倉庫検査でのストックポイントの統合

ストックポイントを 1 つの倉庫検査に統合チェックボックスの設定によって、少量のロット品目またはシリアル番号付品目、LIFO/FIFO 品目、または複数の扱い単位に含まれる品目の検査と検査ラインの作成方法が決まります。

このチェックボックスがオンの場合、入庫/出庫勧告ライン、入庫ライン、保管リスト、またはピッキングリストにある異なるストックポイント詳細ごとに、別の検査ラインが作成されます。

このチェックボックスがオフの場合、入庫/出庫勧告ライン、入庫ライン、保管リスト、またはピッキングリストにある異なるストックポイント詳細ごとに、別の倉庫検査が作成されます。

このトピックでは、入庫および出庫検査について説明します。在庫検査の詳細については、在庫検査を参照してください。

多量ロット番号とシリアル番号の入庫

多量ロット番号またはシリアル番号を持つ勧告ラインまたは入庫ラインから検査ラインが作成されるときに、ロット番号またはシリアル番号は [入庫ラインストックポイント詳細 (whinh3123m000)] セッションから検査ラインにコピーされます。

シリアル番号付品目それぞれについて、検査ラインが作成されます。

検査ラインに破壊済数量と不合格数量を指定すると、不合格または破壊済のロット番号とシリアル番号は [入庫ラインストックポイント詳細 (whinh3123m000)] セッションで更新されます。処理後に、この情報を使って、不合格品目を扱う隔離検査 ID または調整オーダが作成されます。

少量シリアルの入庫

発生元が [JSC 生産] の倉庫オーダで入庫した少量シリアル番号付品目については、[ストックポイントを 1 つの倉庫検査に統合] チェックボックスがオンの場合、多量シリアルと同じ方法で入庫検査が作成されます。シリアル番号付品目の製造が完了したという報告があると、入庫オーダラインが 1 つの倉庫オーダが作成され、[入庫オーダラインのロット/シリアル (whinh2116m000)] セッションにシリアル番号が登録されます。その入庫オーダラインから、1 つの検査が作成され、シリアル番号付品目それぞれについて、検査ラインが作成されます。

多量ロット番号とシリアル番号の出庫

多量ロット番号またはシリアル番号を持つ出庫勧告ラインから検査ラインが作成されるときに、ロット番号またはシリアル番号は [ロット/シリアルの出庫勧告 (whinh4126m000)] セッションから検査ラインにコピーされます。

シリアル番号付品目それぞれについて、検査ラインが作成されます。

ロット番号とシリアル番号を検査ラインに登録できます。別の方法として、登録を延期して、検査または検査ラインの処理が終わり、出庫勧告が発行される時点まで待つこともできます。この時点で、ロット登録とシリアル登録は [出荷ラインストックポイント詳細 (whinh4133m000)] セッションで実行されます。