計画者ワークベンチ (cprrp8351m000)
計画者ワークベンチは、次の 2 つの部分で構成されています。
- 選択した資源の利用率の概要を示すグラフ
 - 選択した資源の基本オーダが表示されるグリッド
 
選択バー
資源をグラフに表示するには、ツールバーから次の項目を選択します。
- 計画クラスタ 
- 計画クラスタを選択します。注:
外部クラスタを選択することはできません。
 
 - 計画クラスタを選択します。
 - サイト
- 1 つまたは複数のサイトを選択します。注:
- 選択したサイトは、選択した計画クラスタに属している必要があります。
 - サイトの選択は任意です。
 
 - 標準のサイトしか選択できません (「外部」 サイトは対象外です)。
 - サイトを範囲選択しないと、計画クラスタに属しており、「資源」および労務/機械の基準に適合しているサイトがすべて表示されます。
 
 - 1 つまたは複数のサイトを選択します。
 - 資源
- グラフに表示する 1 つまたは複数の資源を選択します。通常は、ごくわずかな資源だけでプラント全体のパフォーマンスが決まります。
 - 資源能力をクリティカルとして表示するには、資源を選択して、[クリティカル] チェックボックスをオンにします。
 - 資源能力を制約付として表示するには、資源を選択して、[制約付] チェックボックスをオンにします。
 
 - 労務/機械
- ツールバーの右側にある [労働時間] または [機械時間] を選択します。
 - 労務能力はワークセンタレベルで定義されます。
 - 機械能力は次を対象に定義されます。
- 機械能力グループ
 - 作業セル注:
作業セルのデフォルト定義は 1 つの機械です。
 - 参照作業 - 外注先保管場所 注:
参照作業 - 外注先保管場所のデフォルト定義は 1 つの機械です。
 
 
 
ユーザ設定
ユーザ固有の設定は、次のように定義できます。
- 画面に表示される週数
 - 利用できる週の最大数
 - 色
 - 過負荷インジケータのしきい値
2 つのしきい値を定義することができます (例: > 100%: オレンジ色、> 120%: 赤色)。
 - 資源列に表示されるコードまたは名前
 - 参照週オフセット。たとえば、現在の日付を基準にして、0 は現在の週、1 は翌週のように指定します。負の値は指定できません。
 - バックログ列を表示または非表示にするオプション
 
選択列
選択列は、1 つまたは複数の資源の対称/非対称選択に対応しています。選択した資源の基本オーダがグリッドに表示されます。
ズーム列
ズームボタンを押すと、選択した資源 (能力) の詳細情報を示すセッションが開きます。資源タイプごとに異なる情報が表示されます。
- ワークセンタ
- コード、記述
 - 保管場所: 製造部署、サイト
 - 能力: FTE の数、労働時間/週
 - ...
 
 - 機械能力グループ
- コード、記述
 - 保管場所: ワークセンタ、製造部署、サイト
 - カレンダー
 - 能力: 機械数、機械時間/週
 - ...
 
 - 作業セル
- コード、記述
 - 保管場所: 製造部署、サイト
 - カレンダー
 - 能力: 機械時間/週
 - ...
 
 -  外注先保管場所、参照作業
- コード、記述
 - 保管場所: 外注先、(外部) サイト
 - 能力: 機械時間/週
 - ...
 
 
資源能力列
選択対象の資源能力が簡単な構造で表示されます。
機械時間が表示された場合は、次のようになります。
- (製造) サイト
- 資源 (ワークセンタ)
- 資源能力 (機械能力グループ)
 
 - 資源 (作業セル)
- 資源能力 (作業セル機械)
 
 - 資源 (外注先保管場所)
- 資源能力 (作業外注)
 
 
 - 資源 (ワークセンタ)
 
労働時間が表示された場合は、次のようになります。
- (製造) サイト
- 資源能力 (ワークセンタ)
 
 
バックログ列
現在の週の開始前に該当する資源に対する作業に必要となる合計能力であり、資源ごとの時間数でこの列に表示されます。
バックログ時間の計算は、グラフの開始が現在の週である場合にのみ実行されます。それ以外の場合、この列は空白のままになります。
週利用率バー
利用率バーを使用すると、使用可能能力の能力タイプ別の利用率の割合概要がタイムバケットで表示されます。
このバーは、次の 5 つのプロパティで定義されます。
- 使用可能: 週の合計能力 (時間数で表される)
- カレンダーが考慮される
 - 機械能力グループの場合は、機械数が考慮される
 - ワークセンタ能力の場合は、FTE 数が考慮される
 - 作業セル能力の場合、機械数は常に 1 になる
 - 作業外注の場合は、使用可能能力が作業外注先リストで定義される 注:
作業外注が適用されている場合は、カレンダーが無視されます。
 
 - 発行済: 仕掛品の合計所要能力
- 製造オーダが次の状況に設定されている製造オーダ作業
- 発行済、出力済、有効
 
 - 次の状況に設定されている生産日程計画ライン 
- 発行済、有効
 
 - 作業オーダが次の状況に設定されている作業オーダ活動
- 発行済
 
 - 次の状況に設定されている PCS 活動
- 有効
 
 
 - 製造オーダが次の状況に設定されている製造オーダ作業
 - 作成: 約定引当済であるが、まだ発行されていない作業の合計所要能力
- 製造オーダが次の状況に設定されている製造オーダ作業
- 作成済、修正
 
 - 次の状況に設定されている生産日程計画
- フリー、確定
 
 - 作業オーダが次の状況に設定されている作業オーダ活動
- フリー、計画済
 
 - 次の状況に設定されている PCS 活動
- フリー、シミュレーション
 
 
 - 製造オーダが次の状況に設定されている製造オーダ作業
 - 計画済: 合計能力 
- クリティカル能力所要量 (マスタ計画)
 - 確約可能在庫確保
 - 計画済 (EP) 製造オーダ (すべての状況)
 - 計画済 (EP) 生産日程計画 (すべての状況)
 
 -  フリー: 残余時間 
- 負の場合は、このバーを過負荷として表示する必要があります。
 
 
過負荷インジケータ
特定の週に資源が過負荷状態にあるかどうかを示すことができます。過負荷インジケータには、過負荷が小規模か大規模かを示すオレンジ色と赤色の 2 つの設定があります。これらの設定のしきい値は、「ユーザ設定」 で指定する必要があります。
ツールチップ
- 使用可能: 使用可能な合計能力 (時間数単位)
 - 計画済: 計画オーダで生成された合計時間
 - 作成済: まだ発行されていない実際オーダで生成された合計時間
 - 発行済: 製造工程にある実際オーダで生成された合計時間
 - フリー: まだ引き当てられていない合計時間
 
過負荷のツールチップ
選択した週に過負荷が発生した場合、その過負荷は負の空き時間数として表示されます。過負荷を表す色は、その過負荷が小規模であるか (デフォルト: オレンジ色)、大規模であるか (デフォルト: 赤色) によって異なります。
選択のグリッド
グリッドには、グラフで選択された資源に基づいてオーダが表示されます。
グラフでリソースが選択されていない場合、グリッドは非表示になります。
グラフで 1 つ以上のラインが選択されている場合は、該当する資源を使用しているすべての基本オーダがタイムラインに基づいてリストされます。
資源の場所と資源タイプのグリッド
機械時間が表示されている場合は、次の資源 (能力) を利用できます。
- (製造) サイト、資源 (ワークセンタ)、資源能力 (機械能力グループ)
 - (製造) サイト、資源 (作業セル)、資源能力 (作業セル)
 - (製造) サイト、資源 (外注先、外注先サイト)、資源能力 (参照作業)
 
労働時間が表示されている場合は、次の資源 (能力) を利用できます。
- (製造) サイト、資源 (ワークセンタ)、資源能力 (ワークセンタ)
 - (製造) サイト、資源 (作業セル)、資源能力 (作業セル)
 
オーダタイプのグリッド
次のオーダタイプをグリッドに表示できます。
- クリティカル能力所要量
 - 確約可能在庫確保
 - 計画製造オーダ
 - 計画生産日程計画
 - 製造オーダ
 - 生産日程計画
 - ワークオーダ
 - PCS 活動
 
オーダのグリッド
該当するオーダ番号作業、日程計画ライン、または活動
確約可能在庫確保またはクリティカル能力所要量の場合、オーダ番号は適用されません。
状況のグリッド
オーダの状況に応じて、負荷が 「計画済」、「作成済」、または 「発行済」 能力になります。
開始のグリッド
該当する作業または活動の開始日付/時刻
負荷のグリッド
該当する作業または活動の合計負荷であり、時間数で表されます。
列フィルタのグリッド
1 次選択は、グラフが生成された時点で実行されます。(製造) サイト、オーダタイプ、状況、開始日を基準にグリッドをさらにフィルタ処理できます。
ライン選択のグリッド
グリッドでラインを選択すると、能力への影響がグラフに表示されます。該当する能力タイプに関して該当する週の負荷が対比色の比例ブロックで表示されます。