デポ修理用資材フローで外注

部分組立品が外注された場合、[作業オーダ出庫部分組立品 (tswcs4150m000)] セッションで [出庫部分組立品のアクション] が [外注へ] に設定された出庫部分組立品が作成されます。この部分組立品が処理されたときに、外注活動が作成されます。

外注活動を計画し発行すると、原価品目の 「その他資源」 ラインが作成され、それに基づき、購買要求または購買オーダ上の出庫部分組立品で資材供給ラインまたは購買オーダが作成されます。[購買オーダ資材供給ライン (tdpur4116m000)] セッションで、外注活動にリンクされた資材の資材供給ラインも作成されます。

注: 

「計画」 外注 (作業オーダの作成時に外注活動が作成される) は資材フローのみをサポートしており、完成品/部分組立品フローをサポートしていません。

次のシナリオが考えられます。

シナリオ 1: 外注先への品目の出庫および同一品目の入庫

品目 (シリアル番号付) のメンテナンス販売オーダがマニュアルで作成されるか、またはコールから生成されます。部品メンテナンスライン上の品目が指定されると、関連作業オーダが生成されます。詳細については、外注フローを参照してください。

この作業オーダ活動の購買オーダが生成されるのは、[外注] チェックボックスがオンの場合のみです。修理対象の品目は、出庫部分組立品の作成により指定されます。

修理対象の品目を外注先に転送するために、この資材供給ラインから倉庫転送オーダが生成されます。品目を修理した後、外注先は品目を倉庫に返品するため、品目は購買オーダライン上で入庫されます。次に、入庫部分組立品を使用して、その品目が作業センタに発行されます。すべての活動が完了し、関連 MSO が更新された後、作業オーダがクローズされます。修理品目が顧客に返送され、請求書が顧客に送付されます。MSO 上の購入請求書が原価計算され、顧客に送付された購入請求書が売掛金で管理されます。

注: 

このシナリオでは、修理対象の品目の所有者は顧客です。

シナリオ 2: 外注先への品目と部品の出庫および同一修理品目の入庫

品目を外注する処理はシナリオ 1 の記述と同じであり、修理対象の追加コンポーネントは、品目とともに外注先に送られます。このコンポーネントは資材供給ライン上で指定されます。

注: 

追加コンポーネントは会社所有または顧客所有です。

品目および追加コンポーネントを外注先に転送するために、この資材供給ラインから倉庫転送オーダが生成されます。品目を修理した後、外注先は品目を倉庫に返品します。次に、その品目が作業センタに発行されます。すべての活動が完了し、関連 MSO が更新された後、作業オーダがクローズされます。修理品目が顧客に返送され、請求書が顧客に送付されます。MSO 上の購入請求書が原価計算され、顧客に送付された購入請求書が売掛金で管理されます。

注: 
  • 品目が外注先から倉庫に戻された場合、バックフラッシュ (管理倉庫の在庫を減らす) が必要です。
  • このシナリオでは、修理対象の品目の所有者は顧客です。

シナリオ 3: 外注先への品目と資材の出庫および同一修理品目と故障部品の入庫

品目を外注する処理はシナリオ 2 の記述と同じであるが、品目の修理後、外注先は故障部品とともに品目を倉庫に戻します。

シナリオ 4: 品目 A シリアル 123 の出庫およびシリアル番号が異なる/別の品目 A または品目 B の入庫

このシナリオでは、修理が予定されている品目が追加コンポーネントとともに外注先に送られます。品目および追加コンポーネントを外注先に転送するために、資材供給ラインから倉庫転送オーダが生成されます。品目を修理した後、外注先は品目を倉庫に返品します。

このシナリオでは、外注先から返品された品目のシリアル番号が異なっているため、作業オーダやメンテナンス販売オーダなどの関連オーダを新しいシリアル番号で更新する必要があります。

注: 

サービス契約が古いシリアル番号に指定され、新しいシリアル番号に指定されていない場合、品目は入庫できません。したがって、品目などの高レベルで契約を定義することを推奨します。

これらのシナリオをサポートするために、次の処理が可能です。

  • 完成品/部分組立品フロー (外注先との間)
  • 外注先への部品 (材料) フロー
  • 外注先からの故障部品フロー