例: 残りの使用可能能力を計算するには
特定期間における資源の残りの使用可能能力の計算は、LN が企業計画の資源分析および最適化モジュールにおいて使用するロジスティックパラメータの最適化アルゴリズムのステップの 1 つです。
LN は次の式を使用して、資源の残りの使用可能能力を計算します。
AC = (F - S) x (1 + (OP ÷ 100)) - ACR
各項目の意味は次のとおりです。
F | 資源の合計能力 |
S | 製造オーダに対して予約された能力 |
OP | 10% 超過時間パーセント |
ACR | 追加能力所要量 |
例
特定資源に対して以下のデータがあるとします。
F: | 500 時間 |
S: | 100 時間 |
OP: | 10% |
ACR: | 320 時間 |
この場合、残りの使用可能能力の計算は次のようになります。
AC = (F - S) x (1 + (OP/100)) - ACR
= (500 - 100) x (1 + 10/100)) - 320
= (400 x 1.1) - 320 = 440 - 320 = 120
該当する資源には、使用可能能力が 120 時間残っていることになります。