ソーシング戦略 (cprpd7110m000)

セッションの目的:ソーシング戦略」を定義します。

シナリオ

総合的な計画解決策の識別

各シナリオは、1 つの総合的な計画解決策を表していて、品目計画および資源計画のための特定の設定が含まれています。シナリオを使用して、各種の計画オプションを分析および比較し、最適な計画解決策を見つけることができます。たとえば、需要予測やソーシング戦略の変更に利用できます。

シナリオの 1 つは、実際の計画状況に対応している実際のシナリオです。実際のシナリオから LN の実行レベルへ、計画オーダと製造計画を転送することのみが可能です。

計画レベル

階層計画構造内のレベル

高い計画レベルで計画する場合、計画は概略的であまり詳細なものではありません。

計画レベル 1 は最高計画レベルです。番号が大きいほど、計画レベルは低くなります。

計画レベルにはそれぞれ固有のソーシング規則と供給規則があるため、製品ファミリについて物流計画を実行できます。

計画クラスタ

予測、在庫計画、販売などの業務プロセスをサポートするために使用されるオブジェクトです。計画クラスタは、これらの計画プロセスが実行される 1 つまたは複数の業務の拠点を表します。倉庫ワークセンタ販売オフィス、または購買オフィスなどのさまざまなエンティティは、エンティティのグループごとに計画が実行されるように、計画クラスタでグループ化されています。

マルチサイトが有効化され、企業計画が導入されている場合、計画クラスタには、1 つまたは複数のサイトが含まれている必要があります。このサイトには、計画プロセスが実行されるエンティティが含まれます。

品目グループ

類似の特徴を持った品目グループ。各品目は特定の品目グループに属しています。品目グループは品目タイプと組み合わせて使用し、品目デフォルトを設定します。

品目

オーダシステムが [計画] の品目

これらの品目の製造、物流、または購買は、需要予測または実際需要に基づいて企業計画で計画されます。

次の方法によって、品目を計画できます。

  • マスタ準拠計画。基準生産計画手法と同じです。
  • オーダ準拠計画。資材所要量計画手法と同じです。
  • マスタ準拠計画とオーダ準拠計画の組合せ

計画品目は次のいずれかです。

  • 実際の製造品目または購買品目
  • 製品ファミリ
  • 基本モデル (一般品目の定義済製品バリアント)

類似の計画品目またはファミリのグループは製品ファミリと呼ばれます。個々の品目に対する計画よりも汎用的な計画にするために、品目が統合されます。品目コードのクラスタセグメントによって表示されるコードで、計画品目が配分計画に使用されるクラスタ品目であることが示されます。

注: 
  • このセグメントは使用されないため、これは「計画クラスタ」セグメントを持たない品目コードになります。
  • このフィールドが空の場合、ソーシング戦略は品目グループレベルまたは「計画クラスタ」レベルで定義されます。

一般
有効性
発効日

ソーシング戦略の発効日

標準構成

このチェックボックスがオンの場合、このソーシング戦略は、標準構成に対して有効です。例外が定義されない場合、LN は、このソーシング戦略を考慮して、[有効性]グループボックスに表示される時間間隔中に供給を計画します。

[標準構成]チェックボックスをオンにしたソーシング戦略に例外をリンクできます。その場合、例外 (tcuef0105m000) の有効チェックボックスをオフにする必要があります。これは、LN は、供給を計画する上でソーシング戦略を考慮しないということです。つまり、例外を定義するだけで、対応するソーシング戦略を計画に使用できなくすることができます。

例外がない場合は、[標準構成]チェックボックスが自動的にオンになります。

[標準構成]チェックボックスは、例外をリンクしてからでないとオフにできません。

失効日

ソーシング戦略の失効日

例外あり

このチェックボックスがオンの場合、 例外 (tcuef0105m000) セッションの対応するソーシング戦略について例外が定義されます。[標準構成]チェックボックスもオンである場合、その例外は、標準構成が有効でないことを示します。

このチェックボックスがオフの場合、対応するソーシング戦略について例外は定義されません。LN は、[有効性]グループボックスに表示される時間間隔中に対応するソーシング戦略を考慮します。

理由

このフィールドに、この戦略の記述を入力できます。

引当
ソース引当ルール

必要量を次の供給ソースにどのように分割するかを決定する基準

  • [ジョブショップ]
  • [購買]
  • [物流]

ソース引当ルールは、「割合」 または 「優先順位」 のいずれかです。

このフィールドでは、さまざまな供給ソースに対してどのくらいの分量で分配するかを定義します。この規則選択は、次のフィールドの解釈を決定します。

  • [物流]
  • [ジョブショップ]
  • [購買]
注: 

マスタ計画では、各ソース引当ルールは、このフィールドの値に関係なく、[割合]ソース引当ルールとして解釈されます。

指定可能な値

割合

オーダ量は、割合にもとづいて供給ソース全体に分割されます。

優先順位

オーダ量は、優先順位にもとづいて供給ソースに分割されます。優先順位が最も高いソースが最初に計画されます。このソースが納入できない場合、LN は 2 番目のソース、3 番目のソース、という具合に試します。

物流

ソース引当ルールが[割合]の場合、[物流]フィールドの値は、「計画物流オーダ」によって供給される所要量の割合 (%) として解釈されます。

ソース引当ルールが[優先順位]の場合、[物流]フィールドの値は、他の供給ソースと比較される計画物流オーダの優先順位として解釈されます。

注: 
  • マスタ計画では、各ソース引当ルールは[ソース引当ルール]フィールドの値に関係なく、[割合]ソース引当ルールとして解釈されます。

  • LN では、オーダ数量が最小量以下であったとしても、必要なオーダ数量を超えるオーダは作成されません。

ジョブショップ

ソース引当ルールが[割合]の場合、[ジョブショップ]フィールドの値は、「計画製造オーダ」によって供給される所要量の割合 (%) として解釈されます。

ソース引当ルールが[優先順位]の場合、[ジョブショップ]フィールドの値は、他の供給ソースと比較される計画製造オーダの優先順位として解釈されます。

注: 
  • マスタ計画では、各ソース引当ルールは[ソース引当ルール]フィールドの値に関係なく、[割合]ソース引当ルールとして解釈されます。

  • LN では、オーダ数量が最小量以下であったとしても、必要なオーダ数量を超えるオーダは作成されません。

繰返生産

ソース引当ルールが[繰返生産]の場合、[繰返生産]フィールドの値は、繰返スケジューリングの優先順位として解釈されます。

注: 
  • マスタ計画では、各ソース引当ルールは[ソース引当ルール]フィールドの値に関係なく、[割合]ソース引当ルールとして解釈されます。

  • LN では、オーダ数量が最小量以下であったとしても、必要なオーダ数量を超えるオーダは作成されません。

購買

ソース引当ルールが[割合]の場合、[購買]フィールドの値は、「計画購買オーダ」によって供給される所要量の割合 (%) として解釈されます。

ソース引当ルールが[優先順位]の場合、[購買]フィールドの値は、他の供給ソースと比較される計画購買オーダの優先順位として解釈されます。

注: 
  • マスタ計画では、各ソース引当ルールは[ソース引当ルール]フィールドの値に関係なく、[割合]ソース引当ルールとして解釈されます。

  • LN では、オーダ数量が最小量以下であったとしても、必要なオーダ数量を超えるオーダは作成されません。

外注

ソース引当ルールが[外注]の場合、[外注]フィールドの値は、外注オーダの優先順位として解釈されます。

注: 
  • マスタ計画では、各ソース引当ルールは[ソース引当ルール]フィールドの値に関係なく、[割合]ソース引当ルールとして解釈されます。

  • LN では、オーダ数量が最小量以下であったとしても、必要なオーダ数量を超えるオーダは作成されません。

位置番号

連続した活動のデータレコードやステップを識別する番号。連番は、多くのコンテキストで使用されます。LN では通常、後続の品目やステップに対して連番が生成されます。状況に応じて、この番号を変更することができます。