購買オーダの処理

購買オーダおよび購買オーダラインは、納入済購買オーダの処理 (tdpur4223m000) セッションで処理できます。

処理アクション

LNは次の処理を実行します。

  • 取引高履歴の挿入
  • 契約データおよび履歴の更新 (契約を使用した場合)。コール数量/金額が減り、請求数量と金額が増えます。取引高が契約履歴に書き込まれます。このアクションは、[購買契約パラメータ (tdpur0100m300)] セッションの [契約取引高のログ] チェックボックスがオンの場合にのみ実行されます。この方法で、どのオーダが契約の数量をコールオフしたかを確認できます。
  • 請求元取引先の残高の更新
  • 平均/最新購買価格の更新。財務会計が導入されている場合、このアクションは請求書照合手順で実行されます。この手順は、[受取済購買請求書の確認 (tfacp1104m000)] セッションで請求書を承認すると実行できます。
  • 実際購買価格による取引高履歴の書込および更新。プラスおよびマイナス数量の転記が行われます。このアクションは、[購買オーダパラメータ (tdpur0100m400)] セッションで [オーダ履歴のログ] チェックボックスがオンになっており、[オーダ入力履歴ログのレベル] が [すべて] に設定されている場合にのみ発生します。

委託補充オーダの処理

委託の場合、購買オーダが 2 つ存在できます。1 つは補充オーダ、もう 1 つは商品の支払オーダです。委託補充オーダは、契約にリンクできます。委託補充オーダが処理されても、請求書は作成されないため、契約データは更新されません。

委託支払が完了しオーダが処理されると、次のアクションが実行されます。

  1. 委託補充オーダの検索
  2. 委託補充オーダからの契約の取得
  3. 購買契約のコール数量および金額と、請求済数量および金額の更新

購買オーダの処理と、購買請求書の照合および承認の違い

購買オーダの処理と財務会計での購買オーダの照合と承認は、互いに独立して実行可能です。購買オーダの処理後に購買請求書を承認した場合、請求額は取引高履歴レコードに書き込まれません。したがって、この状況を修正するために [納入済購買オーダの処理 (tdpur4223m000)] セッションを再実行する必要があります。請求額が取引高履歴レコードにまだ書き込まれていないので、その請求額の取引高履歴レコード (- と +) が追加されます。