品目マスタ計画 (cprmp2101m000)
セッションの目的: 計画品目の「品目マスタ計画」を表示およびメンテナンスします。
これを行うには、以下のオプションがあります。
- [編集]: 品目マスタ計画のより詳細な概要を取得し、いくつかの値をマニュアルで変更する場合に選択します。
- [概要]: 需要、供給、予測在庫の簡潔な要約を取得する場合に選択します。
- [需要]: 計画品目の需要がどのように構成されているかを表示する場合に選択します。
- [供給]: 計画品目の供給データを表示する場合に選択します。
- [有効在庫 (ATP)]: 有効在庫 (ATP) 関連データを表示する場合に選択します。
適切なメニューのコマンドを使用して、各種セッションにズームします。これらのセッションを使用して、マスタ計画データの様相をさらに分析したり、マスタ計画を再計算 (更新) したりします。
適切なメニューの [[会社の変更 (cpcom1200s000)] セッションにズームします。このセッションで、別のロジスティック会社に直接切り替えることができます。
] をクリックすると、適切なメニューの [商品フロー」データを更新します。より構成可能なシミュレーションを行うには、[マスタ計画の生成 (cprmp1202m000)] セッションを使用します。
] コマンドは、現在の品目に対して標準のマスタ計画更新を実行し、「シナリオに対して、最終「計画期間」の最後に一致しない [シナリオ終了日] を指定すると、この最終計画期間の長さが[シナリオ - 期間 (cprpd4120m000)] セッションで定義した計画期間の長さと等しくなくなります。この場合、[シナリオの初期化、ロール、および更新 (cprpd4200m000)] セッションでシナリオをロールすると、不均衡な計画値が生成されます。
LN が自動的にマスタ計画画面を更新しないようにするには、[計画パラメータ (cprpd0100m000)] セッションの [更新頻度] フィールドをゼロに設定します。LN が画面を更新するようにしたい場合は、更新頻度を大きな値 (60 秒以上) に設定し、ウィンドウが 10 秒ごとに表示されてパフォーマンスが大きく低下するのを避けます。
- シナリオ
-
LN が、指定された計画品目の「品目マスタ計画」を表示する「シナリオ」
シナリオの計画状況が[クローズ]の場合、このセッションに関連しているデータを修正することはできません。
- 計画品目
-
LN が品目マスタ計画を表示する計画品目
- タイムフェンス
-
「タイムフェンス」の及ぶ日付
[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションで、品目のタイムフェンスを指定することができます。
- 予測タイムフェンス
-
「予測タイムフェンス」の及ぶ日付
[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションで、品目の予測タイムフェンスを定義することができます。
- 確約可能在庫範囲
-
有効在庫/確約可能在庫範囲の及ぶ日付
[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションで、品目の確約可能在庫範囲を定義することができます。
- 手持在庫
-
手持在庫として使用可能な計画品目の数量
- 手持在庫
-
LN が手持在庫を測定する棚卸単位
- オーダ範囲
-
「オーダ範囲」の及ぶ日付
[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションで品目の「オーダ範囲」を定義できます。
[範囲チェック (cprpd1200m000)] セッションを使用して、LN でオーダ範囲の最短の長さを計算できます。
- 計画範囲
-
「計画範囲」の及ぶ日付
[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションで、各計画品目の計画範囲を定義できます。
[範囲チェック (cprpd1200m000)] セッションを使用して、LN で計画範囲の最短の長さを計算できます。
- 計画者
-
品目の責任者である計画者の ID
[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションで、各計画品目の計画者を定義できます。
- 期間
-
「計画期間」の番号
- 日付
-
期間が終了する日付
日付定義は、[シナリオ - 期間 (cprpd4120m000)] セッションの[期間タイプ]フィールドで選択した期間定義に依存します。
- 需要予測
-
指定された計画品目の「需要予測」
このフィールドの入力方法は 4 とおりあります。
- 予測数量をマニュアルで入力するか、生成された予測データを修正します。
- [需要および在庫計画の生成 (cpdsp1210m000)] セッションを使用する場合、需要履歴データに基づいて需要予測が計算されます。
- [販売予算を需要予測にコピー (cpdsp1280m000)] セッションを使用して、販売で定義した販売予算から需要予測をコピーできます。
- スプレッドシートなど、外部予測アプリケーションから需要予測フィールドに入力できます。
- 追加需要
-
指定された計画品目の「追加需要」
このフィールドの入力方法は次のとおりです。
- マニュアルで数量を入力するか、LN が作成する数量を修正します。
- [需要および在庫計画の生成 (cpdsp1210m000)] セッションを使用して「需要計画」を作成する場合は、[需要計画を生成]チェックボックスおよび[追加需要に生成]チェックボックスをオンにします。
品目マスタ計画を生成した後、追加需要を削除したり、[追加需要]フィールドにコピーしたり、[需要予測]フィールドに追加したりできます。
- 特殊需要
-
指定された計画品目の「特殊需要」
特殊需要は[品目別特殊需要 (cpdsp2100m000)] セッションでマニュアルで作成できます。
このフィールドは、組立部品の予測も制約します。
- 未消費予測
-
指定された計画品目の「未消費需要予測」
「未消費需要予測」を計算するため、LN は、以下のフィールドで構成される品目の「需要計画」を考慮します。
- [需要予測]
- [追加需要]
- [特殊需要]
需要計画の合計数量は、品目マスタ計画の以下のフィールドで構成される消費済需要予測の数量が差し引かれ、徐々に少なくなります。
- [顧客オーダ]
- [顧客納入]
- [依存スケジュール需要] (*)
- [依存物流需要] (*)
- [依存資材需要] (*)
- [内部納入]
- [物流納入]
(*): [品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションの[依存需要予測]チェックボックスがオンの場合のみ、依存需要は需要計画の数量を消費します。
未消費需要予測の計算式は次のとおりです。
需要予測 + 追加需要 + 特殊需要 - 消費済需要予測
- 独立需要
-
他の計画品目の需要と関係がない需要
独立需要には、完了した商品の需要などがあります。
- 依存需要
-
品目の需要のうち、「依存需要」の部分
計画を実行中に、依存需要が生成されます ([オーダ計画の生成 (cprrp1210m000)] セッションまたは[マスタ計画の生成 (cprmp1202m000)] セッションで)。依存需要に対する所要は、次に、主品目の部品表を介して各構成要素について展開され、最終的に構成要素の品目マスタ計画で依存需要となります。
依存需要は次のフィールドの合計に等しくなります。
- [依存資材需要]
- [依存スケジュール需要]
- [依存物流需要]
注:現在の LN のバージョンでは、計画品目の依存需要展開が正しい倉庫と計画品目に確実に割り当てられるように、[計画クリティカル部品表 (cprpd3120m000)] セッションの BCM ラインに倉庫を指定する必要があります。
- 顧客オーダ
-
指定された計画品目の「顧客オーダ」
このフィールドの値は、(倉庫管理を通じて提供される) 販売からの販売オーダデータおよび販売スケジュールデータに基づきます。以下で構成されます。
- 販売オーダ
- 販売見積
- 製造計画
-
指定された計画品目の「製造計画」の数量
マスタ計画シミュレーションを実行すると、LN は以下の条件が満たされた場合に製造計画を生成します。
- ソーシング設定によって、特定の品目量が製造を通じて供給される必要がある
- [品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションの[製造計画]フィールドに[生成]または[常に更新]が設定されている
現在のセッションで、マニュアルで製造計画を入力または修正することもできます。
- 製造オーダ
-
1 つの計画期間に該当する「計画製造オーダ」と「予定された製造受取」の合計オーダ数量
- 物流オーダ
-
1 つの計画期間に該当する「計画物流オーダ」と「予定された物流受取」の合計オーダ数量
注:他の会社から、または同一会社内の他の保管場所からの計画入庫は常に計画物流オーダの形態をとります。マスタ計画において、計画物流オーダは「物流計画」として機能します。
- 購買計画
-
指定された計画品目の「購買計画」の数量
マスタ計画シミュレーションを実行すると、LN は以下の条件が満たされた場合に購買計画を生成します。
- ソーシング設定によって、特定の品目量が購買を通じて供給される必要がある
- [品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションの[購買計画]フィールドに[生成]または[常に更新]が設定されている
現在のセッションで、マニュアルで購買計画を入力または修正することもできます。
- 購買オーダ
-
1 つの計画期間に該当する「計画購買オーダ」と「予定された購買受取」の合計オーダ数量
- 予想在庫
-
指定された計画品目の「予想在庫」の数量
- 在庫計画
-
指定された計画品目の「在庫計画」の数量
在庫計画は 2 とおりの方法で生成できます。
- [需要および在庫計画の生成 (cpdsp1210m000)] セッションを使用して LN で生成できます。
- このセッションで在庫計画をマニュアルで修正
[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションの[在庫計画]フィールドで、在庫計画の更新モードを選択できます。[生成]または[常に更新]の場合、LN はこのフィールドを自動的にメンテナンスします。
- 合計製造
-
製造によって供給される予定の合計数量
このフィールドの値は次の合計に等しくなります。
- 購買
-
購買によって供給される予定の合計数量
このフィールドの値は次の合計に等しくなります。
- 購買計画
- 計画購買オーダ
- 予定された購買受取
- 実際組立部品需要
-
納入される組立部品需要
- 未確認顧客オーダ
-
このフィールドは、販売の販売スケジュールからの未確認所要を表します。これらの所要は、予想所要タイプのスケジュールセグメントに属します。
注:現在のセッションでは、未確認顧客オーダは[顧客オーダ]フィールドの値に含まれます。これは、需要予測の消費に対し、LN が未確認顧客オーダを実際の需要として考慮することを意味しています。
- 依存スケジュール需要
-
指定された計画品目の「依存スケジュール需要」の数量
- 依存資材需要
-
指定された計画品目の「依存資材需要」の数量
- 依存物流需要
-
指定された計画品目の「依存物流需要」の数量
依存物流需要は以下から派生します。
- オーダ計画モジュールの計画在庫移動
- 倉庫管理の計画在庫処理
- 組立部品需要
-
ライン組立構成 (LAC) から発生する需要
LAC は組立ラインを計画するものであり、組立ラインに供給される必要がある組立部品の所要を計算します。組立部品自体の計画は、企業計画によって実行されます。
[組立部品需要 (cprrp0115m000)] セッションが、LAC によって生成される組立部品の需要の概要を提供します。
- 合計納入
-
すでに納入済の計画品目の数量
このフィールドの値は次のフィールドの合計に等しくなります。
- [顧客納入]
- [内部納入]
- [物流納入]
- 受取合計
-
まだ受け取る必要がある合計計画供給
合計計画供給は、品目マスタ計画の以下のフィールドの合計と等しくなります。
- [製造計画]
- [計画製造オーダ]
- [予定された製造受取]
- [購買計画]
- [計画購買オーダ]
- [予定された購買受取]
- [計画物流オーダ]
- [予定された物流受取]
- 期間終了日
-
計画期間の終了日
- シナリオ
- 計画製造オーダ
-
1 つの「計画期間」に属する「計画製造オーダ」の合計オーダ数量
次のいずれかのセッションを実行することによって、計画製造オーダを生成できます。
- [オーダ計画の生成 (cprrp1210m000)]
- [オーダ計画の生成 (品目) (cprrp1220m000)]
- [マスタ計画を計画オーダへ変換 (cprmp2240m000)]
- 予定された製造受取
-
「予定された製造受取」の品目数量
- 計画物流オーダ
-
1 つの計画期間に属する「計画物流オーダ」の合計オーダ数量
以下のセッションのいずれかを実行することによって、「オーダ範囲」内で計画物流オーダを生成できます。
- [オーダ計画の生成 (cprrp1210m000)]
- [オーダ計画の生成 (品目) (cprrp1220m000)]
以下のセッションのいずれかを実行することによって、「マスタ計画範囲」内で計画物流オーダを生成できます。
- [マスタ計画の生成 (cprmp1202m000)]
- [マスタ計画 (品目) の生成 (cprmp1203m000)]
注:マスタ計画範囲内では、計画物流オーダは「物流計画」として機能します。
- 予定された物流受取
-
「予定された物流受取」の品目数量
この数量は、倉庫でのオーダ数量の受取までの、倉庫移動オーダに関係します。
- 計画購買オーダ
-
1 つの計画期間に属する「計画購買オーダ」の合計オーダ数量
次のいずれかのセッションを実行することによって、計画購買オーダを生成できます。
- [オーダ計画の生成 (cprrp1210m000)]
- [オーダ計画の生成 (品目) (cprrp1220m000)]
- 予定された購買受取
-
「予定された購買受取」の品目数量
- 実際受取
-
実際のオーダからの実際受取の品目数量
- 顧客納入
-
「顧客納入」の品目数量
- 内部納入
-
「内部納入」の品目数量
この数量は、販売/購買関係を通じて、別のロジスティック会社への納入に接続されます。
- 物流納入
-
物流納入の品目数量
- 確約可能在庫確保
-
「構成確約可能在庫確保」の品目数量
- 確約可能在庫確保入庫
-
「構成確約可能在庫確保」に基づいて製造するよう計画された品目数量
- 有効在庫 (ATP)
-
まだ有効在庫 (ATP) である 1 つの計画期間の供給
- 累計有効在庫 (ATP)
-
累計有効在庫の品目数量
期間 t の累計有効在庫を計算する式は以下のとおりです。
有効在庫 + 累計有効在庫 (t-1)