標準経路/経路計画の輸送オーダラインへの割当 (fmfoc2280m000)

セッションの目的:標準経路」および「経路計画」を「輸送オーダライン」に割り当てます。

これは、標準経路または経路計画が割り当てられた輸送オーダラインの「積荷計画」を作成することを目的としています。

割当処理が実行されると、以下の場合に経路計画または標準経路が輸送オーダラインに割り当てられます。

  • 輸送オーダラインの状況が[予定]である。
  • 関連する輸送オーダヘッダの出荷元住所および出荷先住所が、標準経路または経路計画の住所と一致する。

計画の生成 (fmlbd0280m000) セッションにおいて経路計画または標準経路の範囲を選択している場合、輸送オーダラインの積荷計画が作成され、選択した輸送計画または標準経路が割り当てられます。

標準経路または経路計画を輸送オーダラインに割り当てるには、以下のようにします。

  1. [標準経路/経路計画] フィールドにおいて、輸送オーダラインに標準経路または経路計画を割り当てるかどうかを指定します。
  2. [選択範囲] グループボックスのフィールドにおいて、標準経路または経路計画を割り当てる輸送オーダラインを選択します。
  3. 追加の割当オプションおよび出力オプションを選択します。
  4. [割当] をクリックします。
標準経路/経路計画

選択した輸送オーダラインに割り当てられるオブジェクト

指定可能な値

  • [標準経路]
  • [経路計画]

[選択範囲]グループボックスのフィールドを使用して、標準経路または経路計画を割り当てる輸送オーダラインを選択します。

輸送オーダ

特定の数の商品を輸送するための命令。輸送オーダは、1 つのオーダヘッダと 1 つまたは複数のオーダラインから構成されます。

輸送オーダヘッダには、輸送オーダにリストされている商品の納期、およびこの商品を受領する顧客の名前と住所など、一般情報が含まれます。

輸送オーダラインには、輸送する品目の他に、この品目に関する明細 (数量や寸法など) が含まれます。

ライン

輸送オーダ入力。輸送オーダラインには、輸送オーダに入力されている輸送品目に関する情報が含まれます。輸送オーダラインは、購買オーダ、販売オーダ、倉庫オーダ、計画物流オーダから生成する他に、マニュアルでも作成できます。

出荷オフィス

1 つまたは複数の倉庫に対する輸送の準備を担当する部署。商品を倉庫から搬出または倉庫へ搬入するときに、担当の出荷オフィスはこれらの商品の輸送を計画したり、商品の輸送を外注したりします。直送シナリオでは、出荷オフィスは外部発注先や顧客向けに計画や輸送の外注サービスを提供します。

輸送では、出荷オフィスは積荷構築および輸送オーダクラスタにおいて重要な役割を果たします。輸送オーダは、出荷オフィス別にグループ化されます。出荷オフィス別の輸送オーダグループは、出荷および積荷を構築するために積荷構築エンジンで使用されたり、輸送オーダクラスタを作成するために輸送オーダクラスタエンジンで使用されます。

計画グループ

輸送オーダラインを出荷と積荷または輸送オーダクラスタにグループ化するために使用されるエンティティ

各輸送オーダラインは、計画グループに割り当てられます。計画グループが異なる輸送オーダラインは、同じ出荷、積荷、または輸送オーダクラスタに入れることはできません。たとえば、ベルギー向けの商品はすべてベルギーという計画グループに細分化されます。

階層的に見ると、計画グループは出荷オフィスよりも 1 つ下位レベルになります。1 つの出荷オフィスが 1 つまたは複数の計画グループを持ちます。輸送オーダは出荷オフィスにグループ化され、その輸送オーダを形成する輸送オーダラインはこの出荷オフィスの計画グループにグループ化されます。

計画積込日

輸送オーダの出荷予定日

計画荷降日

輸送オーダの荷降予定日

運送業者/TMG/TMCの使用可能性のチェック

このチェックボックスがオンの場合、標準経路で定義された「運送業者」、「輸送手段グループ」、または「輸送手段の組合せ」の積込能力が選択した輸送オーダラインでリストされる商品の輸送で十分な場合、標準経路が割り当てられます。

運送業者/LSP 選択基準の使用

デフォルトの[運送業者/LSP 選択基準]は、[輸送計画パラメータ (fmlbd0100m000)] セッションで定義されます。デフォルトの[運送業者/LSP 選択基準]を使用することも、また使用可能なオプションのいずれかを選択することもできます。

最安値

積荷構築については、最もレートの安い運送業者およびそれに該当する経路計画または標準経路が選択されます。輸送オーダクラスタについては、最もレートの安い運送業者が選択されます。これらのレートは、価格設定の運送業者レート帳簿で定義されています。詳細については、輸送レート帳の定義および輸送レートの取得を参照してください。

最安値を提示できる運送業者が複数ある場合は、納入時間が最速の運送業者が選択されます。最安値かつ最短の納入時間を提示できる運送業者が複数ある場合は、最短経路をとる運送業者が選択されます。

最速

積荷構築については、最も輸送時間が短い経路計画または標準経路およびそれに該当する運送業者が選択されます。LN によって使用可能な運送業者の輸送手段グループの平均速度、その住所のカレンダー、および標準経路がチェックされます。輸送オーダクラスタでは、運送時間の最も短い運送業者が選択されます。LN によって、利用可能な運送業者の輸送手段グループの平均速度がチェックされます。

最短の納入時間かつ最安値を提示できる運送業者が複数ある場合は、最短経路をとる運送業者が選択されます。

最短

LN によって最短距離の経路計画/標準経路が検索された後、使用可能な運送業者が検索されます。

最短経路をとる運送業者が複数ある場合は、最安値の運送業者が選択されます。最短経路をとり、最安値を提示する運送業者が複数ある場合は、納入時間が最短の運送業者が選択されます。

割当済標準経路/経路計画の上書き

このチェックボックスがオンの場合、以前に輸送オーダラインで指定した標準経路または経路計画が、現在の処理で割り当てられている標準経路または経路計画で上書きされます。

事前定義デバイスに出力

このチェックボックスがオンの場合、レポートを出力するためにユーザプロファイルで定義されたデフォルトデバイスが選択されます。

注: 

このフィールドはデフォルトでオンに設定されています。

このチェックボックスがオンの場合、プレーンテキストフォーマットでレポートが出力されます。[フラットファイルの区切り]フィールドにおいて、区切りを選択できます。

フラットファイルの区切り

フラットファイルフォーマットのレポートで優先的に使用する区切り。

運送業者/LSP 選択基準

優先的な運送業者の選択オプション

指定可能な値

最安値

積荷構築については、最もレートの安い運送業者およびそれに該当する経路計画または標準経路が選択されます。輸送オーダクラスタについては、最もレートの安い運送業者が選択されます。これらのレートは、価格設定の運送業者レート帳簿で定義されています。詳細については、輸送レート帳の定義および輸送レートの取得を参照してください。

最安値を提示できる運送業者が複数ある場合は、納入時間が最速の運送業者が選択されます。最安値かつ最短の納入時間を提示できる運送業者が複数ある場合は、最短経路をとる運送業者が選択されます。

最速

積荷構築については、最も輸送時間が短い経路計画または標準経路およびそれに該当する運送業者が選択されます。LN によって使用可能な運送業者の輸送手段グループの平均速度、その住所のカレンダー、および標準経路がチェックされます。輸送オーダクラスタでは、運送時間の最も短い運送業者が選択されます。LN によって、利用可能な運送業者の輸送手段グループの平均速度がチェックされます。

最短の納入時間かつ最安値を提示できる運送業者が複数ある場合は、最短経路をとる運送業者が選択されます。

最短

LN によって最短距離の経路計画/標準経路が検索された後、使用可能な運送業者が検索されます。

最短経路をとる運送業者が複数ある場合は、最安値の運送業者が選択されます。最短経路をとり、最安値を提示する運送業者が複数ある場合は、納入時間が最短の運送業者が選択されます。

成功レポート

このチェックボックスがオンの場合、選択した輸送オーダラインに割り当てられた標準経路または経路計画を表示するレポートが出力されます。

エラーレポート

このチェックボックスがオンの場合、標準経路または経路計画の割当処理で発生したエラーを表示するレポートが出力されます。