ネットワーク (ecedi0120s000)
セッションの目的: ネットワークを定義します。
定義できる内容は次のとおりです。
- 参照データ
- ASCII ファイルの特性
- ネットワーク
-
同じソフトウェアを使用する姉妹会社へのデータフローを間接的に (EDI 変換による付加価値情報通信網 (VAN) での通信など) または変換しないで直接管理するために使用する通信ネットワークを識別するコード
- 記述
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コードの記述または名称
- パス
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このネットワークに関連するすべての EDI データが保存されているディレクトリ
デフォルト
[EDI パラメータ (ecedi0100s000)] セッションの [標準パス] フィールドに入力された値
注:外部 EDI に使用する ERP 会社が複数ある場合は、各企業についてそれぞれ一意のディレクトリを作成する必要があります。
- ネットワークアドレス
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ユーザ自身のネットワークアドレス。これは、(内部および外部の) EDI 取引先に対してユーザ自身を表す一意のコードとして使用できます。
デフォルト
[EDI パラメータ (ecedi0100s000)] セッションの、[ネットワークアドレス] フィールドの値
- 一般参照
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送信メッセージの参照は、ネットワークで記録することも、または一般参照として記録することもできます。このチェックボックスがオンの場合、送信メッセージに関する参照は、[EDI パラメータ (ecedi0100s000)] セッションのパラメータに基づきます。このチェックボックスがオフの場合、送信メッセージに関する参照は、[ネットワーク (ecedi0120s000)] セッションのフィールド設定に基づきます。
- 固定部分
- 日付フォーマット
- 先頭空番号
- 新規日付の先頭メッセージのアクション
- 固定部分
-
[一般参照] チェックボックスがオンになっていない場合の、ユーザの参照番号の固定部分
デフォルト
[EDI パラメータ (ecedi0100s000)] セッションの、[固定部分] フィールドの値
- 日付フォーマット
-
[一般参照] チェックボックスがオンになっていない場合に、参照番号の一部として使用される日付フォーマット
デフォルト
[EDI パラメータ (ecedi0100s000)] セッションの、[日付フォーマット] フィールドの値
注:日付フォーマットを選択する際には、参照番号が 14 桁であることにご注意ください。
- 先頭空番号
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[一般参照] チェックボックスがオンになっていない場合、これは次の送信メッセージの参照番号で使用される先頭空番号です。
デフォルト
[EDI パラメータ (ecedi0100s000)] セッションの、[先頭空番号] フィールドの値
注:先頭空番号はマニュアルで調整できます。
- 新規日付の先頭メッセージのアクション
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[一般参照] チェックボックスがオンになっていない場合は、連番の増加方法を選択します。
デフォルト
[EDI パラメータ (ecedi0100s000)] セッションの、[新規日付の先頭メッセージのアクション] フィールドの値
- 複数会社
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このチェックボックスがオンの場合、このネットワークは、LN の異なる会社間での内部通信に使用されます。
注:このようなネットワークで結合できる取引先は、複数会社に指定されている取引先 ([取引先 (tccom4100s000)] セッションで定義された、指定複数会社の系列会社を持つ取引先) のみです。このチェックボックスがオフの場合、このネットワークは、外部の EDI 取引先との通信に使用されます。
- 生成されたメッセージを自動で読取
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このチェックボックスがオンの場合、 生成メッセージの読取プロセスは、メッセージの宛先である会社において自動的に開始されます。
注:このフィールドは内部 EDI のみに関連するフィールドです。
- レコード区切り
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LN の EDI が導入されているオペレーティングシステムによって、ASCII フィールドの各レコード (行) の末尾が LF (行送り) と CR (復帰) の場合と LF のみの場合があります。オペレーティングシステムで自動的に CR を行う場合は、LF のみを使用します。
- フィールドタイプ
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ASCII ファイルには 2 種類の基本的なフォーマットがあります。フォーマットを選択する際は、外部 EDI 変換ソフトウェアが対応できるデータ形式に基いて選択します。
- 区切り記号
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範囲限定フィールドのフィールドセパレータとして使用される文字
注:入力方法は外部 EDI のソフトウェアにより異なります。フィールドセパレータとしてパイプ (|) がよく使用されますが、環境によってはカンマ (,) を使用します。
- 文字列周囲記号
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外部 EDI ソフトウェアで文字列フィールドを囲む特殊記号。例: "JOHNSON","ADDITIONAL TEXT"。この例では、フィールドをカンマで区切り、引用符で囲んでいます。
注:入力方法は外部 EDI のソフトウェアにより異なります。このフィールドは、LN EDI では必須ではありません。
- 置換記号
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フィールドセパレータとして現在使用されている文字を置換するセパレータ記号
注:送信 EDI メッセージのデータには、フィールドセパレータと同じ文字は使用できません。例:
- フィールドセパレータがカンマ (,)
- 置換文字がセミコロン (;)
- データが (Dear Sir,)
- 送信メッセージ内のデータは (Dear Sir;)
- 置換記号
-
[文字列周囲記号] フィールドに値が定義されている場合に、文字列フィールドを囲むために現在使用されている文字を置換するセパレータ記号
注:送信 EDI メッセージのデータには、文字列を囲む文字と同じ文字は使用できません。例:
- 文字列を囲む文字 (")
- 置換文字 (')
- データが (注: 品目番号は "355444")
- 送信メッセージ内のデータは ("注: 品目番号は '355444'")
- 番号前にゼロを入れる
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このチェックボックスがオンの場合、番号の前にあるスペースにゼロが入ります。このチェックボックスがオフの場合、番号の前にあるスペースにスペースが入ります。
注:EDI 変換パッケージの中には、数字フィールドの番号前にゼロが入っていることを前提としているものがあります (フィールドが固定長の場合にのみ該当します)。このフィールドの設定は外部 EDI ソフトウェアにより異なります。
- 標準通信を出力しない
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このチェックボックスがオンの場合、標準の通信手順が使用されず、外部 EDI 処理で使用される EDI セマフォ論理は無視されます。
注:このネットワーク内で作成されたメッセージは必ず、マニュアルで appl_from ディレクトリから削除してください。生成済メッセージの状況は、そのメッセージに関連するすべてのファイルが削除されるまでは 「取引先別読取」 に変わりません。受信メッセージは、マニュアルで appl_to ディレクトリに保存する必要があります。このチェックボックスがオフの場合は、外部 EDI 通信ソフトウェアの標準の通信手順が実行されます。
- 接続前の送信メッセージを生成
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このチェックボックスがオンの場合、受信メッセージを読み取る前に[直接ネットワーク通信 (ecedi7205m000)] セッションで送信メッセージが生成されます。
このチェックボックスがオフの場合は、LN によってネットワークへの送信を待機中のメッセージが送信されます。送信メッセージは作成されません。
- 所要入庫並列処理
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このチェックボックスがオンの場合、 パフォーマンスブースタが特定のセッションに対してアクティブなときには、受信メッセージに対して並列処理の bshell が使用されます。
- 所要出庫並列処理
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このチェックボックスがオンの場合、 パフォーマンスブースタが特定のセッションに対してアクティブなときには、送信メッセージに対して並列処理の bshell が使用されます。