保管場所の使用

保管場所とは、品目が実際に保管される倉庫の一部分です。保管場所は、オプションで直接品目または品目グループに割り当てるか、保管条件に基づいて割り当てることができます。

次のようなタイプの保管場所があります。

  • 入庫場所
  • 検査場所
  • ピッキング保管場所
  • バルク保管場所
  • 発送確定保管場所
  • 隔離検査場所

保管場所は、次の目的のために使用されます。

  • 品目の入庫移動の管理
  • 品目の出庫移動の管理
  • 在庫処理の入力
  • 循環棚卸オーダの作成
  • 保管場所での品目の登録

保管場所は、[倉庫 - 保管場所 (whwmd3500m000)] セッションで指定できます。

注: 

倉庫に対する保管場所の定義はオプションです。

保管場所で許可される処理の定義

[倉庫 - 保管場所 (whwmd3100s000)] セッションの [処理] グループボックスのフィールドで、保管場所に対して入庫移動、出庫移動、または組立を許可するかどうかを指定できます。

次の表は、あるタイプの処理が特定の保管場所で許可されているかどうかを指定するために使用するチェックボックスを示しています。

チェックボックス オン オフ
入庫 入庫検査を含む入庫移動が許可されます。 不許可
出庫 出庫移動が許可されます。 不許可
転送 (入庫) 入庫転送が許可されます。 不許可
転送 (出庫) 出庫転送が許可されます。 不許可
組立 組立が許可されます。 不許可

転送は、同じ倉庫内または他の倉庫内の保管場所間での転送を指します。入庫転送は、転送の入庫部分を指します。出庫転送は、転送の出庫部分を指します。

処理タイプのチェックボックスの隣にある [ブロック] がオンになっている場合、その処理タイプにブロックが (一時的に) 適用されます。

たとえば、[入庫] チェックボックスがオンになっていて、[入庫] の隣にある [ブロック] チェックボックスがオンになっている場合、この保管場所は入庫移動を扱う保管場所として定義されています。ただし、この保管場所は、ユーザがこのチェックボックスをオンにすることになった一部の特定の状況により、入庫移動に対して (一時的に) ブロックされています。ユーザが [ブロック] チェックボックスをオフにした後に、ブロックが解除され、その保管場所の入庫機能が復元されます。