品目発注先計画 (cpvmi0530m000)

セッションの目的:品目顧客計画」を表示します。このセッションを使用して、特定の発注先によって供給および計画される品目の計画在庫が時間の経過とともにどのように展開していくかを確認できます。

このセッションは、選択された発注先に関連する処理のみを表示するフィルターを使用した [品目オーダ計画 (cprrp0520m000)] セッションと、多少似た働きをします。

このセッションを開始すると、最初に [品目発注先計画 - 検索 (cpvmi0531s000)] セッションが開始されます。ここで、このセッション用のパラメータをいくつか選択します。

このセッションには、このセッションを開始したときに選択した VMI 所要量タイプの値に応じて、3 つのタイプの品目顧客計画を表示できます。VMI 所要量タイプには、次の値を使用できます。

  • [実際および計画需要]

    品目顧客計画は、オーダ計画処理で生成した実際需要データおよび計画需要データに基づきます。
  • [発注先への予測の計算]

    品目顧客計画は、最新のオーダ計画実行で計算した「予測」からの需要データに基づきます。(この計算された予測は、発注先に送信されている場合もあれば、まだ送信されていない場合もあります)。
  • [発注先への予測の送付]

    品目顧客計画は、発注先に送信された「予測」の最新の「改訂」からの需要データに基づきます。(LN によって予測が計算された後、予測を顧客に送信するまでは、この予測を変更できます)。
設定
シナリオ

総合的な計画解決策の識別

各シナリオは、1 つの総合的な計画解決策を表していて、品目計画および資源計画のための特定の設定が含まれています。シナリオを使用して、各種の計画オプションを分析および比較し、最適な計画解決策を見つけることができます。たとえば、需要予測やソーシング戦略の変更に利用できます。

シナリオの 1 つは、実際の計画状況に対応している実際のシナリオです。実際のシナリオから LN の実行レベルへ、計画オーダと製造計画を転送することのみが可能です。

計画品目

オーダシステムが [計画] の品目

これらの品目の製造、物流、または購買は、需要予測または実際需要に基づいて企業計画で計画されます。

次の方法によって、品目を計画できます。

  • マスタ準拠計画。基準生産計画手法と同じです。
  • オーダ準拠計画。資材所要量計画手法と同じです。
  • マスタ準拠計画とオーダ準拠計画の組合せ

計画品目は次のいずれかです。

  • 実際の製造品目または購買品目
  • 製品ファミリ
  • 基本モデル (一般品目の定義済製品バリアント)

類似の計画品目またはファミリのグループは製品ファミリと呼ばれます。個々の品目に対する計画よりも汎用的な計画にするために、品目が統合されます。品目コードのクラスタセグメントによって表示されるコードで、計画品目が配分計画に使用されるクラスタ品目であることが示されます。

購買元取引先

商品またはサービスのオーダ先の取引先。これは通常発注先の販売部署になります。この定義には、デフォルト価格と値引合意、購買オーダのデフォルト、受渡条件、関連する出荷元と請求元の取引先が含まれます。

所要量タイプ

販売業者管理在庫状況で品目発注先計画または品目顧客計画の基準として使用できる所要量のタイプおよび発生元。所要量タイプに応じたさまざまな需要データを使用して、各期間で利用可能になるように計画するための品目の量が計算されます。

VMI 所要量タイプには、次の値を使用できます。

  • [発注先への予測の計算]
  • [発注先への予測の送付]
  • [顧客からの予測の受取]
  • [確認済供給の計算]
  • [確認済供給の送付]
  • [実際および計画需要]
計画者 ID

この計画品目を計画する責任を負う計画者

手持在庫

計画品目の現在の在庫

手持在庫に関する情報が、計画品目の供給計画を扱う発注先でのみ利用可能な場合、このフィールドには、確認済在庫が表示されます。

確認済在庫

発注先から顧客に対して報告された、VMI 倉庫内の計画品目の手持在庫

販売業者管理在庫状況では、発注先は、顧客サイトにある倉庫内の品目の供給計画に責任を負っており、在庫レベルを追跡します。その場合、発注先は、顧客に手持在庫を通知します。

確認済在庫

品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。

棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。

納入日時

発注先が品目の納入日として合意した納入時を決定するパターンコード。たとえば、毎週水曜日の午前 8:00 に商品を納入しなければならないことを指定できます。

注: 

このフィールドには、[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの[納入日時]フィールドの値が表示されます。そのフィールドは、空のままにしておくこともできます。

このフィールドが空の場合、発注先は、要求された商品を納入する時間を自由に選べます。

このフィールドにパターンコードが表示されている場合、LN は、納入日付を前にずらして、納入パターンにある合意済納入時の 1 つに一致させることができます。

日付

倉庫に品目が受け取られる、またはそこから出庫されると見なされる日時

日付の計算は、レコードのタイプにより、次のように異なります。

  • このレコードが「確認済供給」を記述している場合、この日付は確認済供給の入庫日です。
  • このラインが計画在庫処理に記録されている供給を記述している場合、この日付は処理の計画受取日です。
  • このラインが需要を記述しており、VMI 所要量タイプが[実際および計画需要]である場合、この日付は処理の計画納期です。
  • このラインが需要を記述しており、VMI 所要量タイプが[発注先への予測の計算]または[発注先への予測の送付]である場合、この日付は「予測」の所要日です。予測の所要日とは、総計期間の開始日です。
合計予測

需要の確認済部分と未確認部分の合計

注: 

LN がこのフィールドを計算する基準は、この「品目顧客計画」を開く対象となった VMI 所要量タイプにより異なります。

確認済予測

需要の確認済部分

注: 

LN がこのフィールドを計算する基準は、この「品目顧客計画」を開く対象となった VMI 所要量タイプにより異なります。

未確認予測

需要の未確認部分

予定された受取

VMI 発注先から受信する予定の品目の数量

次の情報に基づく、これらの予定された受取

  • 発注先が送付を確約した「確認済供給」
  • 在庫処理タイプの[転送]が指定された倉庫オーダか、または発注先の補充計画が含まれているメッセージをもとにした購買オーダに基づく計画在庫処理
注: 

[計画在庫処理 (whinp1500m000)] セッションから、予定された受取のデータが取得されます。

確認済供給/予定供給

発注先が確認済の品目の数量、または予測される品目の数量は、計画納期に顧客に納入されます。

計画利用可能(合計)

確認済予測」だけでなく、「未確認予測」も倉庫からの実際出庫につながると仮定した場合に、この需要または供給と、先立つすべての変更が実現された後で達成される予定在庫レベル

計画利用可能(発注先に確認)

確認済予測」だけが倉庫からの実際出庫につながると仮定した場合に、この需要または供給と、先立つすべての変更が実現された後で達成される予定在庫レベル

ATP (発注先に確認)

ある品目の、ある日付に顧客に確約できる数量

LN では、有効在庫 (ATP) は、「確約可能在庫」 (CTP) と呼ばれる、より高度なオーダ確約技術の構成要素となっています。確約可能在庫は、品目の有効在庫が不十分な場合に当初計画より増産する可能性も考慮する点で、有効在庫より高度な機能を備えています。

標準的な有効在庫機能のほかに、チャネル有効在庫も使用されます。この用語は、特定の販売チャネルについて販売制約を考慮した、そのチャネルについての品目の利用性を指しています。

LN で使用されるこれ以外のすべてのタイプのオーダ確約機能については、確約可能在庫という用語を使用します。

VMI 所要量タイプが[実際および計画需要]である場合、LN は、確認済実際需要と計画需要に基づいて ATP を計算します。

VMI 所要量タイプが[発注先への予測の計算]または[発注先への予測の送付]である場合、LN は、確認済需要と、確認済実際需要および計画需要に基づいて ATP を計算します。

最小対象在庫

メンテナンスが必要な最小在庫レベル

適用可能な条件合意で最小レベルが指定されている場合、そのレベルをメンテナンスする必要があります。そうでない場合、従来どおり、在庫バッファが適用されます。

最大対象在庫

許される最大在庫レベル

適用可能な条件合意で最大レベルが指定されている場合、そのレベルを超えてはなりません。そうでない場合、最大は適用されません。

計画
タイムフェンス

[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションのタイムフェンスフィールドの値

予測タイムフェンス

[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションの予測タイムフェンスフィールドの値

オーダ範囲

[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションのオーダ範囲フィールドの値

有効在庫 (ATP) 範囲

[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションの確約可能在庫範囲フィールドの値

ネットチェンジ日付

[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションのネットチェンジ日付フィールドの値

補充基準

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの補充基準フィールドの値

最大在庫レベルの使用

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの最小/最大在庫レベルの使用フィールドの値

条件
発効日

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの発効日フィールドの値

失効日

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの有効期限フィールドの値

予測を発注先に送付

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの予測を発注先に送信フィールドの値

確認済供給の使用

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの確認済供給の使用フィールドの値

取引先予測範囲

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの予測範囲フィールドの値

凍結ゾーン +

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの凍結ゾーン + フィールドの値

凍結ゾーン -

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの凍結ゾーン - フィールドの値

確認済供給時間フェンス

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの供給範囲の確認フィールドの値

詳細
オーダタイプ

このラインに表示されるオーダのタイプ

オーダ番号

需要またはオーダを識別するオーダ番号

位置/改訂

供給または需要を識別するための詳細

需要

需要の数量

このラインが供給を表す場合、このフィールドにはゼロ (0) が表示されます。

供給

供給の数量

このラインが需要を表す場合、このフィールドにはゼロ (0) が表示されます。

計画合計予測

/baanerp/cp/vmi/cpvmi0102m000#cpvmi002.otde

計画確認済予測

/baanerp/cp/vmi/cpvmi0102m000#cpvmi002.ocde

計画未確認予測

/baanerp/cp/vmi/cpvmi0102m000#e.unconfirmed.dem

消費済 BP予測

予測データが発注先に送信された後で、すでに倉庫からの出庫が発生した「予測」の部分

予測需要を消費する実際出庫

消費済確認済供給

確認済供給データが発注先から受信された後で、すでに受取または計画受取が発生して倉庫に入れられた「確認済供給」の部分。

確認済供給を消費する受取

初期非表示
倉庫

品目 - 計画 (cprpd1100m000) セッションで定義される、計画品目のデフォルト倉庫

仕様
仕様

このチェックボックスがオンの場合、 「仕様」が存在します。

仕様を表示するには、メニューで、[仕様]をクリックします。

有効化コード

有効化構成品目に関する差異の有効性を有効化コードによって制御する方法

有効化構成により、次のエンティティに対する変更をモデル化できます。

  • 部品表の設計
  • 部品表の製造
  • 工順
  • 工順作業
  • 発注先の選択
  • 外注方法

取引先

このレコードが供給に関与している場合、このフィールドは、この供給が引当済または需要ペギング済にされている販売先取引先を示します。このレコードが需要に関係している場合、このフィールドには販売先取引先が示され、この需要に対応できる供給が引当済または需要ペギングとなっている必要があります。

この特徴を使用して供給と需要の一致が行われます。

ビジネスオブジェクトタイプ

このレコードが供給に関与している場合、このフィールドは、[販売オーダ]または[サービスオーダ]など、在庫が引当済であるか、または供給オブジェクトが需要ペギング済になっているオーダのタイプを示します。このレコードが需要に関係している場合、このフィールドにはオーダのタイプが示され、この需要に対応できる供給が引当済または需要ペギングとなっている必要があります。

この特徴を使用して供給と需要の一致が行われます。

注: 

次のフィールドは常に組合せで使用されます。両方合わせて、関連するオーダまたはオーダラインを表します。

  • [ビジネスオブジェクトタイプ]
  • [ビジネスオブジェクト]
  • [ビジネスオブジェクト参照]

ビジネスオブジェクト

このレコードが供給に関与している場合、このフィールドは、[販売オーダ]または[サービスオーダ]など、在庫が引当済であるか、または供給オブジェクトが需要ペギング済にされているオーダまたはオーダラインを示します。このレコードが需要に関係している場合、このフィールドにはオーダまたはオーダラインが示され、この需要に対応できる供給が引当済または需要ペギングとなっている必要があります。

この特徴を使用して供給と需要の一致が行われます。

注: 

次のフィールドは常に組合せで使用されます。両方合わせて、関連するオーダまたはオーダラインを表します。

  • [ビジネスオブジェクトタイプ]
  • [ビジネスオブジェクト]
  • [ビジネスオブジェクト参照]

参照

このレコードが供給に関与している場合、このフィールドは、在庫が引当済であるか、または供給オブジェクトが需要ペギング済になっている、参照コードを示します。このレコードが需要に関係している場合、このフィールドには参照コードが示され、この需要に対応できる供給が引当済または需要ペギングとなっている必要があります。

この特徴を使用して需要と一致する供給が検索されます。

[参照]フィールドを使用して、内部クラスタ参照が記録されます。

部品の一部が外注先へ輸送され、その後返送されるなど、工順が異なる場合でも、参照コードを使用して相互にリンクした部品のコレクションを保持できます。

未引当在庫の使用

このチェックボックスがオンの場合、 企業計画は、未引当在庫を使用して需要を供給できます。企業計画は、最初に引当済在庫を使用します。十分な引当済在庫がない場合、企業計画は、未引当在庫も使用します。

このチェックボックスがオフの場合、 企業計画は、需要を満たす引当済在庫のみを使用できます。

注: 

このレコードが作成された後では、条件が変更された場合でも、このフィールドの値は未変更のままになります。