品質管理 - 倉庫検査の統合

品質検査が品目、オーダ、または取引先に適用できる場合、品質検査と倉庫管理検査の両方が入庫または出庫検査処理に関係します。

[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの [品質管理 (QM)] フィールドで、品質を導入するかどうかを指定できます。[品質管理パラメータ (qmptc0100m000)] セッションでは、品質を使用するオーダ発生元を指定できます。

品質検査が導入され、[在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションの [ストックポイントを 1 つの倉庫検査に統合] チェックボックスがオンの場合、倉庫検査が作成され、検査が作成されたオーダライン全体が以下の処理を受けた後、品質検査が作成されます。

  • 入庫

    検査場所にプットアウェイ。または、検査場所が使用されない場合は、オーラダイン全体の入庫が確認されます。
  • 出庫

    ピッキング

[ストックポイントを 1 つの倉庫検査に統合] チェックボックスがオフの場合は (そして品質検査が導入されている場合は)、倉庫検査が作成され後に、品質検査が作成されます。倉庫検査は、オーダライン数量の一部がプットアウェイ、確認、またはピッキングされた瞬間に作成されます。

ユーザが [倉庫検査概要 (whinh3122m000)] セッションまたは [倉庫検査 (whinh3622m000)] セッションの [処理中のセット] をクリックした場合は、品質検査も作成されます。

[倉庫 (whwmd2500m000)] セッションまたは [倉庫別品目データ (whwmd2510m000)] セッションで品質 (QM) による倉庫入庫オーダタイプの無効化チェックボックスがオンであり、かつ試験の組合せが利用可能な場合は、倉庫検査手順が存在しなくても、品質および倉庫管理で検査が作成されます。試験の組合せは [テストの組合せ (qmptc0119m000)] セッションで指定します。品質設定による入庫検査の決定を参照してください。

[テストの組合せ (qmptc0119m000)] セッションの設定は、品質検査が検査手順で先行するかどうかを決定します。先行する場合、品質検査結果は倉庫検査で更新され、倉庫検査は品質検査が処理されるときに処理されます。

先行しない場合、品質検査結果は [倉庫検査概要 (whinh3122m000)] セッションまたは [倉庫検査 (whinh3622m000)] セッションでデフォルト値として挿入されます。ユーザはこの結果を調整して、倉庫検査を処理することができます。倉庫検査は品質検査も処理します。

有効化コードと設計改訂

品質を使用している場合、[ストックポイントを 1 つの倉庫検査に統合] チェックボックスの設定とは無関係に、有効化コードと設計改訂の組み合わせごとに別の検査が作成されます。これは、品質によって有効化コードと設計改訂の組み合わせごとのテスト組み合わせが決まり、したがって、組み合わせごとにオーダ検査が必要になるためです。

複数所有権の処理

品質では所有権データは保管されません。そのため検査に複数の所有権レコードがある場合、品質検査結果が間違った倉庫管理検査ラインを更新することがあります。これを防ぐために、品質によって倉庫管理検査の検査結果が更新されるときには、警告が表示されます。ユーザはそこで倉庫管理検査ラインを調整できます。これは品質が先行している場合も当てはまります。