修理計画オーダ (cprrp3200m000)

セッションの目的:計画オーダ」と計画在庫移動 (計画在庫処理) を比較し、不一致がある場合は計画在庫処理を作成または削除します (任意)。

企業計画では、複数の会社間における「供給関係」を定義できます。LN では、このような供給関係を使用して「計画物流オーダ」を計画します。その結果、特定の計画物流オーダを会社 A の計画入庫と関連付けて、会社 B の計画出庫と一致させることができます。このようにさまざまな会社を複数のシステムに存在させることができるので、LN では複数のシステム間での 2 層コミットをサポートしていません。取引の一方または両方が適切にコミットされないと、破損したデータを受け取ってしまう可能性があります。現行セッションで、このデータを修復することができます。

このセッションでは、すべてのタイプの計画オーダ (計画製造オーダ、計画購買オーダ、および計画物流オーダ) が確認されます。

このセッションで計画オーダと計画在庫処理との間に不一致が見つかった場合、計画オーダで次のことが行われます。

  • 欠落している計画在庫処理 (入庫および出庫) を挿入する
  • ゴースト入庫およびゴースト所要 (つまり、関連する計画オーダのない入庫および所要) を削除する

計画オーダ」を表示するには、[計画オーダ (cprrp1100m000)] セッションを使用します。

計画在庫移動を表示するには、[計画オーダ - 在庫移動 (cprrp0511m000)] セッションを使用します。

シナリオ

総合的な計画解決策の識別

各シナリオは、1 つの総合的な計画解決策を表していて、品目計画および資源計画のための特定の設定が含まれています。シナリオを使用して、各種の計画オプションを分析および比較し、最適な計画解決策を見つけることができます。たとえば、需要予測やソーシング戦略の変更に利用できます。

シナリオの 1 つは、実際の計画状況に対応している実際のシナリオです。実際のシナリオから LN の実行レベルへ、計画オーダと製造計画を転送することのみが可能です。

シナリオ

シナリオ」の説明

シミュレーション

このチェックボックスがオンの場合、破損したデータが修復されないままレポートされるだけとなります。このチェックボックスがオフの場合、レポートが出力され、見つかった破損データがすべて修復されます。

計画オーダ (単一会社)

このチェックボックスがオンの場合、複数会社の「計画物流オーダ」に関するエラーを除き、すべての「計画オーダ」についてエラーがチェックされます。

計画物流オーダ (複数会社)

このチェックボックスがオンの場合、すべての複数会社の「計画物流オーダ」についてエラーがチェックされます。

ゴースト所要

このチェックボックスがオンの場合、すべての計画在庫処理についてゴースト所要がチェックされます。ゴースト所要とは、関連する「計画オーダ」がない所要のことです。

不使用仕様の削除

このチェックボックスがオンの場合、このセッションは、企業計画内のどの「計画オーダ」または需要レコードも使用していない「仕様」をすべて削除します。

企業計画パッケージは、それ自身の仕様のコレクション (別称: 計画仕様) をメンテナンスします。内部では、複数の計画オーダがひとつの計画仕様レコードを共有できます。したがって、計画オーダが削除された場合、LN は、計画仕様レコードをすぐには削除しません。このセッションを使用して、時々不使用の仕様レコードを消去する必要があります。