例: 追加能力所要量を計算するには
特定の時間周期における品目単位に対する追加能力所要量は、LN が特定資源の残り使用可能能力の決定に使用する値です。これは、企業計画の資源分析および最適化モジュールにおける、ロジスティックパラメータの最適化アルゴリズムのステップの 1 つです。
LN が追加能力所要量の計算に使用する式は、次のとおりです。
ACR = (R x D) + (S x F)
各項目の意味は次のとおりです。
ACR | 追加能力所要量 |
R | 品目単位ごとの所要能力 |
D | 期間全体の合計需要 |
S | 資源のセットアップについての所要能力 |
F | 最適化期間に品目が製造される回数 |
例
以下のデータがあるとします。
R: | 0.5 時間/個 |
D: | 600 個 |
S: | 1 時間 |
F: | 20 |
この場合、追加能力所要量の計算は次のようになります。
ACR = (R x D) + (S x F) = (0.5 x 600) + (1 x 20) = 300 + 20 =
320
関連期間において、該当する計画単位のすべての品目について、追加能力所要量が 320 時間であることになります。