複数会社計画

複数のロジスティック会社を含むサプライチェーンでは、種々の会社における計画活動の調整が必要です。

複数会社計画ではいくつかの側面が関係しています。たとえば、次のような側面があります。

  • 中央複数会社環境または非中央複数会社環境における、計画データの総計
  • 中央複数会社環境または非中央複数会社環境における、計画データの分散
  • 会社間での所要量の受渡
  • 複数会社の計画実行を同時に適切な順序で実行

複数会社の総計および分散

複数の会社からデータを総計したり、中央からデータを複数会社に分散する場合、「総計関係」を定義することによってこれを実行できます。この総計関係は [総計関係 (cprpd3110m000)] セッションで定義できます。

非中央複数会社計画

会社間で所要量を受け渡したい場合、非中央複数会社計画を適用できます。

非中央複数会社計画では、各会社にはそれ自体の計画実行があり、それらの計画実行は中央で調整されません。所要量は有効な「供給関係」によって種々の会社間で受け渡されます。

中央複数会社計画

種々の会社の計画実行を調整して、確実にこれらの計画実行が適切な順序で実行されるようにしたい場合、中央複数会社計画を適用する必要があります。

中央複数会社計画では、中央会社にある複数会社シナリオから計画を調整します。この複数会社シナリオは、各ローカル会社の対応するローカルシナリオにリンクします。

注: 

個別の中央会社に複数会社シナリオを置く代わりに、ローカル会社の 1 つに複数会社シナリオを定義することもできます (その会社のローカルシナリオに加えて)。