実行番号
実行番号は、選択範囲に割り当てられるコードです。実行番号は、選択範囲を再使用するために使います。
入庫と出庫の実行番号があります。
入庫実行番号は、次の処理で使用します。
処理 | セッション |
---|---|
入庫勧告作成 | [入庫勧告の生成 (whinh3201m000)] |
入庫勧告プットアウェイ | [入庫勧告プットアウェイ (whinh3203m000)] |
保管リストの作成 | [保管リスト生成 (whinh3415m000)] |
保管リストのプットアウェイ | [保管リスト (whinh3525m100)] |
出庫実行番号は、次の処理で使用します。
処理 | セッション |
---|---|
出庫勧告の作成 |
[出庫勧告の生成 (whinh4201m000)] [出庫勧告処理 (whinh4200m000)] |
出庫勧告の発行 |
[出庫勧告の発行 (whinh4202m000)] [出庫勧告処理 (whinh4200m000)] |
ピッキングリストの作成 | [ピッキングリストの生成 (whinh4415m000)] |
ピッキングリストのピッキング | [ピッキングリスト (whinh4525m100)] |
ピッキングリストおよび保管リストの場合、実行番号はマニュアルで指定します。
入庫勧告および出庫勧告の場合、実行番号は自動生成されるか、マニュアルで指定します。
実行番号をマニュアルで指定して選択範囲を定義する場合、選択範囲を保存するか、処理を開始したときに、実行番号が選択範囲に割り当てられます。
実行番号が生成されるのは、選択範囲を指定して処理を開始したときです。生成された実行番号は選択範囲に自動的に割り当てられます。出庫勧告の実行番号を生成するには、追加の手順が必要です。次のセクションを参照してください。
出庫勧告の実行番号の生成
実行番号を指定しないと、必要に応じて実行番号を作成するかどうかの確認が求められます。
[Yes] をクリックしたとき、選択範囲内のどのオーダにもデフォルトの実行番号が存在しない場合に、実行番号が生成されます。
選択されたいずれかのオーダのデフォルトのカンバン実行番号が [発生元別デフォルトオーダタイプ (whinh0120m000)] セッションまたは [倉庫 (whwmd2500m000)] セッションに存在する場合は、この実行番号が使用されます。実行番号は、選択範囲内のカンバンオーダと非カンバンオーダの両方に使用されます。
[いいえ] をクリックした場合に、選択されたどのオーダのデフォルト実行番号も存在しないと、出庫勧告が生成されません。デフォルト実行番号が存在する場合は、この実行番号を使用して、選択範囲内のカンバンオーダと非カンバンオーダの両方の出庫勧告が生成されます。
再使用
選択範囲は、対応する実行番号を指定すれば再使用できます。
たとえば、[出庫勧告の生成 (whinh4201m000)] セッションで選択範囲を指定して出庫勧告を生成した場合、実行番号が生成され、選択範囲に割り当てられます。
次に [出庫勧告の発行 (whinh4202m000)] セッションで実行番号を指定すると、実行番号の選択範囲の値が入力されます。
メッセージ: 「実行を再使用しますか?Yes、No、再使用を常に許可」
入庫または出庫勧告を生成するときに、処理が完了していない出庫勧告または入庫勧告に対する実行番号を指定した場合、そのことを示すメッセージが表示されます。実行を再使用するか、再使用しないか、常に再使用するかを尋ねるメッセージが表示されます。
[再使用] または [再使用を常に許可] を選択すると、選択範囲フィールドに実行番号に対応する選択範囲の値が入力されます。必要に応じて、選択を変更できます。[選択範囲の上書き] チェックボックスがオンであれば、実行番号への変更が保存されます。
選択範囲の変更
実行番号を指定して選択範囲を変更すると、実行番号の変更が保存されます。その後に、変更された選択範囲が使用されます。入庫勧告と出庫勧告の場合、変更した選択範囲を使用するには、[選択範囲の上書き] チェックボックスをオンにする必要があります。
[出庫勧告の発行 (whinh4202m000)] セッションで実行番号を指定すると、選択範囲フィールドに、実行番号に対応する選択基準が入力されます。
[出庫勧告の発行 (whinh4202m000)] セッションでの操作時に、[出庫勧告の生成 (whinh4201m000)] セッションで同じ実行番号の選択基準が変更された場合、[出庫勧告の発行 (whinh4202m000)] セッションを閉じてして再度開くまで、変更内容は [出庫勧告の発行 (whinh4202m000)] セッションで更新されません。
実行デフォルトの取得
実行番号の選択範囲の元の設定を復元するには、[出庫勧告の発行 (whinh4202m000)]、[出庫勧告処理 (whinh4200m000)]、または [出庫勧告の生成 (whinh4201m000)] セッションの [実行デフォルトの取得] オプションを使用します。
たとえば、選択範囲および対応する実行番号は [出庫勧告の生成 (whinh4201m000)] セッションで作成します。次に、この実行番号を [出庫勧告の発行 (whinh4202m000)] セッションで指定すると、その結果として、対応する選択範囲の設定が入力されます。
次に、ユーザが選択範囲を変更したとします。その後、ユーザの気が変わって元の選択範囲設定を復元する場合は、[実行デフォルトの取得] オプションを選択します。