カンバンオーダ処理

ユーザがカンバンシグナルを指定して [オーダの生成 (カンバン) (whinh2200m000)] セッションの[生成] をクリックすると、カンバンオーダがマニュアルで作成されます。

[倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションのカンバンオーダ/勧告の自動生成チェックボックスがオンの場合、[カンバンシグナル (whwmd2111m000)] セッションに新規に作成された、または新規に有効になったシグナルについてカンバンオーダが作成されます。

注: 

[倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションで [供給元倉庫] チェックボックスがオンになっている場合は、カンバンオーダの代わりにカンバンオーダ勧告が作成されます。カンバンオーダ勧告を参照してください。

カンバンオーダは、転送オーダ購買オーダ、または製造オーダにすることができます。作成されるオーダのタイプは、品目の供給設定によって異なります。カンバン設定を参照してください。

カンバン製造オーダの自動発行

カンバン製造オーダは自動的に発行することも、マニュアルで発行することもできます。[製造オーダの発行 (tisfc0204m000)] セッションを使用して、製造オーダをマニュアルまたはバッチで発行することができます。

[オーダの生成 (カンバン) (whinh2200m000)] セッションで作成されたカンバン製造オーダは、このセッションの [製造オーダの発行] チェックボックスがオンの場合に自動的に発行されます。

[製造オーダ勧告の転送 (whina3202m000)] セッションで [製造オーダの発行] フィールドが [Yes] または [デフォルト] に設定されている場合は、製造オーダが自動的に発行されます。

[デフォルト] に設定されている場合は、選択範囲内の製造オーダ勧告の品目と倉庫の組合せの設定によって、生成された製造オーダが自動的に発行されるかどうかが決まります。

[倉庫別品目データ (whwmd2510m000)] セッションの [製造オーダの自動発行] チェックボックスがオンになっている倉庫と品目の組合せでは、製造オーダが自動的に発行されます。このチェックボックスがオフになっている倉庫と品目の組合せでは、[製造オーダの発行 (tisfc0204m000)] セッションを使用して製造オーダをマニュアルで発行する必要があります。

カンバンオーダ処理でのカンバンシグナルの状況

カンバンシグナルについてカンバンオーダが作成されると、カンバンシグナルの処理状況が [オーダ済] に設定されます。オーダは、[カンバンシグナル別オーダ (whwmd2512m000)] セッションに表示されます。オーダラインが作成されるカンバンシグナルは、[入庫オーダラインカンバンシグナル (whinh2518m000)] セッションに表示されます。このセッションでは、各カンバンシグナルの数量が表示されます。

倉庫移動オーダでは、転送オーダの作成時に、この情報が表示されます。購買オーダおよび製造オーダでは、購買オーダまたは製造オーダから倉庫オーダが作成されると、この情報が表示されます。

カンバンオーダが削除されると、関連するカンバンシグナルの処理状況は [在庫] に戻ります。

入庫オーダラインが入庫すると、カンバンシグナルの処理状況が [入庫済] に設定されます。入庫オーダラインの各カンバンシグナルに、入庫ラインが作成されます。入庫ラインと入庫ラインの数量は、[入庫オーダラインカンバンシグナル (whinh2518m000)] セッションに表示されます。これにより、倉庫担当者のカンバン品目の入庫と入庫の透明性が強化されます。

入庫が確認されると、カンバンシグナルの処理状況が [在庫] に設定されます。

注: 

カンバンシグナルには、[状況] と [カンバンシグナル処理状況] があります。状況は、カンバンループでシグナルが使用されているかどうかや、現在は使用されていないが再使用可能か、または完全に無効かを示します。処理状況は、カンバンオーダ処理でのシグナルの進捗を示します。