計画者別例外メッセージタイプ (cprao1110m000)

｢例外メッセージ｣タイプのセットを表示する計画者の従業員番号

LN が｢最小標準原価｣の表示に使用する通貨。この通貨は 企業計画パラメータ (cprpd0100m000) セッションで定義できます。

品目 - 原価計算 (ticpr0107m000) セッションで品目に異なる通貨を定義していた場合、LN はこの通貨を最小標準原価の通貨に変換します。

計画中に LN で生成する｢例外メッセージ｣のタイプを指定します。

例外メッセージタイプは、現行計画処理に関して計画者に通知します。

指定可能な値

マイナス在庫レベル

予想在庫レベルがゼロ (0) を下回っています。これは、予測または実際の需要の一部が遅れて納入されることを意味します。

在庫 < 安全/計画

予想在庫レベルが、[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッション (オーダ基準計画) で指定された在庫バッファを下回っているか、または品目マスタ計画 (cprmp2101m000) セッションで指定された｢在庫計画｣を下回っています。

在庫 > 最大

予想在庫が、[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションで指定された最大在庫を上回っています。

実際遅延需要

品目またはチャネルの実際の需要の一部が、遅れて納入されます。マスタ計画の累計有効在庫がゼロ (0) を下回っています。

予測 <> 実際需要

予測と実際需要が等しくありません。予測と実際需要の差異が、計画者別例外メッセージ (cprao1120m000) セッションで指定された許容範囲を超えています。品目またはチャネルの実際需要が、｢需要予測｣より上回っているか、または下回っています。

在庫 > 在庫計画

品目マスタ計画 (cprmp2101m000) セッションの予想在庫が、同セッションで指定された在庫計画を上回っています。

工程在庫 < 0

(ジョブショップにおける) 手持在庫がマイナスであるか、またはプロジェクト作業現場在庫が、指定された日付でゼロより下回っています。

需要なし (マスタ計画)

品目マスタ計画またはチャネルマスタ計画には、該当する品目の需要は含まれません。

需要なし (オーダ計画)

関連する品目に対する需要がありません。(このタイプの例外メッセージは、マスタ計画のない品目についてのみ生成されます)。

オーダ数量 < 最小

オーダ数量または製造計画が、[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションで指定された最小オーダ数量を下回っています。

オーダ数量 > 最大

オーダ数量が、[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションで指定された最大オーダ数量を上回っています。

オーダ数量 <> 増分

オーダ数量または製造計画が、[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションで指定されたオーダ数量増分の倍数ではありません。

オーダ数量 <> 固定/経済

オーダ数量が、固定オーダ数量と異なるか (品目のオーダ方法が固定オーダ数量の場合)、または経済発注量と異なります (品目のオーダ方法が経済発注量の場合)。関連するパラメータは、[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションで定義されます。

品目発注先エラー

(計画または実際の) 購買オーダのオーダ数量は、品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションで定義されている発注先固有の設定とは一致しません。

プロジェクトエラー

プロジェクト固有のエラーが発生しました。エラーの内容は例外メッセージに記述されます。

入庫に足りない時間

オーダライン完了日が、倉庫別出庫/入庫リードタイムの合計と、計画者別例外メッセージ (cprao1120m000) セッションで指定された許容日数との差異を相殺することで計算される日付を過ぎています。

出庫に足りない時間

オーダライン完了日が、倉庫の出庫リードタイムと、計画者別例外メッセージ (cprao1120m000) セッションで指定された許容日数との差異を相殺することで計算される日付を過ぎています。

転送遅延

計画オーダの開始日が｢タイムフェンス｣内にありますが、オーダがまだ｢実行レベル｣に転送されていません。

取消

販売オーダが取り消されたなどの理由により、オーダまたは｢供給計画｣に対する需要がないため、それらの一部を取り消すことができます。

期間内再スケジュール

オーダの一部を早く納入しなければならないため、該当する数量を、例外メッセージに示されている日付に再スケジュールする必要があります。

期間外再スケジュール

顧客オーダが延期されたなどの理由により、オーダの一部を遅れて納入することができるため、該当する数量を、例外メッセージに示されている日付に再スケジュールすることができます。

安全時間内オーダ

計画オーダの納期が、[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションで指定された安全時間内にあります。(この例外メッセージは、｢追加リードタイム｣も計画不可能であることを意味します)。

オーダ間隔内オーダ

製造オーダが、[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションで指定された、以前の製造オーダのオーダ間隔内にあるか、また購買オーダが、以前の購買オーダのオーダ間隔内にあります。

追加リードタイム内オーダ

計画オーダの納期が、品目 - 計画 (cprpd1100m000) セッションで指定された｢追加リードタイム｣内にあります (このタイプの例外メッセージは、安全時間を計画する余地が十分あることを意味します)。

終了日 > 所要日

計画オーダの納期は所要日より後であり、これによってオーダは後で納入されます。

過負荷の資源

資源の利用率が、100% (これに計画者別例外メッセージタイプ (cprao1110m000) セッションで指定された許容率を加算した値) を超えています。

ワークロード < 標準

ジョブショップでのワークロードが、ワークセンタ - 計画 (cprpd2100m000) セッションで指定された｢ワークロード標準｣を下回っています (同セッションで指定された｢ワークロード許容範囲｣を考慮しています)。

ワークロード > 標準

ジョブショップでのワークロードが、ワークセンタ - 計画 (cprpd2100m000) セッションで指定された｢ワークロード標準｣を上回っています (同セッションで指定された｢ワークロード許容範囲｣を考慮しています)。

資源確約可能在庫 < ゼロ

資源の｢確約可能在庫能力｣がゼロを下回っています。これは、新規に受け入れた顧客オーダを含めて、資源に対する負荷が高すぎることを意味します。

転送失敗

製造オーダを製造に転送できませんでした。失敗の理由は例外メッセージに記述されます。

合計供給 > 合計所要

合計供給が、必要な資材の合計数量を超えています。

致命的エラー

致命的エラーが発生しました (メモリエラーやソートエラーなど)。エラーの内容は例外メッセージに記述されます。

連続生産計画失敗

連続生産品目の計画製造オーダの生成中に、デフォルトのオーダ数量が見つかりませんでした。

供給関係なし

計画物流オーダの生成中、該当する品目の｢供給関係｣を見つけられませんでした。

供給取引先なし

計画購買オーダの生成で、関係する品目の発注先を見つけることができませんでした。

仕様エラー

計画中の品目の仕様にエラーがあります。エラーの内容は例外メッセージに記述されます。

品目エラー

品目固有のエラーが発生しました。エラーの内容は例外メッセージに記述されます。

計画単位の品目なし

特定の｢計画単位｣が空白です。つまり、その計画単位に割り当てられている計画品目はありません。

WLCパラメータ未定義

製造計画のワークロードパラメータが見つかりませんでした。ワークロード管理パラメータ (cpwlc2101m000) セッションで、ワークロードパラメータを定義できます。

能力不足

クリティカル能力資源表で定義されている資源の 1 つの空き能力が不十分であるため、製造計画が縮小されます。

資材不足

ある特定の計画品目のクリティカル部品表で指定されている構成要素の 1 つが欠けているため、製造計画が減少されます。

計画失敗

所要数量が計画不可能であったため、計画が失敗しました。エラーの内容は例外メッセージに記述されます。

ぺギング:計画在庫なし

特定のペグの計画在庫が見つかりませんでした。

ぺギング:見込在庫不足

在庫不足の可能性が検出されました。不足の内容は例外メッセージに記述されます。

ぺギング: 見込資材不足

現行オーダが、別のオーダによって供給される資材を要求します。この場合、現行オーダが (資材として) 要求する品目についての[ぺギング:見込在庫不足]例外メッセージも生成されます。

ぺギング:プロジェクト資材在庫

必要な供給、販売オーダまたは製造オーダ所要量が、まだ計画オーダから与えられる必要があります。計画オーダが、実際製造オーダまたは実際購買オーダにまだ転送されていません。

ペギング: 過去の資材供給

現行オーダは、過去に納入されたと見なされる資材を要求します。この例外メッセージは、現行オーダが要求する品目について出されます。

計画者別例外メッセージタイプ (cprao1110m000) セッションの許容範囲 (日) に許容範囲を入力すると、この許容範囲を超える例外メッセージのみがログに記録されます。たとえば、許容範囲が 3 の場合、過去 3 日より前の供給のみが表示されます。

ぺギング:供給が遅い

供給は、需要の後にあると予想されます。現行オーダには、品目が要求される時点より後の計画納期があります。供給オーダをより早い日付に変更しない場合、要求された品目の供給は間に合わなくなります。

ぺギング:供給が早い

供給は、品目が要求される前にあると予想されます。現行オーダには、品目が要求される時点より前の計画納期があります。所要品目は、使用する前に一時的に保管しておく必要があります。この状況を解決するには、このオーダを後の日付にシフトします。

注: 

この例外メッセージは、安全時間、｢追加リードタイム｣、オーダおよびオーダ計画例外メッセージ、入庫リードタイム、および出庫リードタイムは考慮しません。

ぺギング:計画資材在庫なし

現行オーダは、在庫になく、また別の計画オーダによっても供給されない資材を要求します。この場合、[ぺギング:計画在庫なし]例外メッセージも生成されます。

ペギング: 過去の資材供給

現行オーダは、在庫になく、また別の計画オーダによっても供給されない資材を要求します。[ペギング: 過去に供給]例外メッセージは、現行オーダが要求する品目について同時に記録されます。

[計画者別例外メッセージタイプ (cprao1110m000)] セッションの許容範囲 (日) に許容範囲を入力すると、この許容範囲を超える例外メッセージのみがログに記録されます。

ペギング: 資材供給が遅い

必要な資材は、需要の後にあると予想されます。現行オーダには、資材が要求される時点より後の計画納期があります。資材供給オーダをより早い日付に変更しない場合、要求された資材の供給は間に合わなくなります。

ペギング: 資材供給が早い

資材は、資材が要求される前にあると予想されます。現行オーダには、資材が要求される時点より前の計画納期があります。所要資材は、使用する前に一時的に保管しておく必要があります。この状況を解決するには、このオーダを後の日付にシフトします。

ぺギング:資材供給が遅い

確認済資材の数量が遅れており、まだ入庫していません。

製造に必要な一部の資材が不足しているため、一部の計画オーダを開始できない可能性があります。

ぺギング:資材供給が早い

確認済資材の数量が計画よりも早く入庫しました。

倉庫に必要な量よりも多くの資材があります。超過資材は、計画済製造オーダ以外に使用できます。

確認済数量が高い

倉庫に到着した資材の数量が確認済数量を上回っています。

確認済数量が低い

倉庫に到着した資材の数量が確認済数量を下回っています。

ペギング: 供給過剰

ペギングデータ内の供給数量が需要数量を超えています。

ペギング: 供給過剰顧客予測

ペギングデータ内の供給数量が顧客予測数量を超えています。

ぺギング: 品目をペギングから除く

計画中の品目は、計画者によってペギングから除外されています。

外注先なし

外注先が見つかりませんでした。

このラインの｢例外メッセージ｣タイプが適用される｢最小標準原価｣

｢例外メッセージ｣タイプのデフォルトの優先順位。たとえば、この優先順位を使用して、例外メッセージを重要な順に表示することができます。

指定可能な値

1 (優先順位が最も高い) 以上 100 (優先順位が最も低い) 以下の数字を入力します。

このラインの｢例外メッセージ｣タイプの｢例外メッセージ範囲｣。日単位で定義されます。

ラインの｢例外メッセージ｣タイプについて表示される許容率

例

• 例外メッセージタイプは[在庫 > 最大]、最大在庫は 50、許容率は 10% とします。この場合、例外メッセージは、予想在庫が 55 よりも多い場合にのみ生成されます。
• 例外メッセージタイプは[オーダ数量 < 最小]、最小オーダ数量は 20、許容率は 15% とします。この場合、例外メッセージは、オーダ数量が 17 より小さい場合にのみ生成されます。

日数の許容範囲は、日付の比較に関する｢例外メッセージ｣、つまり、特定の日付が特定の標準日より前か後かを示す例外メッセージに適用されます。

例

• 例外メッセージタイプは[終了日 > 所要日]、所要日は 4 月 10 日月曜日、日数の許容範囲は 2 日とします。この場合、オーダの終了日が 4 月 12 日よりも後の場合にのみ例外メッセージが生成されます。
• 例外メッセージタイプは[期間外再スケジュール]、所要日は 8 月 25 日金曜日、日数の許容範囲は 3 日とします。この場合、オーダの終了日が 8 月 22 日よりも早い場合にのみ例外メッセージが生成されます。

品目と計画者の特定の組合せについて生成される、このタイプの｢例外メッセージ｣の最大数

このチェックボックスがオンの場合、指定されたタイプの｢例外メッセージ｣が生成されません。

このチェックボックスがオンの場合、 例外メッセージの処理 (cprao1220m000) セッションで該当の｢例外メッセージ｣を自動処理させることができます。