住所の使用
担当者および組織と連絡を取る際に必要な情報を登録するには、住所を使用します。次の住所を定義します。
- 会社
- 部署
- 従業員
- 倉庫
- 取引先
- 窓口
- ファクタリング会社
- 銀行
距離
また、2 つの地点間の距離を定義したい場合に他の場所または地域の住所を登録することもできます。距離は次のセッションで定義できます。
- [郵便番号別距離テーブル (tccom4538m000)]
- [都市別距離テーブル (tccom4537m000)]
住所フォーマット
住所フォーマットを使用すると住所の出力方法を定義できます。
州または地方の略称
一部の国では、住所を出力するときに州または地方の正式な名前の代わりに略称を使用することが慣例になっています。[州/地方 (tcmcs1143m000)] セッションで州または地方の名前の略称を指定すると、その略称が出力されます。略称を指定しない場合は、州または地方の記述用として指定済のテキストが出力されます。LN で会社を定義するときは、会社の住所を定義する必要があります。会社の住所は、財務会計で使用されます。
取引先住所
取引先を定義するとき、取引先マスタデータを定義し、次に特定の取引先役割についてそれぞれの詳細を定義します。各役割の住所を定義します。取引先マスタデータの住所は、その役割のデフォルト住所です。
この機能により、部署および倉庫の特定住所と同様に組織のメイン住所を登録できます。
伝票タイプ別住所
取引先、窓口、倉庫などについて指定した住所のことをデフォルト住所といいます。たとえば、出荷先取引先の住所は出荷オーダのデフォルトの住所になります。ただし、オーダの作成時に該当のオーダ用に別の住所を選択することもできます。
北米およびカナダの税務申告
北米およびカナダの売上税申告については、次を決定するために州および GEO コードが使用されます。
- 取引が発生する税管轄区域
- 税金の支払義務がある税務当局
郵便番号
[郵便番号別距離テーブル (tccom4538m000)] セッションで距離が定義されている場合は、郵便番号を利用して納入住所間の距離が判定されます。
また、郵便番号を使用して、事業の遂行にリスクが伴う地域を示したり、そうした地域にある取引先との取引をブロックしたりできます。