倉庫供給構造
直接資材供給 (DMS) を開始して使用する前に、倉庫供給構造を少なくとも 1 つは定義する必要があります。
倉庫供給構造の定義
倉庫供給構造を設定するには、次のステップを実行します。
- [倉庫供給構造 (whinh6140m000)] セッションで、新しいコードと適切な記述を入力します。
- 新しく作成されたレコードをダブルクリックします。
- [倉庫供給構造関係 (whinh6141m000)] セッションで、必要に応じて関係を追加します。
例
次の供給構造を作成するには...
[倉庫供給構造] STRUCT1 | ||||
---|---|---|---|---|
供給倉庫 | 移動先倉庫 | 入庫から供給を許可 | JSC 入庫からの供給を許可 | 在庫から供給を許可 |
A | B、B1、B2、E | [Yes] | [Yes] | [Yes] |
A | C、C1、C2 | [Yes] | [No] | [Yes] |
B | B1、B2 | [Yes] | [Yes] | [No] |
C | C1、C2 | [No] | [No] | [Yes] |
E | E1、E2 | [Yes] | [Yes] | [No] |
...次の 1 対 1 の関係を定義する必要があります。
[倉庫供給構造] STRUCT1 | ||||
---|---|---|---|---|
供給倉庫 | 移動先倉庫 | 入庫から供給を許可 | JSC 入庫からの供給を許可 | 在庫から供給を許可 |
A | B | [Yes] | [Yes] | [Yes] |
A | B1 | [Yes] | [Yes] | [Yes] |
A | B2 | [Yes] | [Yes] | [Yes] |
A | E | [Yes] | [Yes] | [Yes] |
A | C | [Yes] | [No] | [Yes] |
A | C1 | [Yes] | [No] | [Yes] |
A | C2 | [Yes] | [No] | [Yes] |
B | B1 | [Yes] | [Yes] | [No] |
B | B2 | [Yes] | [Yes] | [No] |
C | C1 | [No] | [No] | [Yes] |
C | C2 | [No] | [No] | [Yes] |
E | E1 | [Yes] | [Yes] | [No] |
E | E2 | [Yes] | [Yes] | [No] |
1 つの倉庫とその他すべての倉庫との関係を定義するには、相手側の倉庫タイプフィールドを空のままにします。次の例では、供給倉庫 A の在庫から、その他すべて移動先倉庫への供給が許可されます。
[倉庫供給構造] STRUCT1 | ||||
---|---|---|---|---|
供給倉庫 | 移動先倉庫 | 入庫から供給を許可 | JSC 入庫からの供給を許可 | 在庫から供給を許可 |
A | [No] | [No] | [Yes] |
注:
供給構造を定義した後、[倉庫管理ユーザプロファイル (whwmd1540m000)] セッションの [その他] タブにある対応フィールドで、構造を指定する必要があります。これを指定しないと、DMS を使用することができません。
倉庫供給構造の使用
DMS 計画を実行するときに、倉庫供給構造関係を考慮します。
特定の倉庫と品目の組合せに DMS 計画を開始する場合、どの供給関係を現在の処理に適用するかがチェックされます。それぞれの適用可能な供給関係について倉庫供給構造を調べて、どの移動先倉庫の需要を考慮すべきかをチェックします。
前述の例で言えば、倉庫 A で JSC オーダの入庫が確認された後に、倉庫 B、B1、B2、および E で需要が考慮されるということです。
注:
同じ倉庫供給クラスタ内で、DMS 供給倉庫からの需要のみが考慮されます。これには供給倉庫への直接の需要も含まれます。
移動先倉庫に供給可能かどうかを判断するために、次のステップが実行されます。
- [在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションで [倉庫供給構造を使用] チェックボックスがオフになっている場合は、供給関係に対する制約はなく、すべての供給関係が許可されます。これ以上のチェックは実行されません。
- [倉庫供給構造を使用] チェックボックスがオンになっている場合は、現行ユーザのユーザプロファイルが取得されます。ユーザプロファイルが存在しない場合またはそのユーザの供給構造が空の場合は、そのユーザには DMS の実行権限がないので、移動先倉庫に供給することはできません。
- ユーザが供給構造への DMS の実行を許可されている場合は、供給倉庫と移動先倉庫との関係が、倉庫供給構造関係の中で検索されます。そのような関係が適用される (現在の日付が [発効日] と [有効期限] との間にある) 場合は、この関係を使用して移動先倉庫に供給できるかどうかが判断されます。
- この供給構造に供給倉庫と移動先倉庫との関係が存在しない場合、またはその関係が適用されなくなっている場合は、供給倉庫と空の移動先倉庫との関係が検索されます。このタイプの関係が適用される (現在の日付が [発効日] と [有効期限] との間にある) 場合は、この関係を使用して移動先倉庫に供給できるかどうかが判断されます。
- この供給構造に供給倉庫と空の移動先倉庫との関係が存在しない場合、またはその関係が適用されなくなっている場合は、空の供給倉庫と空の移動先倉庫との関係が検索されます。このタイプの関係が適用される (現在の日付が [発効日] と [有効期限] との間にある) 場合は、この関係を使用して移動先倉庫に供給できるかどうかが判断されます。
- (有効な) 関係が見つからない場合は、移動先倉庫に供給することはできません。