住所フォーマットの使用

住所フォーマットを使用して、住所を文書に出力する方法を定義します。

文書上の住所ラインは、通常 35 桁です。最大桁数は 60 桁です。このため、[住所 (tccom4130s000)] セッションの [名前]、[地区]、および [都市名] の各フィールドには、2 つのフィールドを使用できます。これにより、名前、住所、および都市の一部を別個のラインに出力したり、最初の部分だけを出力することができます。

住所フォーマットと住所ラインフォーマット

[住所 (tccom4130s000)] セッションでは、次のフィールドの住所フォーマットをリンクできます。

  • 住所ラインの住所フォーマット
  • 住所フォーマット

[住所ラインの住所フォーマット] は、[住所 (tccom4130s000)] セッションの [住所ライン 1] フィールドから [住所ライン 6] フィールドまでの正しい住所データを取得するために使用されます。これらの住所ライン (1 ~ 6) フィールドは、主に LN と外部パッケージの間で住所データを交換するために使用されます。

住所フォーマットで指定されたフィールドに更新が加えられるたびにこれらの住所ライン (1 ~ 6) フィールドが更新されないようにするには、[住所ラインの住所フォーマット] フィールドを空のままにします。必要な場合は、住所フォーマットの更新 (tccom4235m000) セッションから住所ラインをアップロードできます。

[住所 (tccom4130s000)] セッションの [住所フォーマット] は、指定された住所の標準フォーマットです。このフィールドが空の場合、国の住所フォーマットまたはデフォルトフォーマットが取得されます。

国の住所フォーマット

[国 (tcmcs0110s000)] セッションで、国の住所フォーマットを定義できます。これを使用して、特定の国で住居番号は地区の前か後ろか、郵便番号は都市名の前か後ろかを指定します。国の住所フォーマットは、特定の住所フォーマットを指定しない国のすべての住所に使用されます。

デフォルトフォーマット

住所を指定または選択するとき、必要に応じて住所フォーマットをリンクできます。ただし、使用するフォーマットが見つからない場合、住所は出力できません。住所を必ず出力できるように、デフォルトフォーマットを指定する必要があります。

デフォルトフォーマットを使用するには、勤務している会社の住所の住所フォーマットを指定します。[一般会社データ (tccom0502m000)] 詳細セッションで会社の住所を指定できます。[一般会社データ (tccom0102s000)] セッションの [住所コード] フィールドから、[住所 (tccom4530m000)] セッションにズームできます。このセッションでは、リンク済 (デフォルト) 住所フォーマットを表示できます。

LN は、最も適切なフォーマットを使用して住所を出力します。住所フォーマットを次の順に検索して使用します。

  1. 住所にリンクされているフォーマット
  2. 該当の住所が属する国に定義されているフォーマット
  3. デフォルトフォーマット

別のフォーマットの 1 つの住所

同じ住所を別のフォーマットで出力する必要がある場合、その住所のコピーを作成し、そのコピーに別のフォーマットを指定する必要があります。コピーされた住所には、新しい一意のコードを指定する必要があります。

たとえば、見積依頼にファックス番号と E メールアドレスを出力し、出荷オーダにはこの情報が必要ない場合などにこれを使用できます。ファックス番号と E メールアドレスに低優先順位を指定して、これを実行することもできます。