供給カレンダーに基づく物流リードタイムの分配
企業計画では、計画購買オーダの供給リードタイムには、次のリードタイムが含まれます。
- [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションからの内部処理時間
- [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションからの供給時間
- 出荷元取引先の住所と入庫倉庫との間の輸送時間。[都市別距離テーブル (tccom4137s000)] セッションまたは [郵便番号別距離テーブル (tccom4138s000)] セッションの関連する距離テーブル (利用可能な場合) に基づきます。
- [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションからの安全時間
これらのリードタイムの合計は [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションの [計算済リードタイム (日数)] フィールドに表示されます。
この他に、[品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションからの入庫リードタイムが使用されます。
計算リードタイムの使用
オーダの終了日がリードタイムの範囲外 ([品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションで定義) の場合、開始日は次のように計算されます。
- 品目/倉庫の組合せのカレンダー ([倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションを参照) を使用して入庫リードタイムを後方計画します
- その結果得られた日付から累計リードタイムを差し引きます
例: 計算リードタイムに基づく購買リードタイム
CLT | 計算リードタイム ([品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションから) |
ILT | 入庫リードタイム ([倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションから) |
O/S/E | 出庫リードタイム/安全時間/追加リードタイム |
A | 開始日 |
B | 終了日 |
C | 所要日 |
計画リードタイムの使用
オーダの最終日がリードタイムの範囲内である場合、次のように各リードタイムを個別に後方計画して供給リードタイムを決定します。
- 入庫リードタイムは、品目/倉庫の組合せのカレンダー ([倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションを参照) を使用して計画します
- 発注先の安全時間はカレンダーで計画せずに、カレンダー日数として理解します
- 輸送時間は、出荷元取引先の住所にリンクしているカレンダーを使用して計画します
- 供給時間は、出荷元取引先の住所にリンクしているカレンダーを使用して計画します。
- 内部処理時間は、品目/取引先の組み合わせに対して定義されている購買オフィスの部署カレンダーを使用して計画します。
例: 計画リードタイムに基づく購買リードタイム
IPT | 内部処理時間 ([品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションから) |
SuT | 供給時間 ([品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションから) |
TrT | 輸送時間 (距離テーブルを基準) |
SST | 発注先の安全時間 ([品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションから) |
ILT | 入庫リードタイム ([倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションから) |
O/S/E | 出庫リードタイム/安全時間/追加リードタイム |
A | 開始日 |
B | 終了日 |
C | 所要日 |
発注先がない場合
発注先なしが検出されると、企業計画は以下のデータを使用して供給リードタイムを計算します。
- 品目/倉庫の組合せのカレンダーを使用した、[倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションからの入庫リードタイム
- [品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションからの供給時間。カレンダー日数として理解
例: 発注先がない場合の購買リードタイム
SuT | 供給時間 ([品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションから) |
ILT | 入庫リードタイム ([倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションから) |
O/S/E | 出庫リードタイム/安全時間/追加リードタイム |
A | 開始日 |
B | 終了日 |
C | 所要日 |