] フィールドに日付を入力します。
注: 

販売見積ラインに [計画納期] を指定すると、輸送リードタイムが十分であるかどうかが輸送によって判定されます。商品を時間内に納入できない場合、メッセージが表示されます。[計画入庫日 ] を変更するか、別の運送業者を選択することができます。

輸送オーダは見積からは生成できません。販売オーダからのみ生成できます。[販売見積の処理 (tdsls1200m000)] セッションで確認済見積が販売オーダに変換されるときに必要な情報が販売オーダに設定されるように、すべての輸送関連データを [販売見積ライン (tdsls1501m000)] セッションで指定します。

販売オーダ設定

販売オーダから輸送オーダを生成できるようにするには、[販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションまたは [販売オーダ計画納入ライン (tdsls4101m100)] セッションで次の設定を適用する必要があります。

  • [販売から輸送オーダを生成] チェックボックスをオンにします。
  • 輸送オーダで販売オーダと同じ運送業者を使用する場合は、[運送業者固定] チェックボックスをオンにします
  • 輸送オーダで販売オーダと同じサービスレベルを使用する場合は、[輸送サービスレベル] フィールドにサービスレベルを入力します。
  • [計画納期] フィールドに日付を入力します。この日付は、計画積込日として考慮されます。
  • [計画入庫日 ] フィールドに日付を入力します。
注: 

次の場合、販売オーダに生成される輸送オーダのタイプは直接出荷になります。

  • 出荷ごとに 1 オーダチェックボックスがオンになっている倉庫オーダタイプに販売オーダの販売オーダタイプが関連付けられている場合
  • 販売オーダに関連付けられた輸送オーダタイプの [単一出荷オーダ] チェックボックスがオンの場合
  • 販売オーダのデフォルトの倉庫オーダタイプの出荷ごとに 1 オーダチェックボックスがオンの場合

販売オーダから輸送オーダを生成

[品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000)] セッションの [販売から輸送オーダを生成] チェックボックスがオンになっていて、この品目 – 販売取引先の組合せの販売オーダが生成された場合、承認後に、輸送オーダ生成方法を決定するために、[輸送オーダの生成 (tdsls4222m000)] が活動として [販売オーダタイプ - 活動 (tdsls0560m000)] セッションのオーダタイプにリンクされているかどうかが確認されます。マニュアルまたは自動的に販売オーダに輸送オーダを生成できます。

輸送オーダが販売オーダ (納入) ラインから生成されると、輸送オーダの状況が [予定] になります。輸送オーダに渡される情報は出荷関連のデータのみで、顧客要求日付、住所、出荷規則、運送業者、経路、受渡条件、計画責任などがあります。オリジナルの販売オーダ番号、位置、および連番は輸送オーダラインで参照できます。計算された輸送費は、販売オーダ (納入) ラインに返すことができます。

輸送オーダの積荷計画が作成されると、輸送オーダの状況が [計画] になります。積荷計画は、輸送でのみ 「実際」 に変更できます。販売オーダ (納入) ラインが倉庫管理に発行されると、輸送オーダの状況が [実際]になります。[販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションまたは [販売オーダ計画納入ライン (tdsls4101m100)] セッションの適切なメニューで、次の項目をクリックします。

  • [輸送詳細]: 輸送オーダライン状況概要 (fmfoc2601m000) セッションが開始されます。このセッションでは、出荷と積荷に関する情報、使用する運送業者、出荷が実行される日付、出荷数量などの輸送詳細を表示できます。
  • [リンク情報]。リンクオーダラインデータ (tdsls4102s200) セッションが開始され、リンクされている輸送オーダを表示できます。
注: 
  • 遡及請求オーダまたはコストオーダに対する輸送オーダを作成することはできません。これらのオーダタイプでは、出荷を行う必要がないためです。
  • 販売オーダとそれにリンクされている輸送オーダの修正、ブロック、削除、または取消を行う場合、対応する輸送オーダの状況は、[予定]、[計画]、または [実際] である必要があります。

輸送のタイプや運送業者の利用状況によっては、[計画入庫日 ] が販売オーダ (納入) ラインに入力された日付と異なることがあります。[販売オーダ (tdsls4100m000)] セッションで 「出力」 をクリックしてから 「出荷日差異を含むオーダ」 をクリックすると、[出荷日差異を含むオーダの出力 (fmlbd3450m000)] セッションが開始されます。このセッションでは、発生元の日付が輸送の積荷計画の日付と異なるすべてのオーダを示す差異レポートを生成できます。