出荷ライン (fmlbd3150m000)

セッションの目的:出荷ライン」を表示およびメンテナンスします。出荷 1 つに対する出荷ラインは、1 つあっても複数あってもかまいません。出荷および出荷ラインは積荷作成エンジンでも、またマニュアルでも作成できます。

出力オプション

[ファイル] メニューの [出力] サブメニューでは、選択した出荷に次の出力オプションを使用できます。

  • 出荷

    出荷および出荷ライン明細を出力します。
  • 計画

    輸送オーダ、発生元オーダ、または積荷別にグループ分けされた計画データを出力します。
  • 出荷ラインに対する有効在庫

    有効在庫を出力します。
注: 

[出荷元タイプ] フィールドの値が [倉庫] の場合は、出荷ライン上の品目の有効在庫が次のフィールドに表示されます。

  • [発生元倉庫]
  • [手持]
  • [オーダ済]
  • [引当済]
  • [約定引当済]
出荷ライン

出荷ラインが属している「出荷」の識別番号

ライン

出荷ラインの位置番号

状況

状況は、出荷が、輸送で作成され、倉庫管理での実行を経て、財務会計買掛金モジュールでの承認後に完了というライフサイクルに基づいて出荷の進捗を表します。

部品表ライン

構成要素品目ラインの識別番号

追加コストライン

このチェックボックスがオンの場合、現在の出荷ラインは追加コストラインです。出荷ライン上にリスト表示された商品の「追加コスト」を支払う必要がある場合は、出荷ラインに追加コストセットがリンクされます。これは、その追加コストセットを格納する新規出荷ラインを作成することで行われます。新規出荷ライン (「追加コストライン」 と呼ばれる) は、追加コストの支払を要する商品をリストする出荷ラインにリンクされます。

計画

出荷ラインの出荷が属している積荷計画

積荷

出荷ラインの出荷が属している積荷

輸送オーダライン

出荷ラインのベースになる「輸送オーダ」の識別番号

輸送オーダライン

出荷のベースになる「輸送オーダライン」の位置番号

品目

輸送する必要がある品目。状況が 「完了」 または 「クローズ」 の場合、品目は目的地住所に到着済です。

在庫処理

倉庫管理では、構成要素別または主品目別に品目が処理されます。このフィールドの値が[構成要素別]の場合、現在の出荷ラインの派生元である発生元オーダが構成要素別に処理され、出荷ラインに構成要素品目が含まれます。発生元オーダを主品目別に処理すると、主品目だけが出荷ラインにリストされます。

発生元

現在の出荷ラインの輸送オーダが発生する、オーダの発生元

発生元オーダ

現在の出荷ラインの輸送オーダの発生元であるオーダの識別番号

参照

情報を参照するために使用される情報記述フィールドです。たとえば次の情報を参照することができます。

  • 特定のタスクを実行する権限を持つ担当者または部署
  • 取引先の窓口
  • オリジナル請求書番号
納入地点

運送業者が出荷品を配達する必要のある場所。詳細は、次の情報を参照してください: 輸送の出荷構築

注: 
  • この値は、[出荷ごとに 1 納入地点]チェックボックスがオンになっている場合は、[輸送オーダライン (fmfoc2101m000)] セッションの[納入地点]フィールドから取得されます。

納入地点

コードの記述または名称

顧客オーダ

発注先保管場所から商品をピックアップする際の基準となる顧客オーダ番号。同じ顧客番号が設定されている出荷ラインはすべて 1 件の単一出荷にまとめられます。既存の出荷が見つからない場合は、輸送オーダライン用に新規の出荷が作成されます。

詳細は、次の情報を参照してください: 輸送の出荷構築

出荷参照

発注先保管場所から品目をピックアップする基準となる出荷参照。いくつかある基準の中でも特に出荷参照によって、発注先の倉庫から出庫/ピックアップされる品目がどのように出荷にまとめられるかが決まります。同じ出荷参照が設定されている品目は、顧客への 1 件の出荷にまとめる必要があります。これは自動車業界では、ピックアップシート (PUS) 処理と呼ばれています。詳細は、次の情報を参照してください: 輸送の出荷構築

注: 
  • この値は、[出荷ごとに 1 出荷参照]チェックボックスがオンになっている場合は、[輸送オーダライン (fmfoc2101m000)] セッションの[出荷参照]フィールドから取得されます。
  • このフィールドは、出荷ラインの状況が[確認済]の場合に派生します。

テキスト

このチェックボックスがオンの場合、現在の出荷ラインについての追加テキストを利用できます。テキストを作成するには、ツールバーのテキストエディタを起動します。または、Ctrl + T キーを押します。

計画数量

輸送対象として計画されている出荷ラインの数量

保管単位

品目の数量を表すために使用される単位

オーダ数量 (保管単位)

品目オーダ数量。出荷ラインの状況が 「進行中」 になるまで変更可能です。

オーダ数量

品目の数量を表すために使用される単位

出荷数量

実際に出荷される品目の確定数量。この数量は、積込能力の不足や積込/荷降中の破損などが原因で、オーダ数量とは異なる場合があります。

部品表数量

品目の部品表数量

部品表数量

部品表数量を表す単位

オーダ数量主品目

主品目のオーダ数量。品目の部品表 (BOM) が存在する場合、このフィールドは自動入力されます。

計画数量主品目

主品目の計画数量。品目の部品表 (BOM) が存在する場合、このフィールドは自動入力されます。

出荷数量主品目

主品目の出荷数量。品目の部品表 (BOM) が存在する場合、このフィールドは自動入力されます。

オーダ数量

棚卸単位で表されるオーダ数量

計画数量

棚卸単位で表される計画数量

出荷数量

棚卸単位で表される出荷数量

納入数量

顧客のロケーションに納入された商品の数量。この数量は棚卸単位で表されます。倉庫管理のデフォルトでは、このフィールドに出庫出荷ラインの出荷数量が入力され、入庫出荷ラインには入庫数量が入ります。出荷ラインが倉庫管理にリンクされていない場合、出荷ラインの状況を[納入/受領の確認 (fmlbd3252m000)] セッションでマニュアルで変更できます。状況が[出荷済]に変わった場合、[出荷数量]、[計画数量]フィールドおよび出荷能力フィールドには、デフォルトで[計画数量]フィールドと計画能力フィールドから値が設定されます。状況が[完了]に変わった場合、[納入数量]フィールドおよび納入能力フィールドには、デフォルトで[出荷数量]フィールドと出荷能力フィールドから値が設定されます。出荷ラインの状況が[完了]の場合、このフィールドがマニュアル変更可能になります。その後、納入数量を入力できます (この情報を顧客から提供された場合)。

破損数量

積込、輸送、または荷降中に破損した商品の数量。破損数量は、マニュアルで入力できます (この情報を運送業者から提供された場合)。

破損の理由

破損の原因を説明する理由コード

発生元倉庫

現在の輸送オーダラインにリストされている商品の出荷元の倉庫

手持

1 つまたは複数の倉庫内にある商品の物理量。保留在庫も含みます。

デフォルト

このフィールドは、[会社 - 品目在庫 (whwmd4100m100)] セッションの[合計]フィールドから自動的に入力されます。

棚卸単位

品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。

棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。

オーダ済

計画された入庫。在庫が入庫され、入庫勧告が作成されます。ただし、この勧告はまだ発行されません。この数量は、経済在庫に含まれます。

デフォルト

このフィールドは、[会社 - 品目在庫 (whwmd4100m100)] セッションの[オーダ済在庫]フィールドから自動的に入力されます。

引当済

出庫オーダラインに引き当てられている全倉庫中の在庫。在庫が出荷されると (倉庫を出ると)、引当が削除されます。標準引当、またはソフト引当とも言います。保管場所引当済在庫も参照してください。

保管場所引当も参照してください。

デフォルト

このフィールドは、[会社 - 品目在庫 (whwmd4100m100)] セッションの[引当済]フィールドから自動的に入力されます。

約定引当済

ブロックされている商品の数量。保留在庫は、保管場所、ロット、ゾーン、またはストックポイントがブロックされたときに発生します。在庫はさまざまな理由、たとえば、検査や循環棚卸でブロックできます。

保管場所がすべての処理に対してブロックされている場合は、ブロックされている数量と手持在庫の数量が同じになります。保管場所の一部の在庫をブロックすることはできません。

デフォルト

このフィールドは、[会社 - 品目在庫 (whwmd4100m100)] セッションの[約定引当済]フィールドからデフォルト設定されます。

重量

現在の出荷ラインにリストされた計画済商品の総計重量

重量単位

重量を表すために使用される単位

容積

現在の出荷ライン上にリストされた商品の総計容積

容積単位

出荷ラインにリストされている商品の容積を表すために使用される単位

フロアスペース

出荷ライン上にリストされた商品の総計表面積

フロアスペース単位

表面積を表すために使用される単位

個数

出荷ラインにリストされている商品の総計個数単位数量

出荷重量

出荷ライン上にリストされた商品の実際重量。これは、倉庫管理において出荷ラインに 「確認済」 状況が割り当てられた後の商品の重量です。

コスト割当が重量ベースの場合は、出荷ラインの状況が 「出荷済」 になった後、この値がゼロより大きい値である必要があります。

出荷容積

出荷された商品の総計容積。このフィールドの値は、出荷数量および [計画容積] フィールドから取得されます。出荷がマニュアルで作成された輸送オーダベースではない場合、これは、倉庫管理において出荷ラインの状況に 「確認済」 が割り当てられた後の商品の容積です。

コスト割当が容積ベースの場合、出荷ラインの状況として[出荷済]が受け入れられた後は、この値がゼロよりも大きい必要があります。

出荷フロアスペース

出荷された商品の総計フロアスペース。このフィールドの値は、出荷数量および [計画フロアスペース] フィールドから取得されます。出荷がマニュアルで作成された輸送オーダベースではない場合、これは、倉庫管理において出荷ラインの状況に 「確認済」 が割り当てられた後の商品の表面積です。

コスト割当がフロアスペースベースの場合、出荷ラインの状況として 「出荷済」 が受け入れられた後は、この値がゼロよりも大きい必要があります。

出荷個数

出荷ラインにリストされている商品の総計個数単位数量。このフィールドの値は、出荷数量および[個数]フィールドから取得されます。出荷がマニュアルで作成された輸送オーダベースではない場合、これは、倉庫管理において出荷ラインの状況に 「確認済」 が割り当てられた後の商品の個数単位数量です。

納入重量

顧客のロケーションに納入された商品の総計重量。このフィールドの値は、納入数量および [出荷重量] フィールドから取得されます。

納入容積

顧客のロケーションに納入された商品の総計容積。このフィールドの値は、納入数量および [出荷容積] フィールドから取得されます。

納入フロアスペース

顧客のロケーションに納入された商品の総計フロアスペース。このフィールドの値は、納入数量および [出荷フロアスペース] フィールドから取得されます。

納入個数

顧客に納入した商品の総計個数単位数量。このフィールドの値は、納入数量および[出荷個数]フィールドから得られます。

個数単位

出荷ラインの個数単位

計画追加レート数量

輸送レートの定義対象である単位別の数量。共通情報で定義されている単位から選択できます。多くの輸送レートは距離および重量を基準にします。単位別追加数量を使用すると、容積など他の単位を基準にレートを定義したり、距離、重量、およびその他の単位の組合せを基準にレートを定義したりできます。

例 1

単位別追加数量による輸送レート: 

[追加レート数量]: 1 パレット、[距離]: 1000 km

[距離別金額]: 10

例 2

距離/ゾーンの単位の組合せによる輸送レート: 

[重量]: 10 kg

[追加レート数量]: 1 m³

[境界タイプ]: [最小]

距離 0 100 500
距離別金額 10 15 20
重量別金額 5 5 10
追加レート単位別金額 5 5 7

この例で、輸送レートは、重量および容積別に距離を基準にして決定します。アムステルダムからロッテルダムまでの出荷 SH0001 の詳細: 距離: 70 km、重量: 50 kg、容積: 7 m³

出荷 SH0001 の輸送費は次のように計算されます。

10 × 70 (距離) + 5 × 50 (重量) + 5 × 7 (容積) = 985 
追加レート単位

輸送レートの定義対象である単位別の数量。共通情報で定義されている単位から選択できます。多くの輸送レートは距離および重量を基準にします。単位別追加数量を使用すると、容積など他の単位を基準にレートを定義したり、距離、重量、およびその他の単位の組合せを基準にレートを定義したりできます。

例 1

単位別追加数量による輸送レート: 

[追加レート数量]: 1 パレット、[距離]: 1000 km

[距離別金額]: 10

例 2

距離/ゾーンの単位の組合せによる輸送レート: 

[重量]: 10 kg

[追加レート数量]: 1 m³

[境界タイプ]: [最小]

距離 0 100 500
距離別金額 10 15 20
重量別金額 5 5 10
追加レート単位別金額 5 5 7

この例で、輸送レートは、重量および容積別に距離を基準にして決定します。アムステルダムからロッテルダムまでの出荷 SH0001 の詳細: 距離: 70 km、重量: 50 kg、容積: 7 m³

出荷 SH0001 の輸送費は次のように計算されます。

10 × 70 (距離) + 5 × 50 (重量) + 5 × 7 (容積) = 985 
計画済貨物価値

輸送が計画されている商品の価値。このフィールドの値は、出荷ラインのベースになる輸送オーダから入力されます。

出荷済貨物価値

輸送が計画されている商品の価値。このフィールドの値は、出荷ラインのベースになる輸送オーダから入力されます。

通貨

貨物価値を表す通貨

見積輸送費

出荷ラインの「見積輸送費」。見積輸送費は、LN の価格設定モジュールでメンテナンスされる運送業者契約から得られます。また、マニュアルで入力することもできます。見積輸送費を表すために使用される通貨は、現在の出荷ラインに対して選択された運送業者の購買元取引先用に定義されている通貨です。

請求書金額の再計算

このチェックボックスがオンの場合、部分納入または超過納入が存在するため、輸送費金額をマニュアルで再計算する必要があります。

実際の輸送費

ユーザにより積荷または輸送オーダクラスタについて[実際原価確定]と設定された見積輸送費、または特定の商品の輸送を実行するために運送業者により出荷オフィスに請求された実際の金額

実際原価確定

このチェックボックスがオンの場合、現在の出荷ラインについて財務会計により承認済みの運送業者請求書の実際原価。請求が運送業者請求書に基づいていない場合は、出荷ラインが属する積荷の見積原価が 「実際」 および 「最終出力」 に設定されるときに、このチェックボックスはオンになります。

出荷ラインテキスト

現在の出荷ラインについてのテキスト。テキストの編集または新規テキストの入力を行うには、ツールバーのテキストエディタを起動します。または、Ctrl + T キーを押します。