サービスオーダ/活動/メンテナンス販売オーダに関する保証処理

サービスオーダ活動またはメンテナンス部品ラインにリンクされている原価ラインは保証の適用対象にすることができます。当該保証は、シリアル番号付品目管理保証または一般保証になります。サービスオーダ活動に適用される保証は、[シリアル番号付品目保証] タイプまたは [保証] タイプのいずれかです。

一般保証

一般保証は、見込品目およびシリアル番号付品目、サービスタイプ、サービスオーダ活動、メンテナンス部品ライン、顧客クレーム、コール、コール請求書、メンテナンス販売見積ラインに関して定義できます。

[サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)] または [メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションでシリアル番号付品目が定義されていない場合は、[保証] のデフォルト値が [サービスタイプ (tsmdm0130m000)] セッションから取得されます。[サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)] または [メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで [保証タイプ] フィールドが [一般保証] に設定されます。

注: 
  • [サービスタイプ (tsmdm0130m000)] セッションの [一般保証の強制適用] チェックボックスがオンの場合は、[サービスタイプ (tsmdm0130m000)] セッションで [一般保証] を定義する必要があります。[サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)] または [メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで [保証タイプ] フィールドが [一般保証] に設定され、サービスタイプの一般保証がデフォルト設定されます。
  • [サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)] または [メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで定義された [適用範囲時間] が、[一般保証 (tsctm5100m000)] セッションで定義された [一般保証] の [発効日] から [失効日 ] までの期間内にない場合は、[保証タイプ] フィールドが [一般保証] に設定されますが、[サービスタイプ (tsmdm0130m000)] セッションからデフォルト設定された [保証] は消去されます。

シリアル番号付保証

[サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)] または [メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションでは、[シリアル番号付品目 (tscfg2100m000)] セッションでシリアル番号付品目に関して定義されたシリアル番号付保証が使用されます。次のシナリオが考えられます。

  • [シリアル番号付品目 (tscfg2100m000)] セッションで [シリアル番号付品目保証条件] チェックボックスがオンになっており、[テンプレート] フィールドが指定されている場合は、[保証タイプ] フィールドが [シリアル番号付品目保証] に設定されます。保証条件が失効し、適用可能な 「一般保証」 が存在しない場合、[保証タイプ] は [保証なし] に設定されます。
  • [シリアル番号付品目 (tscfg2100m000)] セッションで [シリアル番号付品目保証条件] チェックボックスがオフになっており、[一般保証] フィールドが指定されている場合は、[保証タイプ] フィールドが [一般保証] に設定されます。保証条件が失効している場合、[保証タイプ] は[保証なし] に設定されます。
注: 
  • [サービスタイプ (tsmdm0130m000)] セッションの [一般保証の強制適用] チェックボックスがオンの場合は、[サービスタイプ (tsmdm0130m000)] セッションで [一般保証] を定義する必要があります。[サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)] または [メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで [保証タイプ] フィールドが [一般保証] に設定され、サービスタイプの一般保証がデフォルト設定されます。
  • [サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)] または [メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで定義された [適用範囲時間] が、[一般保証 (tsctm5100m000)] セッションで定義された [一般保証] の [発効日] から [失効日 ] までの期間内にない場合は、[保証タイプ] フィールドが [一般保証] に設定されますが、[サービスタイプ (tsmdm0130m000)] セッションからデフォルト設定された [保証] は消去されます。

[保証なし] に設定された保証

[サービスタイプ (tsmdm0130m000)] セッションでも、シリアル番号付品目に関しても [保証] が定義されていない場合は、[サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)] または [メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで [保証タイプ] フィールドが [保証なし] に設定されます。

デフォルト保証タイプのマニュアル設定

デフォルト保証タイプがマニュアルで変更されると、適用可能な保証も、次のように再度デフォルト設定されます。

  • [保証なし] から [シリアル番号付品目保証] への変更: シリアル番号付品目に関する保証条件が失効した場合、オーダ活動の適用範囲時間はシリアル保証条件の失効日に設定されます。サービスオーダ活動に関してシリアル番号付保証がデフォルトで設定されます。
  • [保証なし] から [一般保証] への変更: 一般保証およびシリアル番号付保証が適用されない場合は、[保証タイプ] を [保証なし] から [一般保証] に変更することができます。[保証] フィールドが有効になり、一般保証を定義できます。
  • [シリアル番号付品目保証] から [一般保証] への変更: シリアル番号付品目保証がサービスオーダに適用可能であり、関連する原価を一般保証に割り当てる必要がある場合は、[保証] フィールドが有効になり、サービスタイプの [一般保証] がデフォルト設定されます。

サービスオーダ原価の見積

見積サービスオーダ/部品ラインの原価ラインでは、[サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)] または [メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで [保証] フィールドが定義されている場合に、見積原価ラインに関する [保証] チェックボックスがオンになります。

実際サービスオーダ原価の登録

サービスオーダ/部品ラインの原価ラインでの実際原価の登録時は、サービスオーダ/部品ラインにリンクされている原価ラインの保証適用範囲が計算されます。

[サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)] または [メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで [保証タイプ] フィールドが [シリアル番号付品目保証] に設定されている場合、適用範囲の計算は、シリアル番号付品目保証の保証適用範囲条件に基づいて行われます。

[サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)] または [メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで [保証タイプ] フィールドが [一般保証] に設定されている場合、適用範囲の計算は、[サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)] または [メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで定義された [保証] に基づいて行われます。

サービスオーダの原価ラインの原価計算

サービスオーダ/部品ラインの原価ラインの [状況] が [原価計算済] に設定されている場合は、財務統合取引が生成されます。[保証適用範囲条件 (tsctm1120m500)] セッションで割当金額が [所要割引] 金額に転送されます。新規レコードが [保証取引 (tsctm5101m000)] セッションに挿入されます。

履歴へのサービスオーダの転記

クローズ済および取消済のサービスオーダ/メンテナンス販売オーダはサービスオーダ/メンテナンス販売オーダ履歴に転記され、保証タイプと保証コードも履歴にコピーされます。