輸送マスタデータパラメータ (fmfmd0100m000)

セッションの目的: 輸送で使用するデフォルトの計測単位を表示およびメンテナンスします。

注: 

デフォルトの単位を選択するには、選択する単位に変換係数が存在しているか、または単位が基準単位でなければなりません。たとえば、KG (キログラム) と PND (ポンド) が重量単位であり、KG が基準単位である場合、PND と KG 間の変換係数が存在している必要があります。変換係数が存在することによって、PND 単位の重量を KG に変換できます。変換係数は、[変換係数 (tcibd0103m000)] セッションで定義します。

注: 

デフォルトの単位を使用してレコードを作成した場合、このデフォルトの単位は編集不可になります。

輸送マスタデータパラメータは必須です。このパラメータを定義していないと、輸送のさまざまな部分でエラーが発生する可能性があります。

発効日

そのレコードまたは設定が有効となる最初の日。通常、発効日には発効時刻も指定されます。

実際のセットまたはパラメータセットの場合、[発効日]フィールドは未入力になりますが、[記述]フィールドではこの発効日がデフォルト値として使用されます。

実際のセットの前にパラメータセットがある場合は、発効日が[発効日]フィールドに表示されます。

実際のセットに変更を加えた場合は、変更済のセットが新しい実際のセットになります。

記述

新しい実際のセットでは、以下のテキストがデフォルトとして使用されます。

<新しい実際のセットの日時> で定義されている実際のセット。

デフォルト重量単位

輸送で重量を表すために使用されるデフォルト重量単位。重量は以下の目的に使用されます。

  • [輸送手段グループ (fmfmd0150m000)] セッションで輸送手段グループの能力を定義する
  • [単位ごとの品目の寸法 (fmfmd1110m000)] セッションで単位ごとの品目寸法を定義する
  • [品目 - 輸送管理 (fmfmd1100m000)] セッションで品目の重量を定義する
  • [重量および容積クラス (fmfmd0190m000)] セッションで重量クラスを定義する
  • [輸送オーダライン (fmfoc2101m000)] セッション、[出荷 (fmlbd3100m000)] セッション、[出荷ライン (fmlbd3150m000)] セッション、および[積荷 (fmlbd4100m000)] セッションで商品の総計重量を指定する
デフォルト距離単位

輸送で距離を表すために使用されるデフォルト距離単位。距離単位は以下の目的に使用されます。

  • [距離別ゾーン (fmfrc1140m000)] セッションで距離タイプのゾーンを定義する
  • [経路計画プロセス (fmfoc1151m000)] セッションで経路計画プロセスの距離を定義する
  • [輸送手段グループ (fmfmd0150m000)] セッションで輸送手段グループの平均速度を定義する
  • [輸送オーダライン (fmfoc2101m000)] セッションで出荷元住所から出荷先住所までの距離を (マニュアルで) 入力する
デフォルト時間単位

輸送で時間を表すために使用されるデフォルト時間単位。デフォルト時間単位は、[輸送手段グループ (fmfmd0150m000)] セッションで輸送手段グループの平均速度を定義する目的と[経路計画プロセス (fmfoc1151m000)] セッションで経路計画プロセスの距離を定義する目的に使用します。

デフォルト面積単位

輸送で面積を表すために使用されるデフォルト面積単位。面積は以下の目的に使用されます。

  • [輸送手段グループ (fmfmd0150m000)] セッションで輸送手段グループの能力を定義する
  • [単位ごとの品目の寸法 (fmfmd1110m000)] セッションで単位ごとの品目寸法を定義する
  • [品目 - 輸送管理 (fmfmd1100m000)] セッションで品目の面積を定義する
  • [輸送オーダライン (fmfoc2101m000)] セッション、[出荷 (fmlbd3100m000)] セッション、[出荷ライン (fmlbd3150m000)] セッション、および[積荷 (fmlbd4100m000)] セッションで商品の総計面積を指定する
デフォルト容積単位

輸送で容積を表すために使用されるデフォルト容積単位。容積は以下の目的に使用されます。

  • [輸送手段グループ (fmfmd0150m000)] セッションで輸送手段グループの能力を定義する
  • [単位ごとの品目の寸法 (fmfmd1110m000)] セッションで単位ごとの品目寸法を定義する
  • [品目 - 輸送管理 (fmfmd1100m000)] セッションで品目の容積を定義する
  • [重量および容積クラス (fmfmd0190m000)] セッションで容積クラスを定義する
  • [輸送オーダライン (fmfoc2101m000)] セッション、[出荷 (fmlbd3100m000)] セッション、[出荷ライン (fmlbd3150m000)] セッション、および[積荷 (fmlbd4100m000)] セッションで商品の総計容積を指定する
デフォルト寸法単位

輸送で寸法を表すために使用されるデフォルト寸法単位。寸法は以下の目的に使用されます。

  • [輸送手段グループ (fmfmd0150m000)] セッションで輸送手段グループの能力を定義する
  • [単位ごとの品目の寸法 (fmfmd1110m000)] セッションで単位ごとの品目寸法を定義する
  • [品目 - 輸送管理 (fmfmd1100m000)] セッションで品目の寸法を定義する
  • [輸送オーダライン (fmfoc2101m000)] セッションで品目の寸法を指定する
時間の時間単位

輸送で時間を表すために使用されるデフォルト時間単位

デフォルト追加レート単位

輸送レートの定義対象である単位別の数量。共通情報で定義されている単位から選択できます。多くの輸送レートは距離および重量を基準にします。単位別追加数量を使用すると、容積など他の単位を基準にレートを定義したり、距離、重量、およびその他の単位の組合せを基準にレートを定義したりできます。

例 1

単位別追加数量による輸送レート: 

[追加レート数量]: 1 パレット、[距離]: 1000 km

[距離別金額]: 10

例 2

距離/ゾーンの単位の組合せによる輸送レート: 

[重量]: 10 kg

[追加レート数量]: 1 m³

[境界タイプ]: [最小]

距離 0 100 500
距離別金額 10 15 20
重量別金額 5 5 10
追加レート単位別金額 5 5 7

この例で、輸送レートは、重量および容積別に距離を基準にして決定します。アムステルダムからロッテルダムまでの出荷 SH0001 の詳細: 距離: 70 km、重量: 50 kg、容積: 7 m³

出荷 SH0001 の輸送費は次のように計算されます。

10 × 70 (距離) + 5 × 50 (重量) + 5 × 7 (容積) = 985 

単位ごとの追加レート数量は、以下のセッションに入力します。

  • [輸送オーダライン (fmfoc2101m000)]
  • [出荷ライン (fmlbd3150m000)]
  • [品目 - 輸送管理 (fmfmd1100m000)]

単位別の追加数量に基づく輸送レートは、価格設定で定義します。