品目顧客計画 - 検索 (cpvmi0520m000)

セッションの目的:品目顧客計画」を表示します。このセッションを使用して、顧客のサイトにある計画在庫が時間の経過とともにどのように展開していくかを確認し、各種の計画処理がどのようにこの計画在庫に影響するのかを分析できます。

このセッションを開始すると、最初に [品目顧客計画 - 検索 (cpvmi0521s000)] セッションが開始されます。ここで、このセッション用のパラメータをいくつか選択します。

このセッションには、このセッションを開始したときに選択した VMI 所要量タイプの値に応じて、3 つのタイプの品目顧客計画を表示できます。VMI 所要量タイプには、次の値を使用できます。

  • [顧客からの予測の受取]

    セッションでは、顧客から受信した「予測」からの需要データを使用します。
  • [確認済供給の計算]

    セッションでは、最後に計算された「確認済供給」からの需要データを使用します。
  • [確認済供給の送付]

    セッションでは、顧客へ送信された「確認済供給」からの需要データを使用します。(LN によって確認済供給が計算された後、確認済供給を顧客に送信するまでは確認済供給を変更できます。)
設定
シナリオ

総合的な計画解決策の識別

各シナリオは、1 つの総合的な計画解決策を表していて、品目計画および資源計画のための特定の設定が含まれています。シナリオを使用して、各種の計画オプションを分析および比較し、最適な計画解決策を見つけることができます。たとえば、需要予測やソーシング戦略の変更に利用できます。

シナリオの 1 つは、実際の計画状況に対応している実際のシナリオです。実際のシナリオから LN の実行レベルへ、計画オーダと製造計画を転送することのみが可能です。

計画品目

オーダシステムが [計画] の品目

これらの品目の製造、物流、または購買は、需要予測または実際需要に基づいて企業計画で計画されます。

次の方法によって、品目を計画できます。

  • マスタ準拠計画。基準生産計画手法と同じです。
  • オーダ準拠計画。資材所要量計画手法と同じです。
  • マスタ準拠計画とオーダ準拠計画の組合せ

計画品目は次のいずれかです。

  • 実際の製造品目または購買品目
  • 製品ファミリ
  • 基本モデル (一般品目の定義済製品バリアント)

類似の計画品目またはファミリのグループは製品ファミリと呼ばれます。個々の品目に対する計画よりも汎用的な計画にするために、品目が統合されます。品目コードのクラスタセグメントによって表示されるコードで、計画品目が配分計画に使用されるクラスタ品目であることが示されます。

販売先取引先

企業が扱う商品またはサービスに対してオーダを出す取引先、企業がメンテナンスを請け負う設備機器の所有者、または企業が実行するプロジェクトの受益者。一般的には顧客の購買部署

販売先取引先との契約には次のような事柄が含まれます。

  • 別途取り決めない限り適用される、価格と値引についての合意内容
  • 別途取り決めない限り適用される、販売オーダについての合意内容
  • 受渡条件
  • 関連する出荷先取引先および請求先取引先
所要量タイプ

販売業者管理在庫状況で品目発注先計画または品目顧客計画の基準として使用できる所要量のタイプおよび発生元。所要量タイプに応じたさまざまな需要データを使用して、各期間で利用可能になるように計画するための品目の量が計算されます。

VMI 所要量タイプには、次の値を使用できます。

  • [発注先への予測の計算]
  • [発注先への予測の送付]
  • [顧客からの予測の受取]
  • [確認済供給の計算]
  • [確認済供給の送付]
  • [実際および計画需要]
計画者 ID

この計画品目を計画する責任を負う計画者

[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションの[計画者]フィールドに計画品目の計画者を指定できます。

手持在庫

顧客の VMI 倉庫内の計画品目の現在の在庫

手持在庫

品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。

棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。

納入日時

顧客の VMI 倉庫に品目を納入しなければならない納入時を決定するパターンコード。たとえば、毎週水曜日の午前 8:00 に商品を納入しなければならない場合が考えられます。

注: 

このフィールドには、[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの[納入日時]フィールドの値が表示されます。そのフィールドは、空のままにしておくこともできます。

このフィールドが空の場合、要求された商品を顧客に納入する時間を自由に選べます。

このフィールドにパターンコードが表示されている場合、LN は、納入日付を前にずらして、納入パターンにある合意済納入時の 1 つに一致させることができます。

日付

顧客の VMI 倉庫に品目が受け取られる、またはそこから出庫されると見なされる日時

このラインが需要を記述している場合、この日付は、総計期間の開始日に相当します。

このラインが供給を記述している場合、この日付は、総計期間の終了日時に相当します。

合計需要

予測の確認済部分と未確認部分の合計

確認済需要

予測の確認済部分

予定された受取

実行レベル」に転送されたオーダにしたがって、受け取る予定になっている品目の数量

これらの予定された受取は、次の方法のいずれかにより、自社のサイトから顧客のサイトにある VMI 倉庫に商品を移動するオーダを表します。

  • 在庫処理タイプ [転送]のある倉庫オーダになった「計画物流オーダ」
  • 顧客から受信した購買オーダに基づいた販売オーダ
注: 

[計画在庫処理 (whinp1500m000)] セッションから、予定された受取のデータが取得されます。

計画供給

顧客のサイトにある VMI 倉庫が「計画オーダ」に従って受信する予定の計画品目の数量

注: 

[計画オーダ (cprrp1100m000)] セッションから、計画供給のデータが取得されます。

計画利用可能(合計)

顧客から伝えられた確認済需要未確認需要の両方が VMI 倉庫からの実際出庫につながると仮定した場合に、この需要または供給と、先立つすべての変更が実現された後で達成される、顧客のサイトにある VMI 倉庫内の予定在庫レベル

注: 

このフィールドの値は、この「品目顧客計画」を開いた対象である VMI 所要量タイプにより異なります。

  • VMI 所要量タイプが[顧客からの予測の受取]である場合、このフィールドは、顧客が「予測」を報告してきた完全な数量を供給した場合に何が発生するかを示します。
  • VMI 所要量タイプが[確認済供給の計算]である場合、このフィールドは、最新のオーダ計画実行によって提案されたとおりの品目数量を供給した場合に何が発生するかを示します。
  • VMI 所要量タイプが[確認済供給の送付]である場合、このフィールドは、顧客に伝えた品目数量を供給した場合に何が発生するかを示します。
注: 

VMI 所要量タイプが[確認済供給の計算]または[確認済供給の送付]である場合、[計画利用可能(合計)] フィールドは[計画利用可能(確認済)] と同じです。

計画利用可能(確認済)

顧客から伝えられた確認済需要のみが VMI 倉庫からの実際出庫につながると仮定した場合に、この需要または供給と、先立つすべての変更が実現された後で達成される、顧客のサイトにある VMI 倉庫内の予定在庫レベル

注: 

このフィールドの値は、この「品目顧客計画」を開いた対象である VMI 所要量タイプにより異なります。

  • VMI 所要量タイプが[顧客からの予測の受取]である場合、このフィールドは、顧客が「予測」を報告してきた完全な数量を供給した場合に何が発生するかを示します。
  • VMI 所要量タイプが[確認済供給の計算]である場合、このフィールドは、最新のオーダ計画実行によって提案されたとおりの品目数量を供給した場合に何が発生するかを示します。
  • VMI 所要量タイプが[確認済供給の送付]である場合、このフィールドは、顧客に伝えた品目数量を供給した場合に何が発生するかを示します。
注: 

VMI 所要量タイプが[確認済供給の計算]または[確認済供給の送付]である場合、[計画利用可能(合計)] フィールドは[計画利用可能(確認済)] フィールドと同じです。

ATP(合計)

顧客が伝えてきた確認済需要未確認需要の両方が VMI 倉庫からの実際出庫につながると仮定した場合の有効在庫の数量

注: 

VMI 所要量タイプが[確認済供給の計算]または[確認済供給の送付]である場合、有効在庫は顧客から受信した需要情報ではなく、計算された、または顧客に送信した「確認済供給」に基づきます。これらの場合、[ATP(合計)] フィールドは [ATP(確認済)] フィールドと同じです。

ATP(確認済)

顧客が伝えてきた確認済需要のみが VMI 倉庫からの実際出庫につながることを前提とした有効在庫の数量

注: 

VMI 所要量タイプが[確認済供給の計算]または[確認済供給の送付]である場合、有効在庫は顧客から受信した需要情報ではなく、計算された、または顧客に送信した「確認済供給」に基づきます。これらの場合、[ATP(合計)] フィールドは [ATP(確認済)] フィールドと同じです。

最小対象在庫

顧客の VMI 倉庫でメンテナンスしなければならない最小在庫レベル

適用可能な条件合意で最小レベルが指定されている場合、そのレベルをメンテナンスする必要があります。そうでない場合、従来どおり、在庫バッファが適用されます。

最大対象在庫

顧客の VMI 倉庫で許される最大在庫レベル

適用可能な条件合意で最大レベルが指定されている場合、そのレベルを超えてはなりません。そうでない場合、最大は適用されません。

適用範囲日数

すべての供給が完全に停止するという仮定の状況で、計画利用可能数量が十分である日数

詳細
オーダタイプ

このラインに表示されるオーダのタイプ

オーダ番号

需要またはオーダを識別するオーダ番号

位置/改訂

供給または需要を識別するための詳細

オーダ状況/確認供給タイプ

企業計画で計画オーダに割り当てられる状況

オーダ状況は、次のいずれかです。

  • [計画]
  • [確定計画]
  • [確認済]
オーダ発行

計画オーダが「実行レベル」に転送する準備ができているかどうかを決定します。

  • [発行予定]

    オーダを実行レベルへ転送する準備ができました。
  • [発行予定外]

    オーダは、まだ実行レベルへの転送準備ができていません。補充方法が計画方法と異なる場合に限り、この値が発生する場合があります。

需要

需要の数量

このラインが供給を表す場合、このフィールドにはゼロ (0) が表示されます。

供給

供給の数量

このラインが需要を表す場合、このフィールドにはゼロ (0) が表示されます。

消費済 BP予測

VMI 倉庫からの出庫によりすでに消費された顧客予測の部分。すなわち、すでに予測ではなく、実際需要になった需要予測の部分。

初期非表示
未確認予測

顧客が確認済予測に加えて供給を希望する合計予測の部分。顧客はこの数量が必要になるかどうか確実にはわかりません。

確認済予測と未確認予測の合計が、合計予測です。

一般的に、合計予測には、顧客の完成品についての実際販売オーダに基づく需要だけでなく、顧客の完成品の今後の見積販売に基づく予測需要も含まれます。

確認済予測」も参照してください。

倉庫

計画品目のデフォルト倉庫

受取会社

計画物流オーダ」の納入先である会社

受取品目

受取品目の品目コード

供給会社

計画物流オーダ」の納入元である会社は、最初に引当済在庫を使用し、次に未引当在庫を使用します。

供給品目

供給品目の品目コード

オリジナル日付

このトピックに関連するヘルプはありません。

オリジナル数量

このトピックに関連するヘルプはありません。

計画
タイムフェンス

[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションのタイムフェンスフィールドの値

予測タイムフェンス

[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションの予測タイムフェンスフィールドの値

オーダ範囲

[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションのオーダ範囲フィールドの値

有効在庫 (ATP) 範囲

[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションの確約可能在庫範囲フィールドの値

ネットチェンジ日付

[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションのネットチェンジ日付フィールドの値

最大在庫レベルの使用

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの最小/最大在庫レベルの使用フィールドの値

計画基準

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの計画基準フィールドの値

補充基準

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの補充基準フィールドの値

条件
発効日

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの発効日フィールドの値

失効日

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの有効期限フィールドの値

顧客からの予測

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの顧客からの予測受取フィールドの値

供給の確認

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの供給の確認フィールドの値

供給確認基準

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの確認済供給基準フィールドの値

確認済供給時間フェンス

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの供給範囲の確認フィールドの値

凍結ゾーン +

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの凍結ゾーン + フィールドの値

凍結ゾーン -

[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの凍結ゾーン - フィールドの値

仕様
仕様

このチェックボックスがオンの場合、 「仕様」が存在します。

仕様を表示するには、メニューで、[仕様]をクリックします。

有効化コード

有効化構成品目に関する差異の有効性を有効化コードによって制御する方法

有効化構成により、次のエンティティに対する変更をモデル化できます。

  • 部品表の設計
  • 部品表の製造
  • 工順
  • 工順作業
  • 発注先の選択
  • 外注方法

取引先

このレコードが供給に関与している場合、このフィールドは、この供給が引当済または需要ペギング済にされている販売先取引先を示します。このレコードが需要に関係している場合、このフィールドには販売先取引先が示され、この需要に対応できる供給が引当済または需要ペギングとなっている必要があります。

この特徴を使用して供給と需要の一致が行われます。

ビジネスオブジェクトタイプ

このレコードが供給に関与している場合、このフィールドは、[販売オーダ]または[サービスオーダ]など、在庫が引当済であるか、または供給オブジェクトが需要ペギング済になっているオーダのタイプを示します。このレコードが需要に関係している場合、このフィールドにはオーダのタイプが示され、この需要に対応できる供給が引当済または需要ペギングとなっている必要があります。

この特徴を使用して供給と需要の一致が行われます。

注: 

次のフィールドは常に組合せで使用されます。両方合わせて、関連するオーダまたはオーダラインを表します。

  • [ビジネスオブジェクトタイプ]
  • [ビジネスオブジェクト]
  • [ビジネスオブジェクト参照]

ビジネスオブジェクト

このレコードが供給に関与している場合、このフィールドは、[販売オーダ]または[サービスオーダ]など、在庫が引当済であるか、または供給オブジェクトが需要ペギング済にされているオーダまたはオーダラインを示します。このレコードが需要に関係している場合、このフィールドにはオーダまたはオーダラインが示され、この需要に対応できる供給が引当済または需要ペギングとなっている必要があります。

この特徴を使用して供給と需要の一致が行われます。

注: 

次のフィールドは常に組合せで使用されます。両方合わせて、関連するオーダまたはオーダラインを表します。

  • [ビジネスオブジェクトタイプ]
  • [ビジネスオブジェクト]
  • [ビジネスオブジェクト参照]

参照

このレコードが供給に関与している場合、このフィールドは、在庫が引当済であるか、または供給オブジェクトが需要ペギング済になっている、参照コードを示します。このレコードが需要に関係している場合、このフィールドには参照コードが示され、この需要に対応できる供給が引当済または需要ペギングとなっている必要があります。

この特徴を使用して需要と一致する供給が検索されます。

LN は、[参照]フィールドを使用して、内部参照を記録します。

部品の一部が外注先へ輸送され、その後返送されるなど、工順が異なる場合でも、参照コードを使用して相互にリンクした部品のコレクションを保持できます。

未引当在庫の使用

このチェックボックスがオンの場合、 企業計画は、未引当在庫を使用して需要を供給できます。企業計画は、最初に引当済在庫を使用します。十分な引当済在庫がない場合、企業計画は、未引当在庫も使用します。

このチェックボックスがオフの場合、 企業計画は、需要を満たす引当済在庫のみを使用できます。

注: 

このレコードが作成された後では、条件が変更された場合でも、このフィールドの値は未変更のままになります。