BEMIS の概要
電子データ交換 (EDI) では、さまざまな外部標準 (VDA、UN/EDIFACT、Odette、ANSI など) のビジネス文書を指定できます。Baan Electronic Message Interchange System (BEMIS) は、外部標準を変換した内部 LN 標準です。内部標準の外部標準への変換およびその逆は EDI トランスレータで行います。
例: 次のビジネス文書/EDI メッセージはスケジュールの予測情報を含みます。
- VDA 4905
- Odette DELINS
- UN/EDIFACT DELFOR
- ANSI X12 830
これらの文書はすべて BEMIS ビジネス文書 BEMIS MRL001 (資材発行) でサポートしています。
複数会社環境では、ビジネス文書を内部でも使用できます。この場合、BEMIS メッセージを外部標準に変換する必要はありません。
BEMIS 要素
BEMIS は次の要素を使用します。
ビジネス文書には 1 つ以上の EDI メッセージが含まれます。EDI メッセージには、1 つまたは複数のデータ要素がある 1 つまたは複数のデータセグメントが含まれます。
ビジネス文書
ビジネス文書は取引先間のビジネスプロセスを説明します。
BEMIS は次の EDI ビジネス文書をサポートします。
- オーダ
- スケジュール
- 納入
- 輸送
- 請求書
- エラー処理
EDI メッセージ
EDI メッセージは、特定のビジネス文書に関して取引先間で通信されます。
BEMIS は次の EDI メッセージをサポートします。
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オーダ
オーダ (ORD) - オーダ確認/応答 (ORS)
- オーダ変更 (ORC)
- オーダ変更確認/応答 (OCA)
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スケジュール
資材発行 (MRL) - 出荷スケジュール (SHP)
- 連続出荷スケジュール (SEQ)
- ピックアップシート (PUS)
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納入
事前出荷通知 (ASN) - 入庫不一致通知 (RDN)
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輸送
運送業者への積荷情報 (FML) - 運送業者状況情報 (FMS)
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請求書
請求 (INV) - 自己請求請求書 (SBI)
- 送金通知 (RAD)
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エラー処理
エラー通知 (ERN)
メッセージ状況 (STATUS) メッセージは、前に生成された EDI メッセージの状況を更新するために使用することができます。このメッセージにのみ受信変換設定が存在します。
変換設定
変換設定は、特定のサービス/機能パック内の EDI メッセージのフォーマットに関連付けられています。
データセグメント
データセグメントは、EDI メッセージにある情報の中間単位です。データセグメントは、セット内の連続位置で識別される機能的に関連したデータ要素からなる所定のセットで構成されています。
データ要素
データ要素は BEMIS 標準で最小の名前のある品目です。測定子、値、または記述等のテキストを表します。