計画クラスタの構成確約可能在庫と確約可能在庫能力

次の 3 タイプの有効在庫 (ATP) の機能を使用できます。

注:

マルチサイト機能が有効な場合、標準有効在庫 (ATP) チェックが｢計画クラスタ｣ごとに実行されます。

有効在庫 (ATP) チェックでは、構成要素チェックのために部品表 (BOM) を展開する際、供給関係が考慮に入れられます。有効在庫 (ATP) チェックでは、次の部品表をとおして構成要素が検出されます。

一般部品表

製品バリアントについて、またはサイト品目レベルで展開されます。

オーダ計画とマスタ計画がチェックを実行するため、供給関係は考慮に入れられません。
クリティカル部品表

｢品目マスタ計画｣のある品目にのみ使用されます。

オーダ計画とマスタ計画がチェックを実行するため、供給関係は考慮に入れられません。
部品表 (BOM)

最も詳細なレベルです。

このチェックでは、例に示すように供給関係が考慮に入れられます。

例

計画品目 CPATP22 に対して有効在庫 (ATP) チェックが実行されると、供給関係 CPATP22.1 <- ATP CPATP22.1 をとおして 10 個納入可能になります。品目 ATP CPATP22.1 の手持は 10 個です。

有効在庫 (ATP) 計算では、供給関係が 1 つの場合は常に最小構成確約可能在庫が使用されます。

2 つの会社および 2 つの供給関係を使用することもできます。

ABE CPATP の 10 個に対して有効在庫 (ATP) 依頼がある場合、有効在庫 (ATP) チェックの結果それぞれ手持が 5 個ずつ見つかります。ADL CPATP22.2.A からは 5 個、AFR CPATP22.2.A からは 5 個ということです。

供給関係が複数の場合、以前見つかった構成確約可能在庫に構成確約可能在庫を追加する必要があります。

計画品目に有効な｢ソーシング戦略｣がある場合、LN では、ソーシング戦略に [ジョブショップ]、[外注]、または [繰返生産] ソース (0% を超える) がある場合にのみ、構成確約可能在庫および確約可能在庫能力がチェックされます。

計画品目に有効なソーシング戦略がない場合、[実際供給ソース] が [ジョブショップ]、[外注][繰返生産]、[配分]、または [購買] である場合にのみ、構成確約可能在庫および確約可能在庫能力がチェックされます。

注:

次に示すソーシング戦略の場合、下記の能力を考慮できません。

能力チェックは、ソースが [ジョブショップ] の構成要素の場合に行われます。

品目 - 計画 (cprpd1100m000) セッションと品目 (tcibd0501m000) セッションで、計画品目の供給ソースを定義することができます。

[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションで計画品目の [デフォルト供給ソース] を定義することができます。