供給リードタイムを計算するには

企業計画計画オーダの発注日 (開始日) および納期 (終了日) は、いくつかの方法で決定できます。

以下の要素は、オーダの開始日および終了日の決定において重要な役割を果たします。

  • 供給処理の様々な部分に対して定義されているリードタイム
  • カレンダー (作業日と作業時間を定義する)
  • 供給住所と受取住所の間の距離

LN がオーダの開始日および終了日を決定する方法についての情報は、オンラインマニュアルトピックオーダ開始日と終了日の決定 (基本手順) を参照してください。

一般に、計画オーダの開始日と終了日には以下のことを適用します。

  • 開始日と終了日がシナリオの開始日より前になることはありません。
  • 開始日が過去になることがあります。
  • タイムフェンス内でシミュレーションする場合、終了日が過去になることがあります。
  • タイムフェンス内でシミュレーションしない場合、終了日はタイムフェンスより前になることはありません (また、過去になることもありません)。
  • 固定納入を使用し、タイムフェンス内でシミュレーションする場合、終了日は常に固定納入の時点です。
  • 固定納入を使用し、タイムフェンス内でシミュレーションしない場合、終了日は常にタイムフェンス後の固定納入の時点です。

供給リードタイム

有効な供給リードタイムはオーダのタイプおよび使用される計画方法によって異なります。

製造リードタイム

計画製造オーダは次の 2 つの方法で計画できます。

  • 詳細工順データにもとづき、適切なカレンダーを使用
  • 固定リードタイムにもとづき、企業単位カレンダーを使用

購買リードタイム

計画購買オーダは様々なタイプのリードタイムデータを使用して計画されます。

  • 品目/発注先データ (発注先が見つからない場合は、品目購買データ)
  • 品目/倉庫データ
  • 距離テーブル

計画購買オーダは次の 2 つの方法で計画できます。

  • 様々なタイプのリードタイムにもとづき、適切なカレンダーを使用
  • 計算されたリードタイムにもとづき、暦日として解釈

物流リードタイム

計画物流オーダは、供給関係を用いて計画されます。

計画物流オーダは次の 2 つの方法で計画できます。

  • 距離テーブルにもとづき、適切なカレンダーを使用
  • [供給関係 (cprpd7130m000)] セッションで定義される固定供給リードタイムに基づき、適切なカレンダーを使用

一般に、企業計画が計画オーダのオーダ開始日およびオーダ終了日を計算する方法には 2 通りあります。

  • ユーザが定義する、または LN が計算する固定値に基づく
  • オーダリードタイムの各リードタイム構成要素についての品目固有データにもとづく

企業計画が 2 つの方法のうちどちらを使用するかは、オーダタイプ、および企業計画が検索する終了日が固定リードタイム範囲の前か後かに依存します。

オーダタイプによるリードタイム計算についての詳細は、関連トピックを参照してください。