梱包サービスプロバイダが所有する梱包資材の出荷資材取引

梱包サービスプロバイダなどの外部取引先が梱包資材の所有者であり、自社はその使用料を支払う必要がある場合、専用の出荷資材取引 (SMA) を作成することで、これを LN でモデル化できます。

この取引では、自社と梱包サービスプロバイダの間の梱包資材処理と、自社と顧客または発注先との間の梱包資材処理の両方を記録できます。

また、梱包サービスプロバイダの梱包資材処理レコードを表示し、必要に応じて自分で調整できます。

外部取引先の処理レコードは、[外部梱包品目処理 (whinr1116m000)] セッションで表示およびメンテナンスできます。外部取引先のレコードは、外部アプリケーション Automotive Exchange Export Manager (EXM) から伝達されます。

専用梱包サービスプロバイダの出荷資材取引の定義

  1. 出荷資材取引の設定のステップ 4、5、6 に記載されているように出荷資材取引を定義します。

    外部取引先フィールドに梱包サービスプロバイダを指定します (出荷資材取引の設定のステップ 4)。これは、出荷資材取引がこの梱包サービスプロバイダ専用であることを示し、この梱包サービスプロバイダの梱包品目処理を LN に簡単にアップロードできるようになります。

  2. [取引体系] タブで、梱包サービスプロバイダ、他の取引先、および出荷資材取引にその梱包品目処理を含める必要のある梱包品目を指定します。

次の梱包資材の供給は、梱包品目処理として記録することができません。

  • 梱包サービスプロバイダまたは他の外部取引先から自社に送付された梱包資材。これらの資材は、顧客への出荷に使用されます。
  • 顧客から送り戻された空の梱包資材

記録されないのは、これらの空の資材が、倉庫管理で定義された入庫または出荷に基づいていないためです。そのため、これらの処理は [梱包品目処理 (whinr1115m000)] セッションでマニュアルで入力する必要があります。