マージン原価構成要素の指定

関係会社間取引合意または関係会社間取引オーダの [販売原価構造の適用] チェックボックスをオンにした場合、販売エンティティの関係会社間取引利益のマージンを記帳する原価構成要素の選択が必須であるかオプションであるかは、以下のシナリオによって決まります。

  • 該当する関係会社間取引シナリオ (関係会社間取引合意 (tcitr1100m000) セッションで作業している場合)

  • 関係会社間取引シナリオと発生元ビジネスオブジェクトの組合せ (関係会社間取引オーダセッションのいずれかで作業している場合)

選択したマージン原価構成要素が品目または組立ラインの有効な原価構成要素構造の一部である場合、関係会社間取引マージンはマージン原価構成要素に記帳されます。

マージン原価構成要素が品目または組立ラインの有効な原価構成要素構造の一部でない場合、関係会社間取引マージンは、原価構成要素タイプが同一の原価構成要素の金額に加算されるか、その金額から減算されます。

製造オーダの労務ラインについてマージン原価構成要素が指定されておらず、労務原価構成要素の原価構成要素タイプが同じである場合、関係会社間取引利益のマージンは、原価構成要素間で比例配分されます。

作業手順 作業費 原価構成要素タイプ 原価構成要素 金額 (ユーロ)
OPS1 100 作業 OPS1 100
OPS2 50 作業 OPS2 50

関係会社間取引利益のマージンが 30 である場合、マージンは次のように配分されます。

作業 作業費 原価構成要素タイプ 原価構成要素 金額 (ユーロ)
OPS1 100 作業 OPS1 120
OPS2 50 作業 OPS2 60