資源オーダ計画 (cprrp0530m000)

セッションの目的: 定義可能なタイムバケットに対する特定ワークセンタの「能力利用率」についての詳細、およびこの能力を必要とするオーダを表示します。

資源オーダ計画には、以下によって必要とされるワークセンタ能力についてのデータが含まれます。

  • 製造オーダ

    これらのオーダは、製造工程管理モジュールから発生します。
  • プロジェクト活動

    これらは製造プロジェクト管理モジュールでプロジェクトにリンクされた活動です。
  • 計画オーダ

    企業計画オーダ計画モジュールで生成されたオーダ
  • 確約可能在庫能力確保
  • クリティカル能力所要量

    企業計画マスタ計画モジュールで作成する「製造計画」の実行に必要なワークセンタ能力です。資源オーダ計画の他に、LN はクリティカル能力所要量をクリティカル能力所要量 (cprmp3560m000) セッションに保存します。これは、資源マスタ計画 (cprmp3501m000) セッションへの入力として機能します。
  • サービスオーダ

    ワークセンタ能力を必要とし、サービスの次のいずれかのモジュールから発生するエンティティです。

    • サービスオーダ管理
    • 作業管理システム
    • サービス計画および概念
注: 
  • 資源オーダ計画 (cprrp0530m000) セッションを使用して能力データをメンテナンスしたり修正したりすることはできません。
  • LN[資源オーダ計画 (cprrp0530m000)] セッションを有効化する前に、資源オーダ計画 - 検索 (cprrp0531m000) セッションで、どの「シナリオ」ワークセンタ、日付、およびどの期間フォーマットで LN が使用能力を表示するかを定義する必要があります。すでに [資源オーダ計画 (cprrp0530m000)] セッションに進んでいる場合は、適切なメニューから [資源オーダ計画 - 検索 (cprrp0531m000)] セッションを開始して適切な設定を定義することによって、別のワークセンタの資源オーダ計画にアクセスできます。
シナリオ

指定されたワークセンタの能力利用率が示される「シナリオ」

(実際)

このラベルは、[シナリオ] フィールドのシナリオが「実際シナリオ」であることを示します。

実際シナリオは 企業計画パラメータ (cprpd0100m000) セッションで定義できます。

計画レベル

指定された資源の能力利用率が表示される計画レベル

ワークセンタ

能力利用率が表示されるワークセンタ

使用可能能力

[開始日] フィールドと [終了日] フィールドの間の期間における、指定されたワークセンタの使用可能能力の合計使用可能能力フィールドの値は、[所要生産能力] フィールドと [空き能力] フィールドの合計に等しくなります。

計画範囲

ワークセンタ - 計画 (cprpd2100m000) セッションで指定されたワークセンタに定義した「資源計画範囲」

所要生産能力

資源オーダ計画にリストされるエンティティが、指定された期間に必要とするワークセンタの能力の合計

注: 

所要生産能力の値は、最近の変更を考慮して定期的に更新する必要があります。

作業保管範囲

ワークセンタ - 計画 (cprpd2100m000) セッションで指定したワークセンタの作業保管範囲

計画オーダ」の場合:

  • シナリオ終了日が作業保管範囲より前であると、LN はシナリオ終了日と作業保管範囲の間の作業も考慮し、その時間間隔の能力利用率すべてを資源オーダ計画の最後の期間に表示します。
  • シナリオ終了日が作業保管範囲より後であると、LN は作業保管範囲までの作業のみを考慮し、資源保存範囲より後の作業の能力利用率を資源オーダ計画に表示しません。
空き能力

指定された時間周期に使用可能な能力

LN は使用可能能力から所要生産能力を差し引いて、空き能力を計算します。

開始日

ワークセンタ能力利用率が表示される期間の開始日

期間の長さ

ワークセンタ能力利用率データが表示される期間の長さ

期間の長さによって資源オーダ計画の詳細レベルが決まります。

[詳細] を選択すると、[開始日] フィールドの日付から [終了日] フィールドの日付までのオーダのオーダラインがセッションヘッダに表示されます。

適切なメニューメニューには、期間の長さを変更する次のコマンドがあります。

  • [詳細 +]: 1 つ上の詳細レベルに移動します。
  • [詳細 -]: 1 つ下の詳細レベルに移動します。
クリティカル能力タイプ

クリティカル能力タイプを指定します。

注: 
  • 資源オーダ計画にメインおよびサブワークセンタの能力総計が表示される場合、能力タイプに関係なく、クリティカル能力が総計されます。
  • メインワークセンタとサブワークセンタのクリティカル能力タイプが異なる場合、人時間と機械時間が総計されます。

指定可能な値

労働能力

労務能力は、企業計画で資源マスタ計画の能力使用を表すために使用されます。

機械能力

機械能力は、企業計画で資源マスタ計画の能力使用を表すために使用されます。

終了日

ワークセンタ能力利用率が表示される期間の終了日

日付

現在の能力所要量が該当する期間の終了日

使用可能能力

タイムバケット全体でワークセンタに使用可能な能力

空き能力

LN が以前のレコードの累計空き能力から現行レコードの所要生産能力を差し引いた後に、タイムバケットでまだ使用可能な能力。

累計空き能力

開始日と終了日の期間中に使用可能な能力。

累計空き能力は、実行中の合計値です。ワークセンタ利用率が表示されるタイムバケット全体の空き能力が考慮されます。この値から、LN は現行レコードまで (現行レコードを含む) の能力を差し引きます。

所要生産能力

現行レコードのオーダによって必要とされる能力

確約可能在庫確保

このライン上の指定されたワークセンタの能力について行われた「確約可能在庫能力確保」指定されたワークセンタがメインワークセンタの場合、メインワークセンタの [確約可能在庫確保] にサブワークセンタの [確約可能在庫確保] が加算されます。

クリティカル能力所要量で使用された能力

クリティカル能力所要量」の結果として必要なワークセンタ能力

[資源オーダ計画 - 検索 (cprrp0531m000)] セッションの [期間の長さ] フィールドで [詳細] を選択した場合、または適切なメニューメニューの [詳細 +] オプションで最高の詳細レベルを選択した場合、このフィールドの値は、該当する「計画期間」に必要とされる資源能力を、計画期間内の作業日数で割った結果です。

計画オーダで使用された能力

計画オーダに必要なワークセンタ能力

SFC オーダで使用された能力

製造ジョブショップ管理モジュールで製造オーダに必要なワークセンタ能力

PCS 活動で使用された能力

製造プロジェクト管理モジュールでプロジェクト活動に必要なワークセンタ能力

シミュレションプロジェクトの能力

製造プロジェクト管理モジュールでシミュレートされたプロジェクトに必要なワークセンタ能力

有効プロジェクトの能力

製造プロジェクト管理モジュールで有効なプロジェクトに必要なワークセンタ能力

サービスオーダで使用された能力

サービスのサービスオーダ管理 (SOC) モジュールのサービスオーダ、作業オーダ管理 (WCS) モジュールの作業オーダ、または予防メンテナンス管理 (SPC) モジュールのサービス計画活動に必要なワークセンタ能力

[詳細] タブでサービスに存在する活動の能力所要量を含むレコードをダブルクリックできます。[オーダタイプ] フィールドの値に応じて、LN は、各エンティティが特定ワークセンタから必要とする能力所要量についての詳細を含む、次のいずれかのセッションにズームします。

  • サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)
  • 作業オーダ活動 (tswcs2110m000)
  • 計画活動 (tsspc2100m000): オーダタイプがサービス計画活動の場合
開始日

選択された時間間隔内のオーダの開始日

実際に表示される開始日は、ワークセンタの能力を必要とするオーダタイプによって異なります。

ワークセンタ能力を必要とするタイプによって、開始日は次のとおりになります。

  • [クリティカル能力所要量で使用された能力]: 開始日は、クリティカル能力所要量が発生する「計画期間」の開始日と等しくなります。
  • [計画オーダで使用された能力]: 開始日は、ワークセンタ能力が必要な作業の製造開始日になります。
  • [SFC オーダで使用された能力]: ワークセンタ能力が必要な作業の製造開始日になります。
  • [PCS 活動で使用された能力]: ワークセンタの能力が必要なプロジェクト活動の開始日になります。
  • [サービスオーダで使用された能力]: ワークセンタ能力が必要な作業オーダ活動またはサービスオーダ活動の開始時になります。
シナリオ終了日

選択された時間間隔内のオーダの終了日

実際に表示される終了日は、ワークセンタの能力を必要とするオーダタイプによって異なります。

ワークセンタ能力を必要とするタイプによって、終了日は次のとおりになります。

  • [クリティカル能力所要量で使用された能力]: 終了日は、クリティカル能力所要量が発生する「計画期間」の終了日と等しくなります。
  • [計画オーダで使用された能力]: 終了日は、ワークセンタ能力が必要な作業の待機開始日になります。
  • [SFC オーダで使用された能力]: 終了日は、ワークセンタ能力が必要な作業の待機開始日になります。
  • [PCS 活動で使用された能力]: 終了日は、ワークセンタの能力が必要なプロジェクト活動の終了日になります。
  • [サービスオーダで使用された能力]: ワークセンタ能力が必要な作業オーダ活動またはサービスオーダ活動の終了時になります。
オーダタイプ

ワークセンタの能力を必要とするオーダまたはエンティティのタイプ

次のオーダタイプがあります。

  • [クリティカル能力所要量]: 企業計画から発生する、実行に不可欠 (クリティカル) とみなされる資源能力
  • [計画製造オーダ]: 企業計画で作成される「計画製造オーダ」
  • [製造オーダ]: 製造ジョブショップ管理モジュールから発生する製造オーダ
  • [PCS ネットワーク活動]: 製造プロジェクト管理モジュールから発生するプロジェクト活動
  • [サービスオーダ活動]: サービスのサービスオーダ管理 (SOC) モジュールから発生するサービスオーダに対して定義される活動
  • [サービス計画活動]: サービスの予防メンテナンス管理 (SPC) モジュールで定義され、メンテナンスの作業計画の入力として機能する計画活動。製品の破損を防ぐために、将来行われる計画の活動。この計画活動の結果、サービスオーダおよび活動が発生し、そこで実際の実行が行われます。
  • [サービス作業オーダ活動]: サービスのサービス作業オーダ管理 (WCS) モジュールから発生する、作業オーダに対して定義される活動
  • [確約可能在庫確保]
オーダ番号

オーダの発生元パッケージにおいて、LN がそのオーダに割り当てるオーダ番号

PCS ネットワーク活動の場合、LN は PCS プロジェクト番号を表示します。クリティカル能力所要量および確約可能在庫確保の場合、ワークセンタの能力が必要な「計画期間」の番号が表示されます。

作業

指定されたワークセンタの能力を必要とするオーダの作業の番号

オーダ状況

ワークセンタ能力を必要とするエンティティがオーダの場合、オーダ状況の値は次のいずれかです。

  • [作成済]
  • [確定計画]
  • [確認済]
  • [スケジュール済]
  • [出力済]
  • [発行済]
  • [有効]
  • [製造完了]
  • [完了]
  • [クローズ]
  • [アーカイブ済]

クリティカル能力所要量および確約可能在庫確保の場合、[オーダ状況] フィールドは空白になります。

指定可能な値

計画

計画オーダはまだ修正できます。

確定計画

[計画方法] フィールドを [前方] に設定した場合、LN は、オーダの開始日またはオーダ数量を変更しません。計画方法] フィールドを [後方] に設定した場合、LN は、オーダの終了日または数量を変更しません。

計画オーダ詳細はまだ修正できます。

確認済

計画オーダは確認されています。計画オーダが「実際シナリオ」に属している場合、そのオーダを「実行レベル」に転送できます。

作成済

製造オーダの初期状況。まだすべての製造オーダデータを変更できます。材料はまだ出庫されていません。材料の追加や削除、数量の変更ができます。

修正

製造オーダは、[作成済]状況と同じ方法で修正できます。[バージョン管理]チェックボックスがオンの場合、この状況は新たに作成されたバージョンの製造オーダに割り当てられます。この製造オーダの見積を調整できます。すでに登録済の実際原価は新しいバージョン番号で製造オーダに保存されます。

注: 

必要な変更を行ったら、製造オーダ文書を出力して製造オーダを発行する必要があります。新しい製造オーダが出力または発行されると、見積原価は再び凍結されます。

スケジュール済

製造オーダが Infor SCM Schedulerでスケジュールされると、この状況になります。この状況は、Infor SCM Schedulerがインストールされている場合のみ適用されます。

出力済

製造オーダの文書が出力されました。製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの[製造オーダ文書の出力必須]チェックボックスがオンの場合、オーダ文書が出力される前に製造オーダを発行できません。繰返生産品目の場合は、オーダ文書の出力が必須になることはないため、[製造オーダ文書の出力必須]チェックボックスは無効です。オーダ文書のタイプに関する説明は、オーダ文書の内容を参照してください。

注: 

製造オーダ文書が出力されると、オーダの見積を調整できなくなります。

発行済

製造オーダが製造用に発行されると、材料が製造のジョブショップに出庫され、時間が転記されます。まだ次のことを実行できます。

  • 計画データの調整
  • 原価見積が凍結されていない場合、見積材料費および見積作業費を変更します。

製造オーダは製造オーダの発行 (tisfc0204m000) セッションで発行できます。

有効

製造オーダでの作業が開始されています。製造オーダについて仕掛品取引が実施されると、オーダ状況が[有効]になります。製造オーダの状況が[有効]の場合、時間が転記され、材料が出庫されます。見積原価は変更できません。

製造完了

オーダは完了として報告されます。倉庫管理が在庫に納入する必要がある製造済品目の入庫手順を完了すると、製造は[完了]状況を受領します。

完了

オーダは完了済として報告され、完了したすべての製品が在庫に納入されました。まだ製造オーダの時間を処理したり材料を出庫したりできます。次のセッションでオーダを完了として報告できます。

  • オーダの完了レポート (tisfc0520m000)

    セッションの目的: 1 つまたは複数のオーダの一部または全体を完了として報告します。
  • 作業の完了レポート (tisfc0130m000)

    セッションの目的: オーダの最終作業を完了として報告します。
  • オーダグループ別作業の完了レポート (tisfc0205m000)

    セッションの目的: オーダをオーダグループ別に完了として報告します。
  • 生産日程計画の完了レポート (tirpt1201m000) および生産日程計画から製造オーダを完了レポート (tirpt1502m000)

    これらのセッションを使用して、RPT 品目について、製造スケジュールの製造オーダを完了として報告します。
クローズ

製造オーダの会計結果が計算されています。製造オーダをクローズする前に、オーダのすべての材料を出庫し、すべての時間を処理する必要があります。外注作業の購買オーダは、処理済になっている必要があります。オーダがクローズされると、オーダ状況をリセットしない限り、材料の出庫や時間の処理はできなくなります。製造オーダのクローズ (ticst0201m000) セッションを使用して製造オーダをクローズできます。

アーカイブ済

製造オーダデータがアーカイブに移動されました。詳細は、次の情報を参照してください: 製造オーダのアーカイブ

段取能力

ワークセンタの段取のために確保される、[所要生産能力] フィールドに表示される能力量

製造能力

製造のために確保される、[所要生産能力] フィールドに表示される能力量

使用能力 (時間)

オーダに必要なワークセンタの能力の合計

[使用能力 (時間)] フィールドに表示される値は、[段取能力] フィールドと [製造能力] フィールドの合計です。

品目

作業が実行される主品目またはファントム

ワークセンタ

ワークセンタの ID

クリティカル能力タイプ

資源オーダ計画」に指定される能力タイプ

注: 
  • このフィールドが空の場合、[クリティカル能力] フィールドに表示される[クリティカル能力タイプ]が表示されます。
  • 資源オーダ計画にメインとサブのワークセンタの能力総計が表示されており、[クリティカル能力タイプ] が [機械能力] の場合、関係するすべてのワークセンタの機械能力が総計されます。

指定可能な値

労働能力

労務能力は、企業計画で資源マスタ計画の能力使用を表すために使用されます。

機械能力

機械能力は、企業計画で資源マスタ計画の能力使用を表すために使用されます。