税金計算
特に、次のタイプの取引に関する税金が計算されます。
- 販売請求書
- 購買請求書
- サービス請求書
- プロジェクト請求書
- 利息請求書
- 前払金
- 清算済値引
- 振替仕訳
前払金について税金が計算されるかどうかは、[現預金管理パラメータ (tfcmg0100s000)] セッションの [前払金/前受金の税金計算] パラメータによって決まります。
LN で控除の税金を処理する方法は、控除の税金調整を行うにはで説明されています。
税金計算レベル
通常、個々の取引ラインについて税金を計算します。
マニュアル入力された購買請求書の場合、次のセッションで [税額計算レベル] を選択できます。
- [買掛金パラメータ (tfacp0100m000)] (デフォルト値)
- [購買請求書入力 (tfacp2600m000)] (各取引用)
税金計算レベルは、次のレベルに設定できます。
- [請求書ヘッダ]
- [取引ライン]
1 つの税金コードのみが適用される購買請求書では、請求書ヘッダレベルで税金を計算できます。複数の税金コードまたは税金タイプが適用される場合は、取引ライン別に税金を計算する必要があります。
原則として、マニュアル販売請求書の作成は請求で行います。この場合、取引ラインごとに税金が計算されます。ただし、売掛金モジュールで作成したマニュアル販売請求書の場合は、[税額計算レベル] を選択するか、[売掛金パラメータ (tfacr0100s000)] セッションで選択したデフォルト値を使用することができます。
最高税額
特定の税金コードに最高税額を適用する場合は、その金額を [単一税率 (tcmcs0132m000)] セッションおよび [複数税率 (tcmcs0133m000)] セッションで指定します。
計算された税額が最高税額を超過すると、計算された税額は最高税額に置き換えられます。例については、最高税額の例を参照してください。
前払金の税金
一部の国では、一定の最低額を超える前払金/前受金に課税されます。前払金/前受金に課税する場合は、[現預金管理パラメータ (tfcmg0100s000)] セッションで [前払金/前受金の税金計算] チェックボックスをオンにします。また、[現預金管理パラメータ (tfcmg0100s000)] セッションで [税金計算の最低額] フィールドに最低額を入力する必要もあります。
前払金の支払または回収を行う場合、次のタイプの取引に税額を指定できます。
- 銀行取引
- 支払予定
- 回収予定
- [前払] タイプのスタンディングオーダ
[前払金の租税勘定] 元帳勘定および [前受金の租税勘定] 元帳勘定に単一税額が入力されます。これらの元帳勘定の定義は [税金コードに対する転記データ (tfgld0171s000)] セッションで行うことができます。
[前払金の租税勘定] 元帳勘定および [前受金の租税勘定] 元帳勘定に複数税額が入力されます。これらの元帳勘定の定義は [複数税金コード用転記データ (tfgld0170s000)] セッションで行うことができます。
清算済値引の税金
一部の国では、請求書から現金値引を控除するときなど、課税された税金が決済されます。[現預金管理パラメータ (tfcmg0100s000)] セッションで [控除の税金調整] チェックボックスをオンにすると、支払予定の税額は次の場合に調整されます。
- 値引
- 延滞
- 支払差額
支払予定の場合に決済が発生するステップは、[銀行/支払方法別転記データ (tfcmg0146s000)] セッションで定義することができます。