輸送請求パラメータ (fmfri0100m000)

セッションの目的: 輸送請求モジュール用のパラメータを設定します。このパラメータは、このモジュールの動作を制御します。

注: 

請求方法が [輸送費 (更新可能)] の場合、運送業者請求書からの実際の輸送費とそれ以前に顧客に請求した輸送費の差異が [右記値より大きい場合] フィールドに入力されている割合または [金額が右記値より大きい場合] フィールドに入力されている金額よりも大きければ、この差異を顧客に請求できます。

発効日

そのレコードまたは設定が有効となる最初の日。通常、発効日には発効時刻も指定されます。

実際のセットまたはパラメータセットでは、[発効日] フィールドは空ですが、[記述]フィールドではこの発効日がデフォルト値として使用されます。

実際のセットに先立つパラメータセットでは、発効日が [発効日] フィールドに表示されます。

実際のセットに変更を加えた場合は、変更済のセットが新しい実際のセットになります。

右記値より大きい場合

このパラメータは、請求方法が[輸送費 (更新可能)] の場合に適用されます。 見積輸送費と運送業者請求書の実際の輸送費の間の差異がこのフィールドに入力した割合よりも大きい場合、取引先にこの差異を請求できます。

金額が右記値より大きい場合

このパラメータは、請求方法が[輸送費 (更新可能)] の場合に適用されます。 見積輸送費と運送業者請求書の実際の輸送費の間の差異がこのフィールドに入力した金額よりも大きい場合、取引先にこの差異を請求できます。

通貨

金額を表す通貨。 デフォルトの通貨は、会社データから取り込まれます。

輸送請求履歴のログ

このチェックボックスがオンの場合、輸送請求履歴がメンテナンスされます。 [輸送請求情報履歴 (fmfri5500m000)] セッションで輸送請求履歴を表示できます。

パフォーマンスについて

このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 履歴データ

出荷差異の再計算

[出荷差異の再計算]パラメータは、輸送オーダラインの輸送請求額を再計算する方法を制御します。輸送請求額が計算されたオーダ数量よりも商品の出荷数量が下回っている場合、または過剰納入が発生した場合、輸送請求額を再計算する必要があります。

積込、輸送、および荷降のときに、積込時の破損や輸送能力が十分でないなどさまざまな理由で、輸送する商品の数量が変わることがあります。同じように、過剰納入が発生する場合もあります。 たとえば、顧客が特定の品物を 14 個注文したにも関わらず、15 個入りの箱単位で納入されるという場合があります。そのような場合、組織では請求額を再計算できるようになっている必要があります。

以下の再計算の設定を使用できます。

  • 自動

    請求方法が[クライアントレート]の場合、[請求額]が自動的に再計算されます。 請求方法が[輸送費]または[輸送費 (更新可能)] の場合、輸送オーダラインから作成された積荷または出荷の見積原価が自動的に再計算され、[輸送請求情報 (fmfri0110m000)] セッションの[請求額]フィールドが更新されます。
  • マニュアル

    請求方法が[クライアントレート]の場合、[輸送請求情報 (fmfri0110m000)] セッションの[請求額を再計算]チェックボックスが自動的にオンになります。このため、最善の結果を得るには請求額を再計算する必要がありますが、請求額をマニュアルで変更することも、請求額を変更しないこともできます。 請求方法が[輸送費]または[輸送費 (更新可能)] の場合、出荷ラインの[請求書金額の再計算]チェックボックスがオンになり、これにより[輸送請求情報 (fmfri0110m000)] セッションの[請求額を再計算]チェックボックスがオンになります。

[輸送請求情報 (fmfri0110m000)] セッションの[請求額固定]チェックボックスがオンの場合、パラメータ値は無視されます。このため、再計算を行うことはできません。