処理後の倉庫検査

入庫検査では、保管場所が管理されている倉庫の場合、承認済数量と処理済数量を検査場所から保管場所に移動する入庫勧告が作成されます。倉庫手順の設定によって、入庫勧告の生成およびプットアウェイのステップが自動的に実行されるかどうかが決まります。保管場所が管理されていない倉庫の場合、承認済数量は処理時に自動的に倉庫在庫に追加されます。不合格品目数量は、調整オーダを通じて在庫から削除されるか、入庫勧告なしで隔離検査倉庫または隔離検査場所に送られます。破壊済数量は、自動的に作成された調整オーダを通じて在庫から削除されます。

出庫検査では、承認済品目と処理済品目の出荷ラインが作成されます。不合格品目数量と処理済品目数量は、調整オーダを通じて在庫から削除されるか、出庫手順と出荷手順を使わないで隔離検査倉庫または隔離検査場所に送られます。不合格数量は対応する出庫オーダラインにリストされます。

このトピックでは、入庫および出庫検査について説明します。在庫検査の詳細については、在庫検査を参照してください。

所有権

処理後に、承認済数量、不合格数量、または (入庫のみ) 破壊済数量の所有権詳細が [入庫ライン所有権 (whinh3521m000)] セッションで更新されます。そこから、承認済数量を使って在庫所有権情報が更新されます。不合格数量と破壊済数量の所有権情報は、在庫調整オーダの入力として使用されます。隔離検査機能が導入されている場合、不合格在庫の所有権は隔離検査に保管されます。

出庫検査では、承認済数量の所有権詳細が出庫勧告に渡され、それを使って出荷ラインの所有権詳細が作成され、所有者ごとの在庫レベルが更新されます。

ペグ配分

検査されたオーダラインがプロジェクトペギングである場合、対応するプロジェクトペグについて、検査処理後の調整された在庫レベルが更新されます。