倉庫管理での追加コスト

追加コストを出荷に加算することができます。追加コストを出荷に加算するには、次の 2 種類の品目を使用します。

  • 原価品目
  • サービス品目

次の 2 とおりの方法で追加コストラインを出荷に関連付けることができます。

  • 追加コストラインを作成する

  • 追加コストラインをマニュアルで挿入する

追加コストラインを作成する

追加コストラインが作成されるかどうかは、販売でのコストセットの設定によって決まります。[販売追加コストセット (tdsls0624m000)] セッションを使用して、追加コストセットを設定し、コストセットに原価品目をリンクさせます。詳細については、次のトピックを参照してください: 追加コスト – 設定

出荷の合計重量、金額、または数量に基づいて適切な原価品目が設定されます。出荷の合計重量、金額、または数量には、該当する出荷のすべてのオーダラインだけでなく、販売オーダと販売スケジュール以外のオーダ発生元からのオーダラインも含まれます。販売オーダまたは出荷の 1 つ以上の品目が危険とマーク付けされている場合は、危険物に固有のコストラインを作成できます。特定の品目を危険として設定するには、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000)] セッションの [危険物] チェックボックスをオンにします。また、上記のセッションで適切なコストセットと原価品目も設定する必要があります。

特定の出荷が確定されると、倉庫管理で出荷に基づく追加コストと品目に依存した追加コストが出荷に加算されます。これらの追加コストは、[出荷 - ライン (whinh4131m000)] セッションでは別々の出荷ラインになります。出荷の追加コストラインは、倉庫管理で作成された後で販売に転送されます。販売では、出荷が確定された時点でその出荷のコストオーダが作成されます。追加コストラインの追加、変更、削除は、出荷が確定される前に [出荷 - ライン (whinh4131m000)] セッションで行うことができます。

[販売追加コストセットシナリオ (tdsls0527m000)] セッションの [対話式で追加コストを追加] チェックボックスをオンにすると、追加コストを計算するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。このチェックボックスをオフにすると、コストが自動的に加算されます。また、[出荷 (whinh4130m000)] セッションの [追加コストを計算] コマンドを使用して追加コストをマニュアルで取得するという別の選択肢もあります。この方法を使用すると、ユーザは追加コストを変更できます。

追加コストラインのマニュアル挿入

コストライン上の原価品目またはサービス品目を出荷にマニュアルで追加することもできます。また、マニュアルコストラインの数量と金額も指定できます。追加コストラインを作成し直した場合でも、マニュアルで挿入したラインに影響はありません。

原価品目の金額

原価品目の金額は、価格設定または標準販売価格から取得されます。詳細については、次のトピックを参照してください: 追加コスト – 設定。出荷のコストラインに値引を適用することはできません。作成済のコストラインには、金額だけが含まれており、数量は含まれていません。マニュアルコストラインでは、金額と数量を両方とも指定できます。ユーザは、対話式モードでコストラインを変更したり削除したりすることができます。

請求

特定の出荷に対して追加コストラインが 1 つ以上存在する場合は、倉庫管理でその出荷が確定された時点で販売コストオーダが作成されますが、これは [在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションの販売納入の更新フィールドが [直接] に設定されている場合に限ります。それ以外の場合は、コストラインが [納入 (whinh4139m000)] セッションに追加されます。この場合は、ユーザが納入処理を行い、販売で追加コストラインからコストオーダが作成されます。このコストオーダは、納入済販売オーダラインと併せて請求に発行されます。請求で出荷用の請求書が構成されると、倉庫出荷オーダ上の請求書番号と請求日が更新されます。

出荷伝票の出力

次の出荷伝票を出力できます。

  • [出荷積荷目録に原価/サービス品目を出力]

  • [梱包票の原価/サービス品目を出力]

  • [商品入庫ノートの原価/サービス品目の出力]

  • [納品書の原価/サービス品目を出力]