外部の発注先の選択

企業計画のオーダ基準購買計画は、購買オーダの生成および計画を扱います。

購買計画は代替発注先から選択し、制約およびルールに基づいてこれらの発注先に数量を分配します。

これらの制約とルールを次のセッションで指定することができます。

  • [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] (共通情報)
  • [供給戦略 (cprpd7120m000)] (企業計画)

購買計画は供給タイプが [購買] の供給戦略を使用します。

オーダ基準供給計画中に、各所要計画品目に対して以下のステップが実行されます。

  1. 所要量を決定します
  2. 供給のソース (製造、購買、物流) を決定します
  3. 優先順位の順に発注先を整理します (LN は [優先順位] フィールドの値セットを考慮します)
  4. [供給戦略 (cprpd7120m000)] セッションの [引当ルール] フィールドの値セットによって発注先別の量を決定し、ロットサイズの制約および能力の制約を決定します
  5. 納期と発注日を発注先別に決定します
  1. 所要量を決定します

    マスタ計画エンジンまたはオーダ計画エンジンによって、所要量と所要日を決定します。

  2. 供給のソースを決定します

    LN は、有効なソーシング戦略または計画品目のデフォルトソースに基づいて、購買によってどれだけの所要がカバーされるかを決定します。供給ソースを参照してください。

  3. 優先順に発注先を整理します

    LN は、所要日に有効となっている優先順位規則に従って発注先を整理します。[供給戦略 (cprpd7120m000)] セッションで優先順位規則を定義することができます。

  4. 納期と発注日を発注先別に決定します

    LN は各種カレンダーを使用して、終了日 (納入日) および開始日 (オーダ日) を決定します。供給リードタイムを計算するにはを参照してください。

  5. 発注先別に数量を決定します

    LN は、ステップ 3 で決定した順序で発注先に所要数量を分配します。

    詳細は購買オーダ数量を計算するにはを参照してください。

注: 

計画品目に有効な供給戦略がない場合、LN はデフォルトで以下の値を使用します。

  • 優先順位規則: [優先順位]
  • 引当ルール: [割合]

この処理は複数のフェーズで実行されます。1 つのフェーズを実行後にすべての所要量をカバーしきれなかった場合、LN は次のフェーズに進みます。各フェーズにおいて、LN引当ルールに基づいて量を計画します。

  • 有効化構成

    LN が発注先を検索する場合、LN は購買元取引先およびソーシング戦略にリンクされた例外を考慮します。これらの例外を使用して、LN が発注先ソースを選択する方法を 2 つの方法で操作できます。

    • [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションで購買元取引先例外をリンクします。
    • [ソーシング戦略 (cprpd7110m000)] セッションでソーシング戦略に例外をリンクします。

    有効化構成については、企業計画での有効化構成を参照してください。

  • 発注先が納入できない場合

    LN が特定の時点で所要に対して有効な発注先を検索できない場合は、発注先が空白の購買オーダを作成してシグナルを生成します。ある発注先を単一のソース発注先として指定し、この発注先が特定の時点で需要を納入できない場合、LN は購買オーダを生成せず、定義済のソーシング戦略に従って物流または購買の供給ソースを使用して需要を満たすことを試みます。品目に対してソーシング戦略を指定していない場合、LN はオーダを作成せず、シグナルを生成します。