外部構成要素データに基づく累計の同期
外部構成要素がスケジュール所要量を LN に通信している場合で、あなたが外部構成要素から取得した累計データに基づいて累計を同期しリセットしたい場合、[スケジュール条件 (tctrm1131m000)] セッションの累計の同期チェックボックスをオンにします。
累計データの比較と同期
累計の同期に同意した場合、[販売発行ライン (tdsls3508m000)] セッションで新しい販売発行ラインを送信するときに、外部構成要素は [出荷累計] と [最終出荷] を提供します。販売発行が販売スケジュール (改訂) に処理されると、出荷累計は外部構成要素から受信した出荷累計と比較され同期されます。
次のフィールドに基づいて累計データが比較されます。
- [出荷累計]
- [最終出荷]
- [スケジュール]
注:
- 同じ出荷番号の複数の出荷済累計レコードが検出された場合、最新の [処理日] の出荷済累計レコードが比較のために使用されます。
- 販売発行ラインの [最終出荷] で出荷済累計レコードが検出されない場合、LN により累計は同期されないが、販売発行の処理を続行できるという警告が表示されます。
スケジュール累計の同期
出荷済累計レコードが検出された後、以下が適用されます。
- 販売発行ラインの [出荷累計] は、[出荷累計] と一致しています。そのため、出荷済累計レコードは [出荷済累計 (tdsls3532m000)] セッションで [一致] に設定されます。[作成済] 状況の前のレコードはすべて [一致 (フィードバックなし)] に更新されます。
- 販売発行ラインの [出荷累計] は [出荷累計] より多いか少なくなります。そのため、出荷済累計は、外部構成要素の出荷済累計と一致するように修正値で修正されます。この出荷済累計レコードの状況は [同期] になります。[作成済] 状況の前のレコードはすべて [一致] に更新されます。
例
[販売発行ライン (tdsls3508m000)] | [出荷済累計 (tdsls3532m000)] | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
出荷済累計 | スケジュール | 出荷 ID | 出荷済累計 | スケジュール | 出荷 ID | 処理日 | 状況 | 出荷済数量 | 新しい出荷済累計 |
- | DJ0001 | - | 10 | DJ0001 | XXX-1 | 4 月 1 日 | 一致 | 10 | 10 |
20 | DJ0001 | YYY-2 | 15 | DJ0001 | YYY-2 | 5 月 1 日 | 一致 | 5 | 15 |
- | DJ0001 | - | - | DJ0001 | YYY-2 | 現在の日付 | 同期 | 5 | 20 |
- | DJ0001 | - | 25 | DJ0001 | ZZZ-3 | 6 月 1 日 | 作成済 | 10 | 30 |
- | DJ0001 | - | 50 | DJ0001 | VVV-4 | 7 月 1 日 | 作成済 | 25 | 55 |
[同期] 状況の累計レコードには、以下が適用されます。
- 修正値 = [販売発行ライン (tdsls3508m000)] セッションの出荷済累計 – [出荷済累計 (tdsls3532m000)] セッションの出荷済累計
- 出荷済数量 = 修正値
- 新しい出荷済累計 = 古い出荷済累計 + 修正値
累計のリセット
出荷済累計レコードが検出された後、[販売発行ライン (tdsls3508m000)] セッションの [顧客累計リセット日] は [出荷済累計 (tdsls3532m000)] セッションの [累計リセット日] と異なる場合があります。
以下を適用することができます。
- 販売発行ラインの [顧客累計リセット日] が [累計リセット日] よりも前になっている。累計はリセットできないが販売発行の処理を継続できるという警告が表示されます。
- 販売発行ラインの [顧客累計リセット日] が [累計リセット日] より後になっている。
この場合、販売スケジュールの累計は次のセッションでリセットされます。
- [出荷済累計 (tdsls3532m000)]
- [請求済累計 (tdsls3533m000)]
- [FAB/RAW 権限 (tdsls3134m000)]
注:
- [出荷済累計 (tdsls3532m000)] セッションの [処理日] に基づいて、適用できる請求済累計レコードと権限レコードが決定されます。
- [累計のリセット (tdsls3230m000)] セッションで累計をマニュアルでリセットできません。
リセット数量の計算
累計をリセットするには、リセット数量を計算する必要があります。
この数量は次のとおり計算されます。
[出荷済累計 (tdsls3532m000)] の [出荷累計] - [販売発行ライン (tdsls3508m000)] の [出荷累計]
例
[販売発行ライン (tdsls3508m000)] | |
---|---|
スケジュール | YYYYY1 |
最新の出荷 | XXXXX1 |
出荷済累計 | 80 |
顧客リセット日 | 10/10/10 |
現在の累計:
[出荷済累計 (tdsls3532m000)] | [請求済累計 (tdsls3533m000)] | [FAB/RAW 権限 (tdsls3134m000)] | |||
---|---|---|---|---|---|
スケジュール | YYYYY1 | スケジュール | YYYYY1 | スケジュール | YYYYY1 |
最新の出荷 | XXXXX1 | - | - | FAB 権限 | 100 |
出荷済累計 | 100 | 請求済累計 | 100 | RAW 権限 | 100 |
顧客リセット日 | 9/10/10 | 顧客リセット日 | 9/10/10 | 顧客リセット日 | 9/10/10 |
処理日 | 15/11/10 | 処理日 | 15/11/10 | 発行日 | 15/11/10 |
新しい累計 (販売発行の処理後):
[出荷済累計 (tdsls3532m000)] | [請求済累計 (tdsls3533m000)] | [FAB/RAW 権限 (tdsls3134m000)] | |||
---|---|---|---|---|---|
スケジュール | YYYYY1 | スケジュール | YYYYY1 | スケジュール | YYYYY1 |
最新の出荷 | - | - | - | - | - |
出荷済数量 | -20 | 請求数量 | -20 | FAB 権限 | 80 |
出荷済累計 | 80 | 請求済累計 | 80 | RAW 権限 | 80 |
顧客リセット日 | 10/10/10 | 顧客リセット日 | 10/10/10 | 顧客リセット日 | 10/10/10 |
処理日 | 0 | 処理日 | 0 | 処理日 | 0 |
状況 | リセット | 状況 | リセット | - | - |