並列処理用の bshell
LN で複数の bshell にわたって実行される計画を分割することができます。これにより、計画品目の並列処理が可能になります。
各 bshell には独自の処理能力があるため、複数の bshell を使用すると、実行される計画の合計処理能力が増えます。bshell には、計画品目が割り当てられます (最上位の計画レベルから始まり、完了レベルが割り当てられ、計算されるまで)。1 回のパスで、平均 500 の計画品目が bshell に割り当てられます。上のレベルが完全に割り当てられて初めて、それより下のレベルの計画品目が bshell に割り当てられます。
各 bshell に引き当てられる計画品目の数は、[パフォーマンスパラメータ (cpcom0100m000)] セッションのサーバごとのワークロードフィールドで設定します。
設定
複数の bshell を並列処理用に設定するには:
- [オーダ計画の生成 (cprrp1210m000)] セッションで、並列処理 チェックボックスをオンにします。
- [パフォーマンスブースタ (tcmcs0597m000)] のセッションフィールドから、該当するセッションを選択します。
- パフォーマンスブースタフィールドに、実行する bshell の数を指定します。
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パフォーマンスを最適化するには、パフォーマンスパラメータ (cpcom0100m000) でパラメータを設定する必要があります。
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時間間隔の表示
[オーダ計画の生成 (cprrp1210m000)] セッションの実行時に進捗バーの更新間隔を入力します。 -
サーバごとのワークロード
並列 bshell に分配される各バッチに含める計画品目の最大数を入力します。
複数の bshell を使用する場合、LN で動的計算を使用して、最適なサーバ別ワークロードが決定されます。このワークロードは、各 bshell の上限として使用されます。bshell あたり平均 500 計画品目のワークロードをお勧めします。
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作業を基準にしたワークロード
このチェックボックスがオンになっている場合、各品目の工順の構成要素は、使用可能な bshell にワークロードを分配するためのパラメータとして使用されます。
[注意]: 1 つの品目の工順を構成する操作の数が多いほど、加重は大きくなります。
このチェックボックスがオンになっている場合、異なる品目間の操作数の差異が大きい場合にパフォーマンスが向上します。この状況に当てはまらない場合は、このパラメータを無効にしてください。
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ダイナミックワークロード計算
このチェックボックスがオンになっている場合、合計ワークロードは使用可能な bshell 間で均等に分配されます。
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計画処理は複数の bshell を使用できますが、転送処理を実装できるのは一度に 1 つのみです。