資材フローサポートのある作業外注

外注作業のある品目の場合、製造オーダが必要です。工程管理で製造オーダをマニュアルで作成するか、企業計画で計画製造オーダを作成して、そのオーダを工程管理に転送します。

企業計画の計画製造オーダに関しては、計画オーダ別使用能力 (cprrp2100m000) セッションで製造オーダ作業を表示できます。該当する場合、部分組立品に関する情報が作業ラインに示されます。

外注先から入庫予定のすべての部分組立品のリストを出力するには、外注予測の出力 (cprrp2402m000) セッションを使用します。

工程管理で製造オーダを発行します。

[製造オーダ (tisfc0101m100)] セッションの [見積資材 (ticst0101m000)] タブで [部分組立品の表示] をクリックして、見積資材に含まれる部分組立品を表示します。

• 外注先に発送する部分組立品の場合、その外注作業に先行する作業にはマイナスの数量が表示されます。外注作業にプラスの数量が表示されます。

• 外注先から返送される部分組立品の場合、その外注作業にはマイナスの数量が表示されます。外注作業に続く作業にプラスの数量が表示されます。

  外注先から返送される部分組立品が完成品である場合、その完成品の購買オーダに指定された倉庫に入庫されます。その完成品が管理上は購買オーダに登録されていて、部分組立品が物理的に入庫されたことを倉庫で示すために、倉庫オーダのない資材ラインが生成されます。

  外注先から受け取った部分組立品が完成品である場合は、ステップ 9 に進みます。

外注プロセスを管理するために、外注購買オーダが必要です。

[製造オーダ (tisfc0501m000)] セッションから外注購買文書の生成 (tisfc2250m000) セッションを開始して、購買オーダを生成します。このセッションの [先行作業の完了が必須] チェックボックスがオンの場合、購買オーダを生成する前に、まずその外注作業に先行する作業を完了する必要があります。

[外注購買文書の生成 (tisfc2250m000)] セッションで、購買オーダタイプを入力します。購買オーダタイプにリンクされている活動によって、外注購買オーダの処理が決まります。たとえば、外注の供給オーダの生成 (tdpur4216m000) セッションを挿入し、自動チェックボックスをオンにして、供給オーダが自動的に生成されるようにすることができます。

生成された購買オーダを [購買オーダ (tdpur4100m900)] セッションで表示します。オーダラインには、外注後に外注先から受け取る部分組立品が表示されます。

外注購買オーダの生成後、[購買オーダ (tdpur4100m900)] セッションまたは 購買オーダ資材供給ライン (tdpur4116m000) セッションで供給ラインを表示できます。供給ラインは、外注先に出荷する資材および部分組立品を表します。

供給オーダは、製造元の所在地にある倉庫から管理倉庫に部分組立品と資材を出荷するために使用されます。供給オーダが自動的に生成されない場合は (ステップ 3 を参照)、外注の供給オーダの生成 (tdpur4216m000) セッションを実行します。[倉庫別品目データ (whwmd2510m000)] セッションで定義されている部分組立品の供給システムは、[オーダ管理/個別供給] にする必要があります。

[購買オーダ (tdpur4100m900)] セッションで、[承認] をクリックして外注購買オーダを承認します。詳細については、次のトピックを参照してください: 購買オーダの承認

[作業の完了レポート (tisfc0130m000)] セッションで、外注作業に先行する作業を完了します。工程倉庫を定義した場合、部分組立品は自動的にその工程倉庫に入庫されます。工程倉庫がない場合、部分組立品は [品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションで定義された倉庫に入庫されます。

[製造オーダの出庫資材 (ticst0101m100)] セッションで、部分組立品が出庫されるかどうかを確認できます。[仕様別在庫 (whwmd2519m000)] セッションで、部分組立品の入庫先の倉庫を確認できます。

ジョブショップまたは工程倉庫から部分組立品倉庫に部分組立品を出荷するには、転送オーダを実行します。

1. [製造オーダの出庫資材 (ticst0101m100)] セッションで、部分組立品倉庫に発送する部分組立品を選択します。この資材ラインは数量がマイナスです。適切なメニューで [製造倉庫オーダ] をクリックして、[製造倉庫オーダ (timfc0101m000)] セッションを開始します。
2. 処理タイプが [出庫] の転送オーダを選択して、[倉庫オーダ - 状況の概要] をクリックします。
3. [出庫ライン状況概要 (whinh2129m000)] セッションで、出庫オーダラインに定義されている活動を実行します。

製造元は部分組立品と資材を外注先に発送する必要があります。出庫手順を使用して、部分組立品と資材が管理倉庫に発送されます。そのために、部分組立品の供給オーダと資材の供給オーダを処理する必要があります。

1. [購買オーダ (tdpur4100m900)] セッションまたは [購買オーダ資材供給ライン (tdpur4116m000)] セッションで、部分組立品と資材を選択して、[供給オーダ] をクリックします。
2. [倉庫オーダ (whinh2100m100)] セッションで勧告を生成します。
3. オーダがまだ自動的に処理されていない場合は、[倉庫オーダ (whinh2100m100)] セッションで出庫ラインを選択して、[状況概要] をクリックします。
4. [出庫ライン状況概要 (whinh2129m000)] セッションで、定義済の活動 (出庫勧告の生成と発行、出荷の確認など) を実行します。

場合によっては、外注活動用の資材が発注先から外注先に直接送付されることがあります。その場合、以下のステップを実行します。

1. [購買オーダ (tdpur4100m900)] セッションまたは [購買オーダ資材供給ライン (tdpur4116m000)] セッションで、部分組立品と資材を選択して、[供給オーダ] をクリックします。新しい供給オーダが生成されます。
2. 新しく生成されたオーダラインを選択して、[承認] をクリックします。

外注後、外注先は部分組立品を返送します。部分組立品を部分組立品倉庫に入庫するには、購買オーダを処理する必要があります。外注先が返送する部分組立品の名前は、外注先に発送した部分組立品の名前とは異なります。注意してください。

次のステップを実行します。

1. [購買オーダ (tdpur4100m900)] セッションで、外注先が返送する部分組立品の購買オーダラインを選択して、適切なメニューの [購買オーダライン状況] をクリックします。
2. [購買オーダライン状況 (tdpur4534m000)] セッションで、定義された購買オーダ手順に従って購買オーダを処理します。購買オーダ処理の詳細については、フレキシブルな購買オーダ処理および購買オーダ処理の概要を参照してください。

注意: 購買オーダを受け取ると、その外注作業は自動的に完了済としてレポートされます。該当する場合、部分組立品、および、部分組立品と一緒に発送する資材がバックフラッシュされます。

外注先から受け取った部分組立品に対して、さらに作業を続けることもあります。そのため、部分組立品をジョブショップに出庫する必要があります。[製造オーダの出庫資材 (ticst0101m100)] セッションで、外注先から返送された部分組立品を選択します。これは数量がプラスの部分組立品です。部分組立品をジョブショップに出庫します。

工程倉庫を使用する場合は、転送オーダを完了して、部分組立品倉庫から工程倉庫に部分組立品を出荷する必要があります。

1. [製造オーダの出庫資材 (ticst0101m100)] セッションで、外注先から返送された部分組立品を選択します。これは [出庫] フィールドの数量がプラスの部分組立品です。
2. 適切なメニューで [製造倉庫オーダ] をクリックして、[製造倉庫オーダ (timfc0101m000)] セッションを開始します。
3. 処理タイプが [出庫] である部分組立品の転送オーダを選択して、[倉庫オーダ - 状況の概要] をクリックします。
4. [出庫ライン状況概要 (whinh2129m000)] セッションで、定義済の活動を実行します。

[仕様別在庫 (whwmd2519m000)] セッションで、部分組立品が工程倉庫内の引当済在庫であるかどうかを確認できます。

[作業の完了レポート (tisfc0130m000)] セッションで、残りの作業を処理して、完了済としてレポートします。完成品は即座に在庫に転記できます。

[オーダの完了レポート (tisfc0520m000)] 詳細セッションで、製造オーダを完了済としてレポートします。

[製造オーダのクローズ (ticst0201m000)] セッションで製造オーダをクローズします。