参照なしの購買スケジュールラインの生成に関する制約

制約によって、企業計画での、参照されていない購買スケジュールラインの作成または更新を防止できます。

  • 凍結ゾーン設定
  • パターンの生成範囲
  • 契約の有効期限
  • スケジュールラインの [確定計画] 状況

凍結ゾーン設定

凍結期間は、[品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッション、[購買契約ラインロジスティックデータ (tdpur3102m000)] セッション、および [購買契約ラインロジスティック詳細ライン (tdpur3102m100)] セッションで指定でき、スケジュールラインが生成または更新されないようにすることができます。

次の凍結期間が利用可能です。

  • 凍結期間

    凍結期間中、企業計画はスケジュールラインを生成/更新できない。
  • 上限期日

    上限期日の期間中、スケジュールライン数量は減らせても増やせない。このため、企業計画はこの期間に新しいスケジュールラインを生成できません。
  • 下限期日

    下限期日の期間中、スケジュールライン数量は増やせても減らせない。このため、企業計画はこの期間に新しいスケジュールラインを生成できません。また、現行のスケジュールラインは削除できません。
注: 
  • 購買スケジュールに [出荷基準] を設定した場合、凍結期間は計画出荷日時に基づいて決まります。購買スケジュールに [入庫基準] を設定した場合、凍結期間は計画納期に基づいて決まります。
  • 企業計画では凍結期間または上限期日の期間でのスケジュールライン数量の増大はできませんが、これらの期間を超えた最初の利用可能な納入日時に需要が自動的に保存されます。
  • スケジュールラインが特定の品目についてすでに生成されている場合、企業計画によって、オーダシミュレーション時にスケジュールラインの凍結状況 ([購買スケジュールライン (tdpur3111m000)] セッションの凍結フィールドに表示されます) に従って、[フリー] の凍結状況のすべてのスケジュールラインが最初に削除され、[購買スケジュールライン (tdpur3111m000)] セッションの [確定計画] チェックボックスがオフになります。その後、企業計画は、要件を再計算し、新しいスケジュールラインを挿入します。
  • 企業計画で、過去の日付が指定された未納入スケジュールラインと冗長スケジュールラインを自動的に削除したい場合は、下限の期間を指定しないでください。そのため、減少数量の凍結期間フィールドが 0 の場合のみ、過去のスケジュールラインの削除チェックボックスをオンにすることができます。

パターンの生成範囲

企業計画によって、計画納入日時の生成 (tdipu0225m000) セッションで生成された納入日時に基づいて所要量がグループ化されます。[計画納入日時の生成 (tdipu0225m000)] セッションでは、終了日を定義する必要があります。終了日は、納入日時がその日まで [計画納入日時 (入庫基準) (tdipu0126m000)] セッションと [計画納入日時 (出荷基準) (tdipu0125m000)] セッションに保存される日付です。納入日時は、この日以降、リードタイムのオフセットのために企業計画で呼び出せるようになります。納入日時は終了日以後の期間について計算されないため、企業計画ではこの期間の有効な納入日時を検出できません。このため、企業計画では終了日以後の期間に対して独自の納入日時が計画されます。

契約の有効期限

所要量が、契約の有効期限を過ぎている場合、有効な取引先を見つけることはできません。このため、企業計画では発注先なしで計画購買オーダが生成されます。この場合、LN によって、スケジュールラインの代わりに計画購買オーダが生成されたことを示す警告が企業計画に送信されます。

スケジュールラインの 「確定計画」 状況

[購買スケジュールライン (tdpur3111m000)] セッションで [確定計画の設定] をクリックすると、スケジュールラインを [確定計画] に指定できます。この結果、企業計画の次回の実行中はスケジュールラインを変更できません。

P1 凍結期間
P2 下限期日の期間。凍結ゾーン + の前に凍結ゾーン - が終了する場合、上限期日が適用されます。
P3 この期間では、[計画納入日時の生成 (tdipu0225m000)] セッションで生成された納入日時 ([計画納入日時 (出荷基準) (tdipu0125m000)] セッション、または [計画納入日時 (入庫基準) (tdipu0126m000)] セッションに表示) は、企業計画によってリードタイムのオフセットに使用できます。また、スケジュールラインを生成できます。
P4 有効な納入日時が [計画納入日時 (出荷基準) (tdipu0125m000)] セッション、または [計画納入日時 (入庫基準) (tdipu0126m000)] セッションで使用できない期間。この期間では、企業計画によって、スケジュールラインの生成で独自の納入日時が計画されます。
P5 契約が期限切です。購買スケジュールラインの代わりに計画購買オーダが生成されます。