サービスオーダ見積の作成

価格合意が一度だけ必要な場合は、サービス契約見積の代わりにサービスオーダ見積を使用します。サービスオーダ見積を簡単に修正して、顧客との契約を最適化することができます。これ点が、サービスオーダではなく、見積を最初に作成する利点です。サービスオーダ見積を作成するには、次の手順を実行します。

  1. [サービスオーダ見積 (tssoc1100m000)] セッションを使用して、「サービスオーダ見積」 を定義します。
  2. [サービスオーダ見積構成ライン (tsctm1110m400)] セッションを使用して、シリアル番号付品目/活動ラインを定義します。
    サービスオーダ見積が適用される品目、シリアル番号付品目、および参照活動をメンテナンスすることができます。参照活動の所要量ラインが定義されている場合は、その所要量ラインがサービス計画および概念データからサービスオーダ見積の原価条件にコピーされます。
  3. 次のセッションで、追加の適用範囲条件を定義します。
    • [サービスオーダ見積交通費条件 (tsctm1130m400)]
    • [サービスオーダ見積材料費条件 (tsctm1131m400)]
    • [サービスオーダ見積労務費条件 (tsctm1132m400)]
    • [サービスオーダ見積雑費条件 (tsctm1136m400)]
  4. [サービスオーダ見積適用範囲条件 (tsctm1120m400)] セッションで、原価条件に関する適用範囲フェーズを定義します。
  5. [サービスオーダ見積構成ライン合計 (tsctm1502m400)] セッションで、付加費用/割引条件を定義します。付加費用/割引は、サービスオーダ見積ごとに定義するか、適用範囲タイプごと定義するか、サービスオーダ見積と適用範囲タイプの両方に対して定義することができます。
  6. 適用範囲/原価条件、適用範囲フェーズ、および付加費用/割引条件をすべて指定した後で、[サービスオーダ見積書の出力 (tssoc1400m000)] セッションを使用して、サービスオーダ見積書を出力します。
  7. 販売先取引先がサービスオーダ見積を承認した場合は、見積の状況を [承認済] に変更できます。
  8. [サービスオーダ見積 (tssoc1100m000)] セッションの適切なメニューにある [承認] オプションを使用して、サービスオーダ見積を承認します。新しいウィンドウが表示され、このウィンドウで [承認] をクリックします。
    注: 
    • 販売先取引先がサービスオーダ見積の変更を要求している場合にサービスオーダ見積を修正するには、次の手順を実行します。
      1. [サービスオーダ見積 (tssoc1100m000)] セッションにアクセスし、見積の状況を [フリー] に設定します。
      2. 適切なメニューの [修正] をクリックします。
      3. 表示されたウィンドウで [修正] をクリックします。
      4. ステップ 3 以降の手順を繰り返します。
    • 販売先取引先がサービスオーダ見積を拒否した場合は、見積の状況を [取消済] に更新する必要があります。サービスオーダ見積を拒否するには、[サービスオーダ見積 (tssoc1100m000)] セッションにアクセスして、適切なメニューの [部品入庫ライン] をクリックし、表示されたダイアログボックスで [拒否] をクリックします。これで、サービスオーダ見積を履歴に移動できるようになります。