サービスオーダの見積処理

[サービスオーダパラメータ (tssoc0100m000)] セッションの [適用範囲計算を見積に使用] チェックボックスがオンの場合は、見積を処理してサービスオーダに変換する際に見積サービスオーダ原価ラインが作成されます。この見積データは、見積原価ラインのデフォルト設定となります。見積フェーズ (サービスオーダの状況が [フリー] または [計画済] の場合) で関連する見積が修正されると、それに対応する見積原価ラインも更新されます。

見積が処理されてサービスオーダに変換されると、次のように、見積の [提案方法] の設定値に応じてサービスオーダの [価格設定方法] が更新されます。

• 見積の [提案方法] が [固定] に設定されると、次の項目の [価格設定方法] が [見積固定] に設定されます。
  • サービスオーダ
  • サービスオーダ活動と追加のサービスオーダ活動 (存在する場合)
  注: 

  この値は修正できません。

• 見積の [提案方法] が [固定プラス] に設定されると、次の項目の [価格設定方法] が [見積固定プラス] に設定されます。
  • サービスオーダ
  • サービスオーダ活動と追加のサービスオーダ活動 (存在する場合)
  注: 

  [価格設定方法] を修正できるのは、追加のサービスオーダ活動の場合だけです。これに伴って、関連する原価ラインも更新されます。

• 見積の [提案方法] が [予算インジケータ] に設定されている場合は、原価ラインごとに指定されている税金詳細に基づいて、関連するサービスオーダにリンクされているすべての原価ラインが個別に請求されます。

サービスオーダでは、関連する見積の [提案方法] が [固定] または [固定プラス] に設定されている場合に、[原価タイプ] フィールドが [見積請求] に設定された原価ラインが [サービスオーダ雑費 (tssoc2142m000)] セッションで作成されます。合意済見積金額は、この原価ラインで指定され、この金額が請求で考慮されます。

見積にリンクされているサービスオーダ原価ラインの [見積] チェックボックスがオンの場合は、これらの原価ラインの [請求額] がゼロに設定されるため、原価ラインを請求できません。このチェックボックスは、オフに設定することができません。

デフォルトで、このチェックボックスは追加の原価ラインに対してもオンに設定されます。これらのラインに対してこのチェックボックスをオフに設定できるのは、サービスオーダ/活動の [価格設定方法] が [見積固定プラス] に設定されている場合だけです。[価格設定方法] が [見積固定] に設定されている場合は、このチェックボックスをオフにすることができません。このため、追加の原価ラインは請求されません。

以下に対して価格と割引は再計算できません。

• 原価ライン ([見積] チェックボックスがオンの場合)
• サービスオーダまたは活動 ([価格設定方法] が [見積固定] または [見積固定プラス] に設定されている場合)