梱包品目処理

梱包品目処理は、次の状況で入庫または出庫される梱包品目について作成されます。

  • 梱包品目が、品目の梱包に使用する梱包定義または扱い単位テンプレートに含まれている
  • 梱包品目が独立して入庫または出庫される (つまり梱包品目が空である)

空の梱包品目の入庫または出庫が行われるのは、たとえば、発注先が LSP から梱包資材を受け取る場合や、破損したまたは廃止された梱包資材を LSP または顧客に返品する場合です。

梱包品目処理は、登録対象の梱包品目として定義された品目に対して自動的に作成されます。梱包品目の独立した入庫または出庫に対する梱包品目処理を自動的に作成するには、梱包品目が登録対象であり、[カスタムパラメータ (tcmcs0195m000)] の [独立梱包品目処理] パラメータが有効化されている必要があります。

梱包品目処理は [梱包品目処理 (whinr1115m000)] セッションで表示およびメンテナンスされます。この梱包品目処理は、入庫または出庫の入庫/出庫オーダラインに基づいて自動的に作成されます。

[カスタムパラメータ (tcmcs0195m000)] セッションで [独立梱包品目処理] パラメータが有効である場合、[梱包品目処理 (whinr1115m000)] セッションでタイプが [出庫] および [入庫] の梱包品目処理をマニュアルで作成することはできません。これは、対応する入庫および出庫オーダラインに梱包品目処理が自動的に作成されるためです。

梱包品目処理だけでなく、梱包品目の入庫と出庫に関する在庫処理が、[倉庫 - 品目 - ストックポイント処理 (whinr1500m000)] セッションと [品目 - 倉庫 - 在庫処理 (whinr1510m000)] セッションで作成されます。

注: 

返品オーダに基づく梱包品目処理は、プラスの入庫または出庫として登録されますが、販売返品オーダから発生した在庫処理はマイナス出庫として登録され、また購買返品に基づく在庫処理もマイナス入庫として登録されます。

循環棚卸および在庫調整

次のタイプの調整では、梱包品目処理は生成されません。

  • 循環棚卸オーダまたは在庫調整オーダに基づく在庫調整
  • 倉庫検査または隔離検査処理で生成された自動調整

在庫調整の後に、該当する梱包品目処理をマニュアルで作成する必要があります。

入庫訂正

梱包品目のプラスの入庫訂正によって、[入庫] タイプの梱包品目処理が作成されます。

梱包品目のマイナスの入庫訂正によって、[在庫調整] タイプの梱包品目処理が作成されます。

隔離検査処理と倉庫検査

不合格または廃棄済商品の隔離検査処理と倉庫検査の処理によって、梱包品目処理は作成されません。

廃棄から発生した在庫調整の場合、対応する梱包品目処理をマニュアルで作成する必要があります。

出荷資材取引

梱包品目の追跡をより広範囲で行うために、梱包品目と取引先別に出荷資材取引と取引体系を定義することをお勧めします。これにより、[出荷資材取引 (whwmd4670m0000)] セッションで梱包品目および関連する在庫移動と残高を表示できます。