ジョブショップ製造計画での計画クラスタの使用
ジョブショップ製造計画は、供給ソースが [ジョブショップ] に設定されている計画品目に対して実行されます。計画品目の供給ソースは、品目 - 計画 (cprpd1100m000) セッションの [実際供給ソース] フィールドに表示されます。企業計画は、ジョブショップ製造オーダを準備するために「計画製造オーダ」を生成します。
マルチサイトコンセプトが有効
クラスタ化計画品目の部品表で資材の流れを適切にするには、部品表 (BOM) ラインの倉庫は、計画品目と同じ「計画クラスタ」にリンクする必要があり、同じサイトにリンクする必要があります。同様に、品目 - 工順 (tirou1101m000) セッションでリンクされているワークセンタは、同じ計画クラスタおよびサイトにリンクされている工程倉庫を使用する必要があります。
供給ソースが [ジョブショップ] となっている品目のすべての製造オーダをサイトに割り当てる必要があります。
製造で使用される部品表と倉庫の両方を、部品表と同じサイトにリンクします。製造予定品目の [品目 - 工順 (tirou1101m000)] セッションで選択された工順も同様です。
唯一の例外は、外注作業であり、この場合は別の外部サイトにリンクされたワークセンタと工程倉庫があります。
マルチサイトコンセプトが無効
クラスタ化計画品目の部品表で資材の流れを適切にするには、部品表 (BOM) ラインの倉庫は、同じ計画クラスタにリンクする必要があります。
計画クラスタ X の製造オーダが計画クラスタ Y から資材をリクエストするものの、2 つの計画クラスタ間で計画物流が設定されていない場合、このリクエストはオーダ計画の物流ロジックで矛盾を生み出します。これにより、計画物流オーダを通じて、計画クラスタ間でのみ出荷が処理されます。
同様に、品目 - 工順 (tirou1101m000) セッションでリンクされたワークセンタは、同じ計画クラスタにリンクされた工程倉庫を使用する必要があります。
例
以下の例で、R は「資源」、A から F は倉庫です。
Cl X | 計画クラスタ X |
Cl Y | 計画クラスタ Y |
Cl Z | 計画クラスタ Z |
品目 BIKE は資源 R で製造され、倉庫 A に保管されます。
倉庫 A は計画クラスタ X の一部です。
計画クラスタ X には、2 つの供給関係があります。
- 計画クラスタ Y および 2 つの倉庫
- 計画クラスタ Z および 2 つの倉庫
企業計画では、品目 BIKE は以下の計画品目によって表されます。
- クラスタ化品目 X BIKE は倉庫 B と C に保管される品目を表します
- クラスタ化品目 Y BIKE は倉庫 D と E に保管される品目を表します
- クラスタ品目 Z BIKE は倉庫 F に保管される品目を表します