MPN 品目の設定および使用
MPN 品目の設定
製造元製品番号 (MPN) を設定するには、次の操作を実行します。
- [導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの製造元製品番号導入済チェックボックスをオンにします。
- [調達パラメータ (tdpur0100m000)] セッションのMPN ごとの複数品目チェックボックスをオンまたはオフにします。
- [品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションのMPN 品目チェックボックスをオンにします。
- [購買元取引先 (tccom4120s000)] セッションの品目参照フィールドを [MPN] に設定します。
- 製造元 (tcmcs0160m000) セッションで、製造元に関する情報を入力し、製造元に状況を割り当てます。
- 製造元製品番号 (tdipu0145m000) セッションで、製造元製品番号 (MPN) を指定し、MPN を製造元にリンクします。[調達パラメータ (tdpur0100m000)] セッションの [MPN ごとの複数品目] チェックボックスがオフの場合は、[製造元製品番号 (tdipu0145m000)] セッションも使用して、品目を MPN と製造元の組合せにリンクします。
- [調達パラメータ (tdpur0100m000)] セッションの [MPN ごとの複数品目] チェックボックスがオンの場合は、MPN 別品目 (tdipu0149m000) セッションを使用して、品目を MPN と製造元の組合せにリンクします。
- 取引先がすべての MPN は納入できない場合、品目および取引先別 MPN (tdipu0148m000) セッションで取引先より納入可能な品目の製造元製品番号 (MPN) を定義します。このセッションを使用すると、優先 MPN を品目および取引先にリンクすることもできます。品目および取引先別 MPN のインポート (tdipu0248m000) セッションから、選択した取引先に品目のすべての MPN をリンクできます。ただし、品目および取引先の組合せの MPN が指定されていない場合、取引先は品目のすべての MPN を納入できます。
MPN 詳細の一括更新 (tdipu0245m000) セッションを使用して、MPN の状況および有効期間を一括更新できます。
MPN 品目の使用
調達では、次のビジネスオブジェクトで MPN 品目を使用できます。
- 購買要求
- 見積依頼 (RFQ)
- 購買契約
- 購買オーダ
- 購買スケジュール
デフォルトロジック
次の一般的なデフォルトロジックがビジネスオブジェクトの MPN 機能に適用されます。
- 関連セッションの [参照品目] フィールドからズームして製造元製品番号 (MPN) を選択する場合、[品目]、[製造元]、および [優先製造元製品番号] のデフォルト値は [製造元製品番号 (tdipu0145m000)] セッションまたは [MPN 別品目 (tdipu0149m000)] セッションから自動的に取得されます。
- [参照品目] フィールドを指定せずに、[品目] フィールドに MPN 品目を入力した場合、[優先製造元製品番号] および [製造元] のデフォルト値は [品目および取引先別 MPN (tdipu0148m000)] セッションから取得されます。
- MPN セットの生成は、品目および取引先別 MPN (tdipu0148m000) セッションで利用可能な日付に基づいています。
購買要求
[購買要求ライン (tdpur2502m000)] セッションで [購買元取引先] が指定されている場合、その取引先が [品目および取引先別 MPN (tdipu0148m000)] セッションで MPN の納入を許可されているかどうかがチェックされます。
要求をオーダに変換すると、MPN の状況は [承認済] になる必要があります。[優先製造元製品番号] が購買オーダにコピーされ、購買オーダにリンクされる MPN セットが生成されます。
要求はいつでも見積依頼に変換できます。
見積依頼 (RFQ)
取引先を見積依頼にリンクすると、[購買見積依頼ライン (tdpur1502m000)] セッションの [製造元製品番号] が [見積依頼回答 (tdpur1506m000)] セッションの [製造元製品番号] フィールドにコピーされます。ただし、見積依頼ラインの優先 MPN が取引先に対して許可されない場合、取引先を見積依頼にリンクすることはできません。そのため、別の取引先を選択するか、または [購買見積依頼ライン (tdpur1502m000)] セッションで [製造元製品番号] を変更する必要があります。
見積依頼を購買オーダまたは契約に変換するときに MPN の状況が [承認済] であると、[製造元製品番号] が購買オーダまたは購買契約にコピーされ、購買オーダの MPN セットが生成されます。品目が MPN 品目であるが、見積依頼に入力されている MPN がない場合、MPN と製造元のデフォルト値は [品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションから取得されます。
購買契約
取引先は代替 MPN を提供できますが、常にオリジナルの契約価格に反することになります。
購買オーダが納入契約から生成される場合、MPN がデフォルトとして使用されます。ただし、購買契約が購買オーダにリンクされている場合は、デフォルトは適用されません。
購買オーダ
MPN 品目のある購買オーダラインが保存されると、MPN セットが購買オーダライン (詳細) に自動的にリンクされます。[購買オーダライン MPN セット (tdpur4601m100) セッションが開始され、購買オーダライン (詳細) にリンクされた MPN セットを表示およびメンテナンスできます。
] ボタンをクリックすると、購買オーダラインで [優先製造元製品番号] を変更し、この MPN が MPN セットに含まれていない場合は、この MPN を [品目および取引先別 MPN (tdipu0148m000)] セッションに追加するかどうか、さらに、[品目および取引先別 MPN (tdipu0148m000)] セッションでそれを優先 MPN にするかどうか質問されます。
優先 MPN が [購買オーダライン MPN セット (tdpur4601m100)] セッションで変更または削除された場合、購買オーダライン (詳細) の優先 MPN も変更または削除されます。購買オーダラインの入庫が実行されると、MPN セットをメンテナンスすることはできません。
[入庫 (whinh3512m000)] セッションまたは [購買入庫 (tdpur4106m000)] セッションで品目を入庫するとき、これらの入庫セッションに表示される実際の MPN が、購買オーダラインにリンクされている MPN セットに属している必要があります。
購買オーダラインの入庫が実行されると、実際の MPN は [購買実際入庫履歴 (tdpur4556m000)] セッションに転送されます。
購買スケジュール
MPN は定期的に変更されるため、スケジュールヘッダに製造元製品番号 (MPN) を指定することはできません。スケジュールされた品目はスケジュールヘッダに表示されますが、MPN はスケジュールラインに指定する必要があります。
MPN 品目のある購買オーダラインが保存されると MPN セットが購買スケジュールラインに自動的にリンクされます。[購買スケジュールライン MPN セット (tdpur3611m100) セッションが開始され、購買スケジュールラインにリンクされた MPN セットを表示およびメンテナンスできます。
] ボタンをクリックすると、優先 MPN が [購買スケジュールライン MPN セット (tdpur3611m100)] セッションで変更または削除された場合、購買スケジュールラインの優先 MPN も変更または削除されます。購買スケジュールラインの入庫が実行されると、MPN セットをメンテナンスすることはできません。
[入庫 (whinh3512m000)] セッションまたは [購買スケジュール - 入庫 (tdpur3115m200)] セッションで品目を入庫するとき、これらの入庫セッションに表示される実際の MPN が、購買スケジュールラインにリンクされている MPN セットに属している必要があります。
購買スケジュールラインの入庫が確認されると、実際の MPN は [購買実際入庫履歴 (tdpur4556m000)] セッションに転送されます。
購買スケジュールラインにリンクされた MPN セット の [優先製造元製品番号]、[製造元]、および契約が事前に一致していないと、[購買発行ライン詳細 (tdpur3522m000)] セッションの同じ購買発行ライン詳細でスケジュールラインをクラスタ化できません。
詳細については、次のトピックを参照してください: 購買スケジュールラインのクラスタ化